愛媛県バスケットボール協会 審判委員会

愛媛県バスケットボール協会 審判委員会からのお知らせ

高松宮記念杯 第1回全日本社会人バスケットボール地域リーグチャンピオンシップ

2019年02月18日 | 研修会報告

愛媛県バスケットボール協会 審判委員会

 

審判講習会 参加報告書

平成31年 2月13日

報告者  二宮 光司 

 

 この度参加しました、審判講習会について報告します。

講習会名

(大会名)

高松宮記念杯 第1回全日本社会人バスケットボール地域リーグチャンピオンシップ

参加者

(報告者)

 二宮 光司(報告者)            (所属カテゴリー)U15

期 日

平成31年 2月 8日(金)  から  平成31年 2月11日(月)

会 場

高崎アリーナ

講 師

久保 裕紀氏(S級審判員)

参加者

本部審判員、JSB招集審判員、JBA招集審判員、ブロック推薦審判員、近県派遣審判員

報告①

講義

実技講習

講義 講師 久保 裕紀氏

 ○3POについて(テーマ別講習)

  Bリーグの映像を使い、大きく2つのテーマについて今大会取り組んでほしいと言う内容でお話をしていただいた。

THEME1 『3 vs 2』

3ポイントへのpeek・Attempt → 憶測では出さない、確かな情報・確認

プライマリのレフェリーが必ず確認できているとは限らない。

 ブレイク時の早い3Pショット(センター・リードの協力)

 スクリーン直後のショット(スクリーンの表と裏のレフェリー)

 シュートフェイクをした後のステップショット(ポンプフェイク前の足が印象に・・・)

EOQ・EOGのショット

トップリーグでは2点か3点かで選手の契約やボーナス等が違うので確実な情報

→映像が残る

3Pラインを踏んだ確信がある → 2点の表示という考え方

 

THEME2 『SCREEN

 3vs2が関わってくるケースは、高い位置でのスクリーンショットが多い

 スクリーンプレイの表と裏を分担する → プライマリエリアとアングルの理解

  チェックイン(プレイの受け手)・チェックアウト(プレイの送り手)

 スクリーンは複数回起こる → SCREEN・ReSCREEN

 スクリーンからのサドンショットはトレイル/センターの協力が必須

  ・2vs3 ・Protect-shooter ・FUL などの確認 誰が何を確認できるか、すべきか

STRONG-SIDE POCKETが一番難しい → センターが重要になる

 

 

まとめ

 見たものをはっきりと示していくだけでなく、見えていないものや不確かな情報は示さないこともコミュニケーションの一つの方法である。その一方で、自分が何を確認しなければいけないのか、クルーはそれぞれ何を見ているのかの理解や把握も大切になってくる。例えパートナーが同じプレイを見ていたとしても、同じ情報を持っているとは限らない。ファールをしたプレーヤーや事象が起こった順番などは、それぞれの情報をすり合わせていかないと正しい判定につながらないこともある。

また、コミュニケーションには自分が持っている情報を相手に伝える場合(アシスト)と自分にない情報をパートナーからもらう場合(セカンドオピニオン)の2つがあり、使い分けていくことでより良いクルーのコミュニケーションが図れることになる。例として、ファールコールとAOSのタイミング、UFの際のクライテリアやボールコントロールの把握などが挙げられる。大切なことは「何のコミュニケーションをとっているのかはっきりさせ、そのことに関する確かな情報を持っているレフェリーがコミュニケーションをとること」になる。

 

 今回の講義を聞き、やはりベーシックなことの積み重ねがよりよいクルーワーク、判定に繋がっていくことを再確認できました。講義のあと、コートに移動し3人1グループになり上武大学男子バスケットボールの方々に協力いただきケース別の分解練習を行った。

 ① トランジションからのクイックショットに対する3vs2のPeek

 ② ハーフオフェンスでのスクリーンプライからのショットに対する3vs2

 ③ スクリーン、リスクリーンからの2対2に対する分担

 ④ スクリーンからのサドンショット

 

 コートの上で実践すると、そのことにばかり意識が向き、他のことがおろそかになる場面もあった。やはり様々なことをベーシックに行うには日ごろからの意識を変えて取り組む必要があることも再確認できた。

報告②

ゲーム

 

□ゲーム 男子予選リーグ  信和建設 対 プレス工業

CC 貫井 義昭氏(東京) U1 吉田 知実氏(長野) U2 報告者

    コート主任 隈本 ゆみこ氏(鹿児島)

■講習内容 及び ミーティング内容

 ゲーム序盤からOF、DFともに手の使い方をもっと整理していったほうがよかった。特に信和建設にいる外国人プレーヤーに対するDFをきちんと整理してあげることで、外人選手のインテンシティーを管理するとともに、無駄なやり返しや、粗暴なプレイを防ぐことにもつながっていく。

オフボールでの必要のないコンタクトはマージナルなものもあったが、いくつか取り上げておくことで、メッセージが伝わったのではないか。

フェイクでのOWの際に3人で分担すればもっとスムーズにゲームに戻れた。

ベンチコントロールとして、アピールをどのように対応するか、聞き入れるのか、コミュニケーションを図り納得してもらうのか、OWやTFで対応するのかなどいろいろと考える余地はある。

以上のことをアドバイスしていただいた。

 

報告③

ゲーム

□ゲーム 男子予選リーグ  TRYHOOP OKAYAMA 対 曙ブレーキ工業

CC 水木 順仁氏(秋田) U1 中根 俊彦氏(愛知) U2 報告者

    コート主任 小川 弘裕之氏(秋田)

■講習内容 及び ミーティング内容

 オフェンスプレーヤーがボールをもらう前に不必要なコンタクトをディフェンスに求めているケースがあり、整理してほしかった。

TRYHOOPのAコーチが何度も審判に質問に来たり、タフケースの際に立ち上がったりすることが多く、ベンチコントロールとしてOW、TFを示したほうがよかった。

ローテーションやトランジションの際に、どのレフェリーがどのプレイを判定することが正しい判定に繋がるのか、もっと突き詰めていく必要がある。インサイドプレイでのアクション・リアクションやトップからのドライブに対する、ブロック/チャージの判定など

 以上のことをアドバイスしていただいた。

報告③

ゲーム

□ゲーム 女子予選リーグ  ヤマト運輸 対 OTCくきや

CC 山住 泰光氏(広島) U1 濱 雄介氏(東京) U2 報告者

    コート主任 小澤 朋克氏(群馬)

■講習内容 及び ミーティング内容

 ディフェンスの悪い手の使い方や体の寄せ方、オフェンスのイリーガルスクリーンなどゲームの基準を決める笛が早い段階で入ったことでゲームが落ち着いた。

 女子特有のコンタクトの質やRSBQへの影響をもっと感じ、マージナルとイリーガルの判定を改善していってほしい。

 フェイクに対するOWの対応や、選手、ベンチとのコミュニケーションはクルーで協力し、適切に対応できていた。

所感

 今回記念すべき第1回大会に参加させていただき、新たなカテゴリー編成の中での全国大会を経験できたことに感謝しています。また、ライセンスでの招集になり他連盟の審判員など、これまで交流のなかった方たちとも触れる機会をいただき、新たな発見や情報を得ることもできました。普段自分が所属する連盟やブロックでは中々体験することのないレベルの試合も担当させていただき、今の自分で対応できているものと、これからさらに身に付けていかなければならないものもはっきりと見えてきました。

これから始まっていく京王電鉄杯やオールジャパンの予選などS級審査に対しても、今回の経験を活かし取り組んでいくとともに、同県や同ブロック仲間たちと学んだ情報を共有し、互いに切磋琢磨していきたいと思います。

