エバ夫婦の山紀行ログ

道産子60代、四季を通じて主に夫婦で登った北海道の山を中心に紀行文を載せています。アウトドア大好き夫婦。

横津岳(1167m)~烏帽子岳(1078m)~袴腰岳(1108m)

2022年12月15日 | 山紀行 (道南)
※ ブログ開設前の山行記をアップしました・・・
横津岳 (1167m)烏帽子岳(1078m)袴腰岳(1108m)
■ 山 行 日      2008年9月28日 (日)
■ ル ー ト      巴スカイラインコース (通称 横津岳コース)
■ メ ン バ ー       夫婦登山 №34
■ 登 山 形 態       登山道
■ 地 形 図      1/25000地形図   「横津岳」
■ 三角点・点名     袴腰岳 一等三角点  点名「袴腰岳 ハカマコシダケ」
             他、標高点のみ、三角点無し

■ コースタイム     登り 2時間16分   下り 1時間32分
<登り>      
06:40          登山口ゲート出発
07:05          縦走路分岐
07:18          横津岳 (1167m) 頂上
07:23          出発
07:30          縦走路分岐
08:07          烏帽子岳分岐
08:12          烏帽子岳 (1078m) 頂上 (横津岳から49分)
08:25          出発
08:28          袴腰岳分岐
08:50          ニセピーク (1100m 北西ピーク)
08:56          袴腰岳 (1108m) 頂上 (烏帽子岳から31分)
<下り>
09:20          下山開始
09:36          憩野森 (ダケカンバ林)   
09:45          袴腰岳分岐
09:48          烏帽子岳分岐
10:30          縦走路分岐
10:52          登山口ゲート




★ 晩秋は道南へ・・・
私が仕事で函館に向かう時、必ずや列車の車窓から望む三山(横津岳、烏帽子岳、袴腰岳)であるが、
遠い遠い山になっていた。昨年は一度計画を立てて登山口となる七飯町まで来ていたのに予定日が
雨となり中止にしていた。それだけにずっと気になっていた1000m超峰三山だったので今回のリベ
ンジ計画で出発する事になった。


★ 登山口前泊のエピソードは割愛・・・
当時の紀行文には、前日自宅から出発するところから登山口まで登って来た経緯まで詳しく書か
れているが、長文に付き割愛させて頂いた。


★ 寝坊してしまった!・・・
4:00 起床の目覚ましに二人とも気が付かず、ぐっすりと寝込んでしまった。
目が覚めたのは 5:20 である。慌てて起きて外を覗うと間もなくのご来光と素晴らしい青空が迎え
てくれた。「リベンジで遠くまで来て良かったね!」と、朝の会話をしながら予定の 6:00 出発は
無理と諦め、コーヒーと簡単な朝食で出発する事にした。朝食は、昨日のサケ鍋にパックライスを
入れたオジヤ風と玉子焼きで済ませる。

6:40 登山開始。
気温 6 ℃。快晴。ゲート前の入林ポストに記入してゲートの横を潜る。舗装された道路を横津岳の
山頂に向けて歩き出す。晩秋のキリッと身の締まる寒さも心地良く着込んだフリースが丁度良い暖
かさだ。
7:05 縦走路の分岐 (案内標識あり) 。
更に登って 7:18 建設中の航空レーダー基地と横津岳頂上に着く。

横津岳には頂上標識は無く、航空レーダー基地の裏側にあるケルン状に積まれた石が頂上と思われ
る。先ずは登頂の握手と記念写真を撮り、駒ケ岳の眺望を楽しんで早々縦走路へ向かう事にしたが
登り始めて僅か 38 分で頂上という遠い遠い旅の成果としては、余りにも呆気ない登頂だった。

しかし、本来ならゴルフ場のずっと下から登るか新中野ダムコースでないと登れなかった時代を思
うとこれも「ありがたい」話なのである・・と納得。



ゲート前の駐車場・・昨夜はここで車中泊


駐車場にあった各案内板


レーダー基地までの舗装路を歩く・・・


縦走の分岐と目指す「横津岳頂上」


「横津岳 (1167m) 」頂上 初登頂!・・・山頂標識は無くケルンだけがあった。背景は駒ヶ岳

★ ハイキング的縦走路・・・
頂上から数分で縦走路分岐に戻る。分岐には新しい案内標識が設けられ (2007年9月設置) 烏帽子岳
への縦走路を辿る。少しの間はまだ細い舗装路が続くが、やがてアンテナ施設から笹の刈り分け道
となり広大な台地状の尾根を辿る事になる。ほんの少し低い笹が道に覆い被さりズボンが濡れる場
面もあったが、全体的にはしっかりとした登山道で整備され歩き易いコースだ。登山というイメー
ジでは無くハイキングを楽しむ感覚で歩いていた・・。



振り返るレーダー基地と駒ケ岳を望む


縦走路分岐までの途中で・・函館山を背に


縦走路分岐に立つ「案内標識」(2007.9 設置とあった)


正面のアンテナ施設から笹の刈り分け道となる・・


笹原の縦走路から見た烏帽子岳と袴腰岳


「烏帽子岳 (1078m) 」頂上 初登頂! 簡単な標識のみで地形図には山名表記は無い


烏帽子岳頂上から望む袴腰岳


袴腰岳頂上から見下ろす函館市街の景色・・・手前の山は「庄司山 (570m) 」奥の山は「函館山 (331m) 」


袴腰岳へのコルから烏帽子岳を振り返る


「エゾノオヤマリンドウ」

★ 秋晴れ貸切で三座登頂!・・・
途中に僅かな湿地帯があり周りをロープで保護され立ち入り禁止になっていた。その湿地帯を回り
込むように登山道が付けられ、やがて烏帽子岳と袴腰岳の分岐に着く。ここにも立派な案内標識が
ある。そして、5 分で烏帽子岳頂上に着いた。頂上と言うより丘の上の広場という感じで高度感は
無いが、横津岳方面の眺めは良く紅葉した広大な台地状の尾根と航空レーダー基地、また駒ケ岳を
望む展望台だった。少し移動すると函館山を始め市街地も眼下に見下ろし、隣の袴腰岳もすぐ近く
に感じた。

烏帽子岳を後にして袴腰岳へ向かうと3 分程で袴腰岳分岐となりここにも案内標識が立っている。
近くには何株か花期を終えようとするオオノアザミが咲いていて晩秋の中の華を感じた。
コースは一旦 50~60m 降りて「憩野森 (いこいのもり)」と名付けられたダケカンバ林のコルを通
り、すぐに袴腰岳へのちょっと急な登りに入る。100m ほどで登り終わるとピークらしき頂に出る
が、頂上ではなく頂上稜線の北西端だった。まだ 8:56 である。

西と北以外の眺望は良く、恵山側や函館市街地そして遥か本州最北の下北半島も望む事が出来た。

三座登頂を秋晴れの貸切山行で達成し、喜びの山頂コーラが美味しかった!
帰路は、1 時間 30 分ほどのハイキングで登山口に戻って来たが、舗装道路に出てようやく何組か
の登山者に出会い駐車帯には他に 7 台の車が停まっていた。

帰りは七飯町の健康センター「アップル温泉」で汗を流し、運転を交代しながら17:15 無事帰宅し
た。全走行距離は 555 kmだった・・。



「袴腰岳 (1108m) 」頂上 初登頂!


烏帽子岳の「烏」の字に注目・・・最初は鳥と書かれていて訂正してました 笑


烏帽子岳頂上・・意外と狭いです


縦走路袴腰岳分岐に咲く「オオノアザミ」



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