エバ夫婦の山紀行ログ

道産子60代、四季を通じて主に夫婦で登った北海道の山を中心に紀行文を載せています。アウトドア大好き夫婦。

孫たちと夏休み恒例のキャンプイン

2022年08月01日 | 日記
孫たちと夏休み恒例のキャンプイン・・・
キャンプ3泊 カブトムシとゲンジボタル
【7月25日(月)~7月28日(木)】
孫たちの夏休みが始まるとみんなが楽しみにしているのは「キャンプ」。
約2ヶ月前から日程を決めてキャンプ場の予約をし、その日が来る事を楽しみにしていた。
山の予定が事ある毎に悪天予報で中止になっていたので、キャンプも心配していたが、週間予報で
は4日間とも晴れマークで安堵する。孫たちが来るのは、二日目で私たち夫婦は前泊と言う形で良
きフリーサイトを陣取り、テント・タープを張ってシーズン初の夫婦キャンプを楽しむ事にした。

翌日、娘と孫たちが到着すると早々に全員でキャンプイン。ただパパは仕事が休めず今回は欠席な
のが少し残念・・・。
平日キャンプだから利用者は少なく、キャンプ場には広い芝生が広がっている。遊び達人の子供た
ちはジッとしている事無く、網と虫篭を持ってトンボや蝶々を追い駆けたり、アスレチック広場の
遊具で遊んだり、バドミントンをしたりと炎天下の中で思いっきり汗を掻いていた。
親とジジババの仕事は大方食事と焚火の準備、早々に冷たいビールで乾杯し、非日常的なキャンプ
に癒されながら孫たちと過ごす時間を楽しめるのが嬉しい・・。



絶好のフリーサイトに張ったテントとタープ。飾り付けもバッチリデス!

ここはジジの仕事場、鹿公園キャンプ場・・・
自宅から車で5分、鹿公園キャンプ場はジジの仕事場でもあり町民半額の割引も加われば敢えて他
のキャンプ場を選ぶ必要はなかった。昨年のキャンプでは、キャンプ中に大雨が降り、テントの中
に雨水が流れて来て非難を余儀なくされた事件があった。この時子供たちだけをわが家に避難させ
られたのも近い立地に助けられた事は今でも忘れない。幸い雨は一時的でテントサイトに窪みがあ
った事が流水の原因と分かり、テントを少し移動して事なきを得たので、避難していた子供たちも
すぐに呼び戻し、キャンプ再開となった事も良き思い出である。



初日の夜に試したキャンプ飯は「カマンベールとキノコのアヒージョ」(ジジ作)

カブトムシとゲンジボタル・・・
孫たちにとってのアウトドアは、そのまんま外遊び。虫を怖がりながらも捕まえる事が楽しいのか
トンボや蝶々だけでなくクワガタ探しにも公園内の林の中で歩き周る。そんな事を予想しながら予
備知識としてちょこっと検索していたのはこの私、ジジである。クワガタ類は、主に樹液を好む事
から園内ではナラやコナラの木に居る事が多く、昼間なら幹の下の枯草に潜んでいる事も多いらし
いと学ぶ。また園内にあるホタル池は、その名の通り「ホタル」が良く見られる池として有名だっ
たようだが、まだ一度も見た事は無かった。せっかく3泊もするキャンプなのでホタルが放つ光を
見たいとその生態や見られる時期や時間帯なども調べていた。

孫たちとの探索でクワガタ2匹を見付けて虫篭に入れ喜んでいたら、隣のテントの子供からカブト
ムシを見付けたとわざわざ教えに来てくれた。それは、私がその親子にクワガタを捕る木を伝授し
ていたので、お礼を兼ねて教えてくれたようだ。話では2匹で争っていたので1匹だけ捕まえて来
たらしく、もう1匹はまだいるかも知れないよと言うではないか・・。ならば、見に行こうと案内
までしてくれて、林に入った。あっちだこっちだとライトを照らしながら探していると、孫のひと
りが「居たっ!」と叫び見付けたようだ。