 今回このような経験をさせていただいた、県内をはじめ、ブロック内の関係者の方々に深く感謝し、報告とさせていただきます。

 


平成30年度 第71回 全国高等学校バスケットボール選手権大会

2019年02月18日 | 研修会報告

参加報告書

 

                       所    属    社会人            

                       氏    名   池田 隼人            

 

<大会名>  平成30年度 第71回 全国高等学校バスケットボール選手権大会

<期  日>  平成30年12月24日(月)   〜   平成30年12月25日(火) 

<会  場>  武蔵野の森総合スポーツプラザ

<参加者>  全国のS級、A級 

<講  師>  参加S級の皆様  

 

<報告1> ・ゲーム 12月24日(月) PM17:20~

       「近畿大学附属 – 前橋育英」

      CC:針生 淳男

      U1:市川 雄介

      

      クルー3人共が自分のプライマリーをしっかりと判定していたので良かった。

      ローテーションのタイミングとしては、クイックローテーションを上手く

      活用し早いボールサイド2を作る意識が今後の課題である。

      自己反省としては、セカンダリーで判定する場面での笛のタイミングが

      早すぎる為、絵が完成してのレイトコールの意識が必要だと感じた。

      オールコートDF時のCの位置取りで、フロントコートへの移動が少し早い

      時もあるので、しっかり対応できるポジショニングが必要である。

 

 

<報告2> ・ゲーム 12月25日(火)PM14:00~

       「天理 – 実践学園」

      CC:平出 剛

      U1:中島 弘幸

 

      両チーム共に、とてもフィジカルが強く激しいコンタクトの多い試合であり、

      その中でもRSBQが崩れたものを確実に判定していき、クルー間の基準も同じ

      であったのがとても良かった。

      コンタクトに対して知っているのと知らないのでは大きく違い、クルー間での

      情報共有の積み重ねがゲーム運営する上でとても重要だと改めて実感した。

      細かいクルー間でのコミュニケーションで防げるミスも実感でき、

      コミュニケーションの取り方の工夫も必要だと改めて感じることができた。

      自己反省としては、Lローテーション中に、スキャンザペイントしているが、

      新しいマッチアップに目が当っていない事が多く、どこをスキャンして

      スイッチサイドをしていくのかが今後の課題である。

      Lしかわからないプレーもあるので、全てにおいて目的をしっかりもった

      ローテーションにしていきたい。

 

 

<所  感> 今回初めてウインターカップへ参加することができまして、会場には独特な雰囲気

      がありとても緊張しました。

      参加審判員は全て上級の方々で、色々な方のレフリングを見る事ができ全てにおいて

      自分とってプラスになる事ばかりでした。

      ミーティングでは参加されているS級の方が各試合、主任として入ってくださり

      とても身になるお話ばかりでした。

      全国各地から審判員が参加されていることもあり、交流もでき沢山の情報共有する事がで 

      き刺激を受けることができました。

      この度参加する上で、大会に関わったすべての関係者皆様に深く感謝申し上げ、私の報告とさせていただきます。本当に有難うございま

      した。


第36回全関西中学生バスケットボール交歓大会

2019年01月14日 | 研修会報告

               審判講習会参加報告

      平成31年1月6日

      報告者 永易貴史

講習会名(大会名) 

第36回全関西中学生バスケットボール交歓大会

参加者

(報告者) 

永易 貴史(中予中体連)

期日

平成30年12月27日(木)から平成30年12月29日(土) 

会場

広島県立総合体育館

講師

蒲 健一氏(公財)日本バスケットボール協会指導委員

参加者

派遣審判員・地元審判員

報告1 

■ゲーム 12月27日(木)Fコート 12:00~
【京都精華 対 倉吉西】(男子)
CC 永易 貴史(報告者) U1 藤 潤次(広島県C級)コート主任 廣末 彰夫(広島県)

 1Qから京都精華がオールコートDFで始まり、攻守の切り替えが連続して起こる。 ドライブに対する京都精華の手の使い方についてハーフタイムでクルーでの確認をし た。ゲーム後のカンファレンスにおいても、コート主任より1Qで基準となる判定を してテンポセッティングをするべきであったのではないか。ゲーム後半に主力選手から控え選手に交代された。判定基準を下げるのではなく、悪い手やディフェンスの受 け方など明確に取り上げてあげることで、控え選手に何が必要なのかを伝えてあげる のも良いのではと助言いただいた。

報告2 

■ゲーム 12月27日(木)Fコート 14:30~
【戸坂 対 上宇部】(男子)
CC 永易 貴史(報告者) U1 今野 大輔(広島県C級)コート主任 望月 真澄(広島県)

 両チーム共に悪い手が多く、リーガルガーディングポジションが取れておらず、1 Qからファール、フリースローが続いた。前半終了時で隣のコートより7~8分遅れ る。メンバーが交代した後半になってもファールが減らずにゲームが長くなる。さらに度々のメンバーチェンジ、点差が開いていてもタイムアウトなどが多かった。コー トの出入りを早くするように促すなど、少しでもゲームがスムーズに流れるように努 めた。ゲーム後のカンファレンスでは、影響の少ない軽いファールを多く取り上げて はいなかっただろうか。もう少し流して遅れてからのコールでも良い場面もあるとの 助言をいただいた。

報告3 

■審判研修会 12月27日 18:30~ 中研修室
講師:蒲 健一氏 『説得力のある判定をする為に』~2PO・3POメカニクスとIOTの共通理解 

 2PO、3POのどちらにおいても重要となる、IOT(Individual Officiating Technique) について動画や図を交えながら説明いただいた。

報告3 

1.ステーショナリ&ディスタンス 静止した状態から適度な距離感で判定を行うこと。ハイトレイルであったり、リードがずっとセットアップポジションにいるなどは良くない。 

2.レフェリーディフェンスディフェンスがイリーガルかどうかを判断する。オフェンスの背中を見ない。それ を意識したポジション取りや、アングルを取る。

3. 45°とオープンアングル 身体の向きを45°にする。トレイルの場合は視野の右端から左側にアングルを取る。誰をフォーカスし、誰をヴィジョンに入れるのかが大切。

4.ステイ・ウィズ・ザ・プレイ。ステイしてプレイを捉える。捉えているプレイが終わるまでステイする。 笛を急ぎすぎず、ファウルがあれば、ファウルの絵ができるまで確認する。

5.コール・ザ・オヴィアス 明らかなものを積み重ねていく。ゲームをコントロールしていく上で重要な要素である。明らかなインパクト、ゲームの中で重要なコンタクトを確実に取り上げる。プ レイヤー、コーチにメッセージし、何が判定として記録されているか。

 6.アクティブ・マインド・セット 常にイリーガルなアクションを探していくメンタルと実践が必要である。オフボー ルでもプライマリエリア内にまずはアクティブなマッチアップがいないかを把握して おく。

7.プレゼンテーション鏡の前で自分で確認しながら練習を行うなど、より良いプレゼンを磨くことが大 切。判定への信頼度にも繋がる。常にシャープに。テーブルレポートの後に下を向か ず堂々と行うと良い。ボイスを活用していく。歩く姿、立ち姿、走る姿だけではな く、ハーフタイム中も見られている意識を。コーチやプレイヤーなど対象となる相手 との距離や向き合い方も大切。たとえそれまでの判定が正しかったとしても、信用度 を一気に失うことにもなり得る。

8.テーブルレポーティング 何が起きたのかを忠実にレポートする。スコアラーとのアイコンタクトも必要であ る。

報告4 

■ゲーム 12月28日(金)Aコート 9:30~
【石井 対 佐賀城東】(男子)
CC 永易 貴史(報告者) U1 高橋 竜太朗(京都府B級)コート主任 杉山 栄規(京都府) 

 両チーム共にディフェンスがクリーンであり無理はしないチームであった。オヴィ アスなものについて確実に取り上げることでテンポセッティングができ、落ち着いたゲームが展開された。両チームともに得点を重ねるが一進一退で点差は離れず、非常 に見応えのある白熱したゲームになった。スローイン時のDFの身体の向きについてベ ンチからアピールがあったが、コミッショナーを置かないゲームであったため、レフ ェリーとしては特に関知せずゲームを進行させた。

 

 

 ゲーム後のカンファレンスでは、前半からファールの基準も明確に示ており、点差の 割に落ち着いたゲームにできていた。中盤に少しゲームが荒れそうな時間帯があっ た。それを感じ取り、適切な笛を入れていけたかもしれない。プレゼンテーションに ついて、より信頼を得るためにも鏡を見ながら練習した方が良いと助言いただいた。

報告5 

■ゲーム 12月27日(木)Bコート12:00~
【西福岡 対 平城東】(男子)
CC 望月 公平(広島県A級) U1 永易 貴史(報告者) U2教誓 祐二郎(広島県B級) コート主任 鷲見 勇樹(広島県) 

 プレゲームカンファレンスでは、CCの資料をもとに次のような点について確認を行っ た。1プライマリエリアの確認、2ローテーション、3ベーシックメカニック、4クルー ワーク、5プレゼンテーション 特にクルーワークでは、アイコンタクトやハンドシグ ナルでの情報の共有。EOQ,EOGの確認(4.9秒以下はC)。プレスディフェンス時にCサ イドがアクティブな場合の協力について時間を取って共通理解した。 ゲームは最後まで西福岡のペースで進んだ。西福岡の激しいDFの中でも、悪い手などは 確実に取り上げることで基準を早めに示すことができた。CC中心にクルー同士のコミュ ニケーションを取り、それぞれのプライマリを責任持って判定することができていた。2 Qにレフェリーに当ったことをアウトオブバウンズ判定にしたことについて、ベンチから アピールがあってゲームの進行が止まることがあった。サイドラインをまたいで外側にい たレフェリーに当たっていたため、アウトオブバウンズの判定であるとその場で明確に説明できなかったことによって、信頼感を損ねる結果になってしまった。今後は根拠を持って判定し、明確に説明できるレフェリングをするための教訓にしたい。

所感

 これまで2POで行われてきた地区大会においても、準決勝、決勝については3POで行 われるように変わってきており、B級審判員に求められる役割も変わってきています。ル ールやガイドラインも度々改定され、自らでの新しい情報を求めて自己研鑽を求められて います。今年度より新規B級として経験の幅を広げたいと思い、大学など別カテゴリーへ の派遣依頼にもできる限り参加してきました。今回初めて全関西大会という多くの県から の審判員が集まる大きな大会へ参加することで、良い刺激を受けることができました。今 回特に感じたのは、他県の審判員との判定基準をすり合わせるため、プレゲームカンファ レンスやゲーム中のコミュニケーションの重要性です。1Qでのテンポセッティングから 一貫性のある説得力ある判定をしていくことが大切であると感じました。審判研修会での 講話では、「アクティブ・マインド・セット」「プレゼンテーション」について非常に参 考になりました。学んだ事を日々の審判活動で実践しながら身につけたいと思います。この度、全関西大会に関わった関係者の方々に深く感謝申し上げ、私の報告とさせて頂 きます。本当に有難うございました。


平成 30 年度 第 1 回愛媛県ミニバスケットボール連盟審判講習会①

2019年01月14日 | 研修会報告

審判講習会 実施報告書

報告者 平成 31 年 1 月 9 日

     大尾 浩二

この度実施しました、審判講習会について報告します。 

講習会名 (大会名)

平成 30 年度 第 回愛媛県ミニバスケットボール連盟審判講習会

参加者 (報告者)

大尾 浩二 (所属カテゴリー)ミニ連 

期日

平成30年 12月 15日(土){平成30年 1216日(日)}

会場

宇和島市 宇和島総合体育館 

講師

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川村 貴昭氏

参加者

愛媛県ミニ連所属の日本公認及び希望者 

報告

12月15・16日に行われました第50回全国ミニバスケットボール大会愛媛県大会を活 用して平成30年度第1回愛媛県ミニバスケットボール連盟審判講習会を実施いたしました。 講師1名を招いての実技(ゲーム審判)講習と初日終了後にコート講習をさせていただきま

した。実技講習では全試合3POで実施いたしました。開講式時に講師より「正しい判定へ向 けて~新しい「BASIC」へ挑戦」と題しまして講義をいただきました。講義のおかげもあ り各審判員がより分かりやすくスムーズな動き、良い判定へとつなげていく場面が多く見受け られたかと思います。

コート講習におきましてはプレゼンテーションの再確認、3POにおける協力性の大切さの 再認識を得ることが出来ました。

ミニ連では3POの実戦経験がなかなかできないところではありますが、この二日間、貴重 な経験が出来たのではないかつ思います。今回の経験も活かし今後の審判活動に取り組んでい ただき、審判技術向上とともに正しいマニュアルの理解に役立てていただけたらと思います。

最後になりましたがこの度お世話になりました講師の方々、また愛媛県審判委員会の皆様に は大変お世話になりました。ありがとうございました。


平成 30 年度 第 1 回愛媛県ミニバスケットボール連盟審判講習会②

2019年01月14日 | 研修会報告

講習会風景一覧 開講式後の講義にて

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ゲーム前・ゲーム後のカンファレンス風景

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コート講義にて

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U 28 YOC(ヤングオフィシャルキャンプ) 2018

2019年01月14日 | 研修会報告

審判講習会 参加報告書

平成31年1月4、5日

報告者 髙橋瑞紀 

 

 この度参加しました、審判講習会について報告します。

講習会名

(大会名)

U 28  YOC(ヤングオフィシャルキャンプ) 2018

参加者

(報告者)

髙橋瑞紀(社会人連盟)

期 日

平成31年1月4日(金)  から  平成31年1月5日(土)

会 場

ヤマト市民体育館

講 師

阿部氏、前田氏、加藤氏、有澤氏、堀内氏、熊谷氏、福岡氏、上田氏、宇田川氏、岩田氏、鈴木氏(順不同、敬称略)

参加者

全国から28名

報告

講義

□講  義  講師 鈴木淳 氏(JBA)  テーマ『インテグリティについて』

■講習内容

 JBAの理念は、「バスケで日本を元気に」である。理念実現に向け、「インテグリティの精神(誠実さ、真摯さ、高潔さ)」に基づき、人間力・指導力・組織力を高め、バスケットボールの価値を高めるための指針決定・啓発活動を目的とするインテグリティ委員会が設立された。

 中でも、「人間力」の高め方についてお話をいただいた。人間力を高めるために、

①大人のマインドセット 過去や未来にとらわれない、他者と比較をしない

            「OR(どちらか)の抑圧」をはねのけ「AND(どちらも)の才能」を活かす  

            プライドとpride 自己開示をするアイデンティティ

②大人の学び インプットよりアウトプット

       成功体験より失敗体験

       予習より復習  そして「つながり」を大切にする

       大人の学びは痛みを伴う

③大人のミッション 義務→自分のため→他者のため、世のため

④大人の行動指針 規則<規範

⑤大人の「つながり」 システム思考

以上のことが大切であると教えていただいた。

報告

講義

□講  義  講師 福岡敏徳氏 熊谷久美子氏 上田篤拓氏

       テーマ『3POメカニクスについて』

■講習内容 

 ビデオクリップを用いて、起こりうるケースの予測、プレカンファレンスでの内容等について教えていただいた。

 IOT(インディビジュアル・オフィシエーティング・テクニック)の確認。今までの4原則がなくなった訳ではない。新たな考え方として、理解しておく必要がある。

 PGC(プレゲームカンファレンス)では、基本的なメカニクスの確認、newルールの確認、対戦チームの情報について話す。3POでは、ローテーションやOT(オーバータイム)、重複することや基本的なことでも、必ずクルーで確認をするということであった。

報告

講義

□講  義  講師 加藤誉樹氏  テーマ『トップレフリーの取り組み』

■講習内容 

 国内唯一のプロレフリーとして活躍されている加藤氏のお話を聞いた。中でも、プレゼンテーションの大切さについてお話をしていただいた。判定に説得力を持たせるためにも、相手からの見え方を意識するようにする。2枚のレフリーの写真を見て、どのような印象を持ったかを話し合った。そこから、自分自身の立ち姿や態度・振る舞いをどのようにしていけば良いのかを考えた。

 また、FIBAレフリーとして国際試合を担当していることについて話を聞いた。アジア大会に派遣された時には、約2ヶ月前から組まれたトレーニングメニューに取り組んだり、派遣先の国で、事前のディスカッションやトレーニングがあるということを聞いた。

報告

講義

□講  義  講師 堀内純氏(有澤重行氏)上田篤拓氏

       テーマ『映像検証 英語でのディスカッション』

■講習内容 

 事前課題として、実際のBリーグの試合を1試合みて、presentation、mechanics、game control、judgement の4つの観点で気になるケースをピックアップした。そのケースの説明を英語で行い、質疑応答するというディスカッションを行なった。

 事前に同グループの受講者と連絡を取り合い、ピックアップするケースを決定し、クリップ動画を作成する人、意見をまとめる人、英訳する人など、分担して準備を行なった。当日はクリップ動画を再生しながら、英語で発表を行なった。質問をする際には、「my opinion」と言い、自分の意見を加えて質問をした。伝えたいことがあるが、言葉が足りず、上手に伝えられないことがほとんどであった。もどかしさを感じるとともに、英語の必要性を痛感した。

報告⑤

実技

 2日目のディスカッションのグループを中心に、クルーが組まれ、BリーグU15のフレンドリーゲーム(ハーフゲーム)を使って実技を行なった。様々な講師の方からアドバイスをいただいた。

・ ローテーションのタイミングをワンテンポ遅らせる(ポーズ)。

・ センターポジションの位置取り。コートの中で判定する。

・ プレゼンテーションの大切さ。歩く動作も大切にする。

・ 周りからの見られ方を意識する。

・ ニューセンターになった時、体をコートに対して平行にする。

・ 接戦の時、タイムアウト時に次のプレーについて確認をしておく。

・ センターからの判定を積極的に続けていく。

・ リードのメカニクスの再確認をする。

  (セットアップポジション、クローズダウンポジションの意識)

・ クロスコールをしてしまっている意識を持つ。

所感

 2日間を通して、28名の受講生とつながり、関わることができました。A級の方から今年度B級になったフレッシュマンの方まで幅広くいらっしゃいましたが、皆さんが同じ気持ち・同じモチベーションで臨んでいた講習会でした。私自身、本講習会に参加するにあたって、3POメカニクスや英語の勉強をしました。ですが、まだまだ勉強不足・力不足であるということを実感しました。理解しているつもりでも、実際に試合を通して経験し、振り返りをしなければ身に付かないと思いました。英語についても、普段から勉強し慣れ親しんでいなければ全くできないものなんだと思いました。

 3POが身近な試合でも増えてきている中、今回学んだメカニクスやクルーワークについて、県内でも共有し、普及していきたいと思います。また、「バスケットが楽しい、審判が楽しい」と感じてくれる人がこれからも増えていくよう、人間関係作りや環境作りに徹していきたいと思います。今回本講習会に参加して、私自身初心に返り、学ぶことができました。目標を高く持ち、県内県外問わず誰からも信頼される審判を目指して、これからも努力を続けたいと思います。

 最後になりましたが、本講習会を企画・運営してくださったJBA岩田様を始めたくさんの講師の皆さま、本講習会に派遣してくださった四国ブロック審判長柏原様、愛媛県審判長薦田様に厚く御礼を申し上げます。本当にありがとうございました。


平成30年度全国中学校体育大会 第48回全国中学校バスケットボール大会

2018年10月14日 | 研修会報告

 

審判講習会 参加報告書

平成30年 8月28日

報告者  二宮 光司 

 

 この度参加しました、審判講習会について報告します。

講習会名

(大会名)

平成30年度全国中学校体育大会 第48回全国中学校バスケットボール大会

参加者

(報告者)

 二宮 光司(中体連)

期 日

平成30年 8月 22日(水)  から  平成30年 8月25日(土)

会 場

維新百年記念公園スポーツ文化センター、ソルトアリーナ防府

講 師

玉木彰治氏、蒲健一氏、福岡敏徳氏、御手洗亮氏、星野由貴氏、武藤陽子氏、山内正隆氏

長谷川裕氏、東条輝正氏、小出聡子氏、大野哲広氏、砂川卓嗣氏 本部派遣S級審判員12名

参加者

本部派遣審判員S級12名A級16名、各県派遣審判員46名

開催地審判員23名 計97名

報告①

講義

実技講習

モデルゲーム 講師 玉木 彰治氏 他 上級審判員

 高校生女子 聖光 対 慶進 ハーフゲーム

  4名1グループになり、ハーフゲームを3POで担当した。第1試合の担当であった為、詳しいPGCは行わず、ローテーションのメカニクスについて確認しゲームに入った。

  試合後のミーティングでは、高い位置でボールが展開されたのでローテーションが重くなってしまっていたが、どんどんトライしていった方が良い。両チームに力の差があるのでコフィンコーナー近くでスティールが起こることが多く、特にCサイドでその状況になった場合に、Lが早くローテーションを行うとCが判定しやすくなったのでは無いかと指摘していただいた。また、メカニクスの事ばかりに意識がいっていたが、判定の内容についても4人でもう一度映像と共に確認が必要であるとご指導いただいた。

  日頃の3PO研修等でもクルーでBASICを確認し、実行していくことの大切さと難しさを感じていたが、今回初めてのクルーで、初めてのチームを吹くことになり、その事の重要性を改めて実感した。

 

レクチャー  講師 玉木 彰治氏  テーマ『3Person-Officiating』

 審判会議に先立って、玉木氏より講義が行われた。国内の大会でも3Personが主流になる中、映像を用いて、メカニックの理解とポイントについて講義いただいた。

○ 3PO BASIC

【LEAD】

Ball-side = Strong-side (ボールサイドがストロングサイド)

・CLEARLY below the FT line extended and down (フリースローラインより下のプライマリ)

Close down is the key (クローズダウンのタイミング→ボールがトップでクローズダウン)

・Outside-in/45Angle(アウトサイド・インと45度のアングル)

・Do not rotate at 5/24sec,or less(ショットクロックが5秒以下ではローテーションしない)

Scan the paint while rotating (ローテーション中のスキャン・ザ・ペイント)

Block/Charge involving NCSC concerns (ブロック/チャージのレフェリング)

・Lead NOT run the baseline(Sharp walking)(ローテーションは走らず、シャープに歩く)

・3Quick = No rotation(3クイックス=ローテーションしない)

 

【TRAIL】

・Above the FT line extended and up(フリースローラインより上のプライマリ)

Outside-in (アウトサイド・イン アングル) → Ball levelを意識(2 vs 3)