本当に「カブトムシ」だった。

本来なら北海道には生息していないカブトムシだが、本州から持ち込まれ、逃げたり棄てられたり
して殖えていったり、飼育ペットとして持ち込まれたものもかなりの数だと言う。それは私の少年
時代まで遡り、昭和40年代から始まっていたらしい。つまり今では北海道のほぼ全域で見られる
まで増えたのだと言う。だから、北海道で見るカブトムシは、外来種の扱いとなり捕まえたら絶対
に放つことなく最後まで面倒を見て欲しいと関係するHPに載っていた。

カブトムシは、思った以上に強く在来種のクワガタのエサ場を奪ったり、農作物への被害も報告さ
れているようだ。北海道の自然環境を脅かす外来種ならば、捕まえて喜んでばかりもいられないよ
うだ。だから、孫たちには、キチンと飼い育てて最後まで面倒を見るように伝えたところだ。

さて、夜になって「ホタル」を見たいと言ったのは私の方で、事前調べた内容では飛び出す時間は
20時過ぎから21時頃まで、湿度が在り風が無い事と月が出ていない事が条件に含まれていた。
また、飛び交う時期は7月下旬~8月上旬までで、雄雌共に繁殖期に放つ光らしい。それに合わせ
る様に先ず19時半から花火を楽しんで、その後から行く事にした。



これが捕まえた「カブトムシ」・・・クワガタなど比べ物にならないほど立派でした


これが「ゲンジボタル」・・体長は約1.5cmほど。


孫の手にも乗っかって光を放っていた・・・(ちょっと見ずらいですよね)


ホタル池で盛んに鳴いていた声の主は、ツチガエルだった・・


写真は前後するが、指定された「憩いの広場」で花火を楽しむ孫たち・・・

あっという間の3日間・・・
連泊だから朝は比較的遅い目覚め。(私たち夫婦は早い・・笑)
それでもしっかり朝食も食べるし、昼間の遊びも止める事は無かった。ランチタイムでは孫たちが
キーマカレーを作ると言うのでジジババは高みの見物だったが、もどかしく口を出すのはジジで、
「少し黙って見てなさい!」とババに叱られ口を閉ざす始末・・・。出来上がったキーマカレー早
々に頂く。「う~ん・・なかなかの美味」大人の辛味はもう少し欲しかったが、美味しかった。
最後に残ったルーの始末はジジの口に入った・・・。(もうお腹一杯・・)

キャンプ場の一日って意外と早い。
時には朝からビールも許される非日常だが、一つ一つ動かなければならない作業もあったり、飲ん
だら車に乗れないから買い物があれば早めに用を済ませてからでないと栓は開けられない。焚火の
用意はすぐに出来るが、後始末まで考えてるから呑み潰れはご用心だ。就寝は22時、サイト内の
食べ残しはキチンとゴミ袋に分別し、イスやテーブル、ランタンやコンロなどもある程度片付けて
から寝なければ、キツネや朝はカラスのいたずら被害にあってしまうのだ。
それに風呂は早めに入り、まだ明るい夕方にようやくホッとする時間がやって来る感じだ・・。

つい現実的な事を言ってしまうが、ただ飲んで食べるにしても飲み物は冷やし、食べ物は食材を出
して切ったり焼いたりしないと口の中には入らないのだから、誰かがそれをしなければならないの
だ。食べ終わったら食器を洗ったり、ゴミの整理をしたり、寝床を作ったりとやることは次々だ。

全部遊びなのだが、冷蔵庫もテレビも電気も無い非日常のアウトドアでは、必要なグッツを身近に
揃えて置く事でより簡単便利に、快適に過ごせるキャンプになると思う。だからと言ってすべてを
揃えなくても個々のやり方に合わせてどう楽しむかは、ある程度の経験も必要かも知れない。

いずれにしてもあっと言う間の3日間 (4日間) だった。
そして、楽しくゆっくり過ごせたのは何よりである・・・。



長女のキキが調理開始・・・です。


孫のキキ (小5)が作るキーマカレー、下の二人もお手伝いしてます・・・


完成したキーマカレーです・・・


キキとババ


末っ子の翔たろう


次女のココ(小3)とジジ・・・ごちそうさまでした!


これは朝からステーキの場面・・・


連夜のBBQは、いつも盛り上がるね・・・




自然一杯の鹿公園キャンプ場・・・



また、8月もキャンプを予定してます・・・。