・Big Picture mentality(大きな視野でとらえる→T・Cの判定が多い)

・Know what Lead is refereeing on(リードが何を見ているかの把握)

Referee where Lead cannot (リードが見えない角度の判定)

Pick the paint while rotating into Center (センターへの移動中のピック・ザ・ペイント)

  T→Cの移動中にボールを視野から離す(check-out)

・Lead/Trail communication(リード/トレイルのプライマリ関係)

 

【CENTER】

・Strong Center(ストロング・センター)

・Start from Basic Center position(ベーシックセンターポジションからのスタート)

  フリースローラインにあるサークルの範囲をイメージ

Curl play/Post play (カールプレイ/ポストプレイの判定)

・Center-side quick drive(センターサイドからのクイックドライブの判定)

Run C to C (センターからセンターへしっかり走る) → プレスDF時との区別

・Lead/Center communication(リード/センターのプライマリ関係)

 

○ CLEAN GAMEに向けて

・プレーコーリングガイドライン

 全国どこでも同じプレイに対して同じ判定が下されるようにしていきたい。

・GAME IQ

 FEEL THE GAMEからKNOW THE GAMEへ

 クロック、ファウル、チームの戦術やタイムアウトからゲームの状況を把握し、アジャストしていく。最後はCONTROL THE GAMEへ

・REF IQ

 自分が何を管理しているかを明確にする。(ショットクロック、EOQ・EOG)

 プレイヤーの特性(利き手によるポジションアジャスト)

 ショット後のシチュエーション(ショット+リバウンドのセット)

・情報の共有

 VOICEを活用する

ファウルコールだけでなく、ショットクロックの残り秒数やFTプレイヤーの番号、スローインで再開される場所などを声に出して伝えることで、トラブルを未然に防いだり、ゲームのリスタートをスムーズにしたりできる。

報告②

ゲーム

 

□ゲーム 男子予選リーグ 関東 沼田西中(埼玉) 対 九州 西福岡中(福岡)

CC 報告者  U 松崎 祥学(兵庫) 

    コート主任 山内 正隆氏(長野S級)   

■講習内容 及び ミーティング内容

 2人で協力し、イリーガルな体のよせ方などが整理されていてよかった。予選なので選手も堅さが見られ、ミスによるトランディションが多かったが遅れること無く判定できていた。キーの位置から縦にドライブが来たときに、リードはクローズダウンからもう一歩進んで、ピンチ・ザ・ペイントの位置で判定に参加すると、Tサイドからは見えない手の接触が見えるので位置取りを修正してほしいとの指摘をいただいた。また、RSBQを考えると、マージナルでよい判定も少しあるので、映像を見返して精査してほしいとお話をいただいた。

報告③

ゲーム

□ゲーム 女子決勝トーナメント1回戦

 九州 二島中(福岡) 対 関東 相模中(神奈川)

CC 大野 哲広(奈良S級) U1 岩崎 光洋(山口) U2 報告者

    コート主任 加藤 暁生氏(東京A級)   

■講習内容 及び ミーティング内容

 それぞれのプライマリを3人がしっかり判定し、ゲームを整理できていた。相模中のガードが高い位置でドリブルキープをしながら左右に動くので、ローテーションが難しい場面もあったが積極的にストロングサイドを作っていたのがよかった。個人的な改善点としては、TのときにLに判定を預けてしまっている場面が少し見られるので、Tのプライマリやアングルをもっとはっきりと意識して強く判定していくと、更によくなると指摘いただいた。プレゼンテーションはとても分かりやすく、ボイスも積極的に使えていてよかったと褒めていただいた。

 

所  感

 今回の山口全中から、決勝トーナメントが全て3POに変わり、B級審判に求められるものも大きく変化してきている。来年度は、予選リーグも全て3POになる為、今まで以上に情報を自ら進んで収集し、コート上で挑戦し、身に付けていく努力を続けなければ今の日本の流れについていくことは難しいと感じた。それと同時に自分が学び、経験を積むことだけで無く、県内でも3POを実施する機会を設け、全国やブロックの研修会で得た情報を伝え、仲間を増やしていくことも必要であると感じた。特にU-15に関しては県内だけで無くブロック内でも協力して講習会も設け、レベルアップを図っていきたいと思う。

このたびの山口全中という素晴らしい大会に関わったすべての関係者皆様に深く感謝申し上げ、私の報告とさせていただきます。本当に有難うございました。


平成30年度 全国高等学校体育大会バスケットボール競技大会「彩る感動 東海総体」

2018年10月14日 | 研修会報告

審判講習会 参加報告書

平成30年8月7日

報告者   川村 貴昭   印

 

 この度参加しました、審判講習会について報告します。

講習会名

(大会名)

平成30年度 全国高等学校体育大会バスケットボール競技大会「彩る感動 東海総体」

報告者

 川村 貴昭(社会人連盟)

期 日

平成30年 7月 29日(日)  から  平成30年 8月3日(金)

会 場

一宮市総合体育館、パークアリーナ小牧、愛知体育館(ドルフィンズアリーナ)

参加者

愛知インターハイ研修生、インターハイ担当講師、開催地およびその他審判員

報告1

講義①

講義②

JBA主催 審判研修会

講師(敬称略):佐藤誠、有澤重行、須黒祥子、平出剛、阿部聖、堀内純、漆間大吾

テーマ:『よりよいゲーム運営のためのクルーワークの重要性~3POベーシックの確認と徹底』

 

講義① JBA PLAY CALLING GUIDELINE

1、PLAY CALLING GUIDLINEとは

・PLAY CALLING=審判がコートの上で判定することそのもの

・誰が審判になっても同じ現象については、同じように判定されるべきである。スピーディかつアグレッシブでありながらクリーンなゲームを目指すためにあるもの。情報については、日本全国のどの審判員もが知っている(知っておかなければならない)共通のもの。

2、「PLAY CALLING GUIDELINE」の内容

3、各項目についての追求

 実際の試合映像をもとに検証を行った。特に、高校生の試合で起こり得る項目について重点的に考察した。

 1.悪い手・腕・肘の整理(HAND-CHECKING含む)

 (1)基本的な考え方

ファウルの3原則

 (2)ディフェンスの悪い手・腕・肘(HAND-CHECKING含む)

 (3)オフェンスの悪い手・腕・肘

 2.スクリーンプレー

  リーガルスクリーン/イリーガルスクリーン

 5.アンスポーツマンライクファウル

  クライテリアとは

 

講義②3PO MECHANICS(映像を用いながら)

先だって…「意識」の大切さについての話

 目には入ってるけど、確認できていないことが往々にしてある。

  →これを起こさない(なくしていく)ために、どれだけ「意識」をすることができるか

   (意識できることを増やしていけるか)

1、TIMING OF ROTATION

 リードのローテーションのタイミングについて映像をもとに確認

  ・センターラインをわたった時にどちらにボールがあるか(ミッドラインを基準に)

  ・トリガー(きっかけ)は、ボールとTレフリーがセンターラインをわたるときに

  ・LとTのスピードは同じに(Tはスピードを落とさずにダイレクトにCへ)

  ・自分の視野にパートナーを入れておく

  ・Lはダイレクトに行かない(必ずCDを経由して)

  ・パスバックがあっても(逆にふられても)もう一度Lへ

(上記の繰り返し)

 リードのローテーションを中断するべきケース

  ・5秒以下は行かない(ショットがあるので)

…逆の速攻があると、Lが来たのに気づかないこともあるので。

  ・クイックショット・ドライブ・パス

   →ノーワーキングエリアで止まらない…プレイが近いと速く感じる(誤った判定に)

    バックペダルを活用すると有効

  ・Lのローテーションがうまくいかなくても、レフリーは必ず両サイドに位置している

   …仲間を信頼して(Lが見えないものはCが、Cが見えないものはTが、Tが見えないものはLが見えている)

 センター側でディフェンスのプレッシャーが高まっている時について

  ・約束事として、センター主導のローテーションはない(Lがローテーションを行う)

   →まずはCがワーキングエリア(3.6mの範囲内で)で頑張る

  ・ダブルチーム・トラップについては

   →キャリー(ダブルドリブル)、サイドライン、バックパスなどの見るべきものと、明確な理由を持って行く…プレイがそこで完結する場合が多いので、必ず行く。例外として、場合に応じては走って見に行く局面もある。(現場をおさえる)

2、OPEN ANGLE.POSITION ADJUST

 オープンアングルとは

  一例として、ファウルがあるかもしれないが、背中ごしに(見えていないのに)吹くのは×

  見に行かないと見えない、オープンルックを確保することが必要(見に行かねばならない)

  …そこには工夫が必要

 クロスコールについて

  Lからミッドラインを越えて判定すること…判定の精度が落ちるリスクがある

   →まずは判定を間違えない(ルール・ガイドラインの適用、オープンアングルでとらえる)

   1番良い位置でとらえることが大事(1番見やすくなるのは?)

 クロスステップについて

  有効的(合理的)な手段…プレイとすれ違ってアングルを取りに行く技術

  オフェンスのつま先を探す、ディフェンスを探す(レフェリーディフェンス)

   →1歩、2歩でアングルが変わる 1歩、プレイに先行する

 トレイルのレベル(高さ)について

  3ポイントラインのトップからセンターラインの間がベーシックポジションであるが、プレイに応じて、それよりレベルを下げてもOK(最後はしっかりベーシックポジションへ)

 プロテクトシューター

  シューターを怪我させないためのガイドラインの適用

   ポイントとしては、

→1.足を確認 2.ディフェンスを確認 3.フロア(オフェンスが正しく着地したか)

 +α オーバージェスチャー(フェイク)

 3Pショットに対するリードの協力

報告2

講義③

講義③Officials`Tools(3PO)/IOT(Individual Officiating Technique)

 とても幅広いトピックスで、3POを取り組む上で、常に努力し、追及していかねばならない。

今回は4つのTOPICSについて、グループでディスカッションを交えて深めていった

1、Last second shot

 上記の時間帯は、バスケットボールにおいて試合の結果や流れを左右する印象的なプレーが

行なわれる大切な時間帯

KEY WORD

 ・原則は、オポジットサイドのRefereeが時計

 ・Backcourtから4.9秒以下でスタートしたとき、

C(センターポジション)のRefereeが時計 (※フロントコートはオポジットが持つ)

 (但し、クルーワークとして情報をCrew全員が持っておく)

2、Out of bounds communication

 試合で非常に多く起こる。アウト・オブ・バウンズを適切に判定していくことは、スムーズな試合運営には欠かせない。正しく判定するために、Crew間での協力が必要な場面が多い。

KEY WORD

 ・原則は、プライマリのRefereeの判定(笛&ディレクション)

 ・ヘルプを求められたとき(アイコンタクトなどで求められる)・・・

   ヘルプを求められたRefereeが判定(笛&ディレクション)

 ・プライマリの判定が明らかに間違っているとき・・・

   100%の確証があれば、判定したクルーに近づいてcommunication

     判定したReferee自身必ず訂正する(笛&ディレクション)

3、Crew communication

 3POを行う上では、色々な場面でCrew間での協力は必要不可欠。その協力こそ3POの最大の強みでもあり、クルーワークが重要。そのクルーワークを発揮するためにも、ベーシックの徹底が欠かせない。

KEY WORD

 ・Crew communicationは、必要な場面で情報を持っている人から・・・。

 ・確認がほしいとき、Crewの意見を聞きたいときは、自分からCrew communicationを。

 ・持っている正しい情報は共有を・・・。それがCrew communication

  (後からではなく、できるだけ早く可能なタイミングで、スムーズに正確に)

 ・Crew communicationが何らかのノイズになることもあるので、方法にはクルー間の協力が欠かせない

 ・Crew communication後の(決定)判定は、はっきりと示す。

4、Team foul count

 試合では、審判のゲームコントロールはとても重要。そのためにも、我々はコート上で起こることをしっかり把握すること、知っておくことがとても大切。たくさんの情報をしっかり把握し、より良いゲーム運営を目指して取り組む必要がある。チームファウルの把握もそのひとつ。

報告3

コート研修①②

いくつかのケースについて、実際にコートで実践

つきつめていく方法として、ルールとメカニクスをどのように適用していくか

A.RUN C to C

B.OOBの訂正について、協力して正しい判定をする

C.3or2の協力(FlashとPeek)

 

プレゼンテーションの研究

 ビデオを撮り、自身の姿を振り返る

 一例)リバウンドファウルを判定した時のプレゼンの練習

報告4

モデルゲーム

講義④

□ゲーム  日時 7月31日(火)12時

       実践学園(東京)対 九州学院(熊本)

 

CC 桝岡 直久

U1 川村 貴昭

U2 村越 裕悦

講師 有澤 重行

■内容

Breaking down on the Game movie

 試合の映像を解剖することの重要性と、各ゲームで3人が協力して映像から学ぶ理由の大切さ

多くの成長は映像を解剖することから始まり、審判員が作り上げている「プロフェッショナリズム」につながる。

 How to break down;

  ・映像の必要なケースを見つける

  ・映像を止めてその場面で誰が何を見ているのかを確認

  ・プライマリとアングルを確認(2つを持っている人がまずは判定をする、プライマリでなくてもアングルを持っている人は判定に参加できる)

  ・映像を少し再生してボールやプレイヤーが移動したところで再度映像を止めて確認

  ・ボールやプレイヤーが移動したことでプライマリやアングルが変わっているかどうかを確認

  ・対応すべきケースに向けクルーでメカニクス等確認、具体的に対応策を共有

 What to look for(何を意識して映像を解剖するか):

  1)そのゲームの中でパートナー同士良くできた場面やケースを見つける

  2)修正や向上が必要なケースを見つける

  3)走り方、歩き方、立ち方、その他コート上でのプレゼンに注意を払う

  4)自分の癖や習慣、立ち位置や場面に合わせた対応、言葉を通さないコミュニケーションなどの確認・修正

  5)基本に沿ったメカニクスやマニュアルが徹底されているかを確認

 

上記に基づき、クルー間のみならず、同グループ全員で共有

講義④では、全グループでの取組を全員で共有

報告5

ゲーム1

男子1回戦

 

□ゲーム  日時 8月2日(木)16時10分

       コザ(沖縄)対 八戸学院光星(青森)

 

主審 浜本 伸

副審 川村 貴昭

■内容

ポスト・ゲーム(主任より)

 声を使ったバーバルサポート、OOBの2人のコミュニケーションなど、研修で学んできたことをしっかりと意識してトライしている場面が随所に見られて良かった。

 試合の立ち上がり、不要な笛(判定)を入れることなく、ガイドラインに沿って2人でテンポセッティングができたことは良かった。コザの激しいハイ・プレッシャーに対する判定は適格だったが、一方で八戸学院光星のディフェンスは、わかりづらいが真上の空間の権利を占めているように見せて、いくつか不当なものがあったので、それをおさえることができるとなお良かったのではないか。メカニクスについては、Lが右に行って厚く見る局面で、そのリスクをTと2人でどのようにカバレージしていくか、さらにつきつめてほしい。

 1試合を通じて選手はオールコートプレスから走り続け、試合途中のコートの板がずれるというアクシデントにも動じず、最後まで白熱した接戦でとても面白い試合だった。

報告6

ゲーム2

男子2回戦

 

□ゲーム  日時 8月3日(金)10時

       八千代松陰(千葉)対 羽黒(奈良)

 

主審 岩崎 晋也

副審 川村 貴昭

■内容

・ポスト・ゲーム(主任より)

 両チームの特性(3Pショット成功率が5割を超える選手が多数いる)を理解し、最初は少し気になる部分があったが、すぐに2人で修正して強いメカニクスでプレイをとらえていた。インパクトの大きなものについて、2人で必ず笛を入れて判定することができたので、激しい試合だったがスムーズに進行できたことが良かった。課題としては、Tの見方について、ポジションアジャストをより強く強調していくことで、信頼や安心感につながっていくので、さらに追求してほしい。

 終始接戦で、クロージングゲームにおいて、2人でコミュニケーションをしっかりとって無事に上手に終わらせることができた。ゲーム終盤のコミュニケーションは、何をどのように取り組んでいくのか、先の先まで具体的にコミュニケーションを行うと、審判の対応力が増すので、今後に活かしてほしい。

所  感

 変革著しい日本のバスケットボールにおいて、この愛知インターハイも、様々な変化を重ねている最中とのことであった。その中で、インターハイに初めて参加させていただいたこと、大きなチャンスを与えていただいたことにまずは深く感謝申し上げます。

 審判研修会の冒頭で、研修会主任講師の佐藤誠氏より、「連盟や年齢を越えて、今回全国から集まったすべての審判員が、1つのチームとして、共に頑張っていこう」と講話いただき、とても感銘を受けた。今回の新しい出会いは、私にとって大きな財産となり、今後の審判活動の糧となった。審判研修会すべてを通じて、講師の方々にはとても丁寧に熱くご指導いただき、たくさんの経験を得ることができた。これを地元の仲間と共有し、一丸となって取り組んでいく覚悟である。テーマにもある、クルーワークの重要性に改めて気づかされ、「協力」とは何か、どのようにコートで実践していくべきかを考える機会となった。それと同時に、協力することの難しさ、そして喜びを感じることができた。この新たな気づきを忘れず、一層つきつめていきたい。

また、今の審判員に必要な3つの条件についてのお話しもあった。「決断」「責任」「オープンマインド」。自分がしっかりと決断をし、その責任を負う。しかし、間違っているものについては、オープンマインドをもって謙虚に受け止め、自身を改めていく。今後の取り組み方の指針となるように強く感じた。

 本大会では、高校生バスケットボールの最高峰のレベル、白熱した試合が展開された。苦しい局面もあったが、クルーの支え、プレイヤー・ベンチの理解、そして試合を盛り上げる観客すべての方々の力で、グッドゲームとなった。チームの歓喜、そして涙を忘れずに、次のステップに向けて取り組んでいきたい。そして再び、このインターハイのコートに立てるよう、挑戦したい。

 今大会運営において、開催地審判員の方々はもちろん、多数の競技運営スタッフの方々の姿があった。最後になりましたが、このたびの愛知インターハイという素晴らしい大会に関わったすべての関係者皆様に深く感謝申し上げ、私の報告とさせていただきます。本当に有難うございました。


第49回全国ミニバスケットボール大会

2018年04月25日 | 研修会参加報告書

                                                       参加報告書

 

                                                                                                      中予ミニ連      

                                                                                                       鈴木 道正       

 

<講習会・大会名>     49回全国ミニバスケットボール大会   

<期  日>   平成 30年 3月 27日(火)      平成 30年 3月 30日(金)

<会  場>      高崎アリーナ(群馬県高崎市)                    

<参加者>      審判委員長・委員、派遣審判委員 合計100名程度       

<講  師>      吉田正治氏、安西郷史氏、渡邊諭氏、小坂井郁子氏                                 

<内  容>      

 

3月27日(火) 安西郷史氏による審判研修会

 

【2POの正しい適用について】

現在は3POと2POが日本国内で混在している。どちらが上か下かということではないが、コート上にい

るプレイヤーにとっては3PO、2POは関係なく、しっかりと判定しアジャストすることが重要であると

冒頭にあった。ミニバスケットボールは、1ピリオド、2ピリオド、3ピリオドと全く違うチームで構成さ

れることが多いため、チームの特徴や戦術等に審判がフィットし、アジャストしてゲームをコントロールする

ことが大切である。

 

【約束事】

・ブラインドは作らない

・まずは走る

・良い位置で止まる

・プレイに対して足を運ぶ

 

【2POのメカニクス】

・コートで行われている様々なプレイに対して、良い位置取りを連続させる

・最終的に良い位置取りで判定をする

・確認できる位置取りを常に求める

・より高い感性が必要となる

・ストレートラインでブラインドコール、クロスコールをしない

・声を有効に使う(笛を加えながら)TO レポートや抑止

 

『メカの確認(トレイル)』

1、リードがトレイル・サイド(ローテーション)に来ていなければエリア1、2から始まる左側ドライブは

      すべてトレイルがプライマリーとなる。

2、リードがミッドラインを越えて判定(クロスコール)をするとミスジャッジにつながるので注意する。

3、ドライブに対しリードからしか確認できないものについては、オープンアングルで捉え判定することは仕方

      ないが、その場合はクローズ・ダウン・ポジションまで来て判定する必要がある。

4、トレイルはクロス・ステップを用いながら縦のラインを捉える。

 

『メカの確認(リード)』

「リードのセットアップ・ポジションについて」

・エリア3にボールがある場合・・・ペイントを意識してアクション・エリアにも意識を残す。

・ポストアップについて・・・トレイルサイドで行われている場合は、背中越しに見るのではなく、判定するので

   あれば右へ行く。右に行っても左を捨てるということではなくエリア4で行われるプレイにも目を残す。

・クローズ・ダウンを大事にし、プレイによってはノーワーキング・エリアに一時的に入る必要もある。必要がな

   ければ戻る。

・ドライブに対しては位置を少し変えることでプレイにアジャストする。

 

『まとめ』

  2POのほうが3POよりもメカだけではなく、より豊かな感性が必要となるため、行われるであろうプレイに対

してアジャストすることを心掛けること。メカニクスの実践の目的はルールで説明できる判定を続けるためである。

 

3月28日(水) 鹿児島 対 群馬(男子)

         主審 勝原氏(山口A)  副審 報告者  主任 村上氏(山形)

(プレゲームカンファレンス)

   長身選手に対する視野の当て方を中心に話し合った。プライマリーを意識しながらもターンの方向によってはリード

も判定しなければならないケースがあることを確認した。

(ゲーム主任より)

   位置取りやアングルは良かったと言われたが、一度、クロスコールがあった後から笛が消極的になったとの指摘をいた

だいた。課題としては、リード時に、エリア6で起こるリバウンド争いに足を運ぶことができていなかったので、今後、

積極的に足を運ぶことを意識していく必要がある。

 

3月29日 (木) 大阪 対 富山(女子)

          主審 仲間氏(沖縄新規A)  副審 報告者  主任 豊田氏(島根新規S)

 (プレゲームカンファレンス)

   両チームのスタイル早めに把握し、しっかりと基準を作っていくことを確認した。また、前日の反省を生かし、プライマ

リーを意識して落ち着いて積極的に判定することを心掛けた。

(ゲーム主任より)

 試合を通して、大きなミスもなく、連携をとりながらゲームを進めることができていたと言っていただいた。課題として

は、ボール中心となることが多く、展開されたときに後追いになり、判定ができないケースがあった。45度のアングル意

し、プレイの予測をすることを指摘していただいた。

 

3月30日(金) 石川 対 佐賀(女子)

         主審 飯塚氏(委員会B)  副審 報告者  主任 中島氏(群馬)

(プレゲームカンファレンス)

  TO管理や時間が止まっているときの行動をきびきびとし、ゲームを円滑に進めることを確認した。また、プライマリー

 や受け渡しの部分を意識し、常にボクシングインを心掛けることを話し合った。

 個人としては、良い位置取りやアングルを意識して正しい判定につながる努力をすることを念頭に置きゲームに臨んだ。

(ゲーム主任より)

 積極的に判定しようとする姿勢(アンスポーツマンライクファウルの取り上げなど)は良かったが、協力して判定すること

に欠けていたと指摘をいただいた。プライマリーを意識し過ぎてヘルプを求められたときに準備ができていなかったり、ボー

ル中心となりクロスコールにつながったりすることがあった。次のプレイを予測することや周辺を見ることを癖付けること、

相手レフリーの位置や視野の当たっているところを細かく捉えることが重要であることを再確認した。

 

<所  感>      

 今回、初めて全国ミニバスケットボール大会に参加させていただきました。近年、ガイドラインやメカニクスなどが変化し

ていく中でも、まずは基本を理解した上で堂々とレフリングできることが大切であると痛感しました。協力・良い位置取り・

アングルなど様々な課題が見つかり、今後の活動で改善していきたいと感じました。今まで以上に活動の幅を広げ、スキルア

ップを図ります。また、同カテゴリーの審判委員の方々にも今回学んだことを伝えていきたいと思います。

このような貴重な経験をさせていただいた愛媛県バスケットボール協会の皆様に深く感謝申し上げます。誠にありがとうござ

いました。


第31回都道府県対抗ジュニアバスケットボール大会2018

2018年04月08日 | 研修会参加報告書

                    参加報告書

 

                                                           中体連       

                                                           二宮 光司  

 

<講習会・大会名>    31回都道府県対抗ジュニアバスケットボール大会2018      

<期  日>   平成 30年 3 月 28 日(水)      平成  30年 3 月 30 日(金)

<会  場> 東京体育館、 越谷市立総合体育館、 上尾運動公園体育館、 市川市国府台市民体育館

     浦安市運動公園総合体育館、 横浜文化体育館、 川崎市スポーツ・文化総合センター      

<参加者> 各都道府県帯同審判員、中体連上級審判員、関東派遣審判員、本部審判員等 約220名

<講  師> 蒲健一氏、関口久視氏、御手洗亮氏、田邊真由美氏、星野由貴氏、武藤陽子氏、

     他中国・近畿ブロック上級審判員6名

<内  容> 

○3月27日(火) 審判研修会

 午前中は3POメカニクスの習得とガイドラインの理解について簡単な講義と分解練習を実施した。

1 ガイドラインの理解と確認

  ・ブロック or チャージ

  ・プロテクトシューター

  ・フェイク

  

   上記の3点について、B・Iは笛が入らないケースがないように判定することや、ショットに対して最後まで

  スペースを詰めていくような守り方を見極めるよう指導があった。また、今大会はレベルの高い選手が集まるこ

  とも有り、フェイクについても「中学生だから」と考えずWarningやTFもきっちりと処置していくよう講話を

  いただいた。

 

 2 3POの基本的なメカニクスの確認

  ・プライマリー

    自身のプライマリーから始まったプレイについては最後まで確認をして判定をする。(特にT・C)

   プライマリーにはエリアとアングルがあり、遠くてもオープンアングルであれば判定に加わっていく意識と準備

   が必要である。(セカンダリーの意識)

   

  ・ボールサイドツー

   ボールサイド=ストロングサイドを作ることを心掛ける(オートマティックに)

   1人で見るより、2人で見た方が見えないものが少なくなる。

 

  ・ローテーション

   ローテーションの基本はリードがイニシアティブをとる

   ①リードはセットアップポジションを基本として、ミラー・ザ・ボールの位置をとる。

   ミッドレーンにボールがあるとき  → クローズダウンポジション

   ボールがウィークサイドの移動する  ローテーションを開始

       (Lはスキャン・ザ・ペイント、Tはピック・ザ・ペイントしつつ同時にCへ)

   Cはアクティブな1対1があればキープし判定を続ける。

 

   今夏の山口全中は2日目より3PO実施となるため、基本的なメカニクスについて実際のコートを使用して

  の説明があった。様々な情報や言葉が流れてくるが、やはりローテーションの連携など基本的なところを大切

  にしてほしいとのことであった。

 

 3 ケーススタディ

  ・4sラン

  ・ハーフコート5on5(ローテーション)

  ・ハーフコート5on5(ハイピック)

  ・オールコート5on5(1往復半トランジション)

 

 午後は高校生男子を使用してモデルゲームを行った。

  モデルゲーム 甲南-日大豊山 

CC 大野哲広(奈良新規S) U1 報告者 U2 本部和史(宮崎B)

 3POの経験がほとんどないクルーであったので、ローテーションや時間の管理など基本的な事項のみ確認して

ゲームに入った。主任の御手洗氏からはクルーとしてローテーション等は全く問題がなく行われていた。個人的な

部分では3POメカニクスに対する理解はとてもよいが、今後はリードの時のローテーションの必要性をもっと考

えてから行うとプレイにマッチすると指導をいただいた。プレゼンについてはよく勉強しているとほめていただい

た。今後の課題はボイスを使って、デッドボールオフィシエイティングをする習慣をつけていくともっと良くなる

とご指導いただいた。(シューターの番号や本数、クロックの秒数など)

 

○3月28日(水) 男子予選リーグ 東京B 49 対 66 愛知

主審 望月公平氏(広島A) 副審 報告者 主任 山口憲昭氏(福岡新規A)

  プレゲームでは、長身選手が多いのでインサイド中心の展開になる可能性が高く、2POでのリードのスイッチ

 サイドについて確認した。また、2POの場合だと確認が難しいスペース(3、4エリアから6エリアにかけて)

 のお互いの分担についても話し合った。また、個人として前日に指導いただいた、ボイスを使ったデッドボールオ

 フィシエイティングへの挑戦も意識してゲームに臨んだ。

  ポストカンファレンスでは、長身選手が多かったが、インサイド中心よりはドライブが多くなってきた段階で、

 2人で再確認をして見方や分担を変更した方がよりアジャストしたのではないかと指摘があった。クルーとしての

 連携協力については、主任、講師ともに非常に良かったと言っていただいた。

  個人の課題としては、リバウンド後のショットに対して、明らかな影響が出るまでもう少し我慢してみる勇気を

 持ってほしいとアドバイスをいただいた。

 

○3月29日(木) 女子準々決勝  東京B 74 対 92 千葉 

主審 小出聡子氏(京都新規S) 副審 報告者 主任 澤野卓朗氏(青森A)

  最終日のコートをかけての対戦となるので、どちらも初めから激しくプレイをしてくる可能性があるのでゲームの

 基準となるテンポセッティングを意識するように確認した。また、長身選手が多いのでリードでの右側への移動は、

 インサイドでの攻撃がはっきりしている場合や、3対3以上のマッチアップになった時だけにしぼり、2人のボクシ

 ングインがなるべく崩れないように確認した。また、ブロックショットなどをしっかり判定し、いいプレイを切るこ

 とがないよう確認しゲームに臨んだ。

  ポストカンファレンスではドライブに関してのDFのコンタクトにもう少し笛を入れてよいケースが前半に見られ

 た。女子特有の、最後に面が変わることも考慮してリードのポジショニングを工夫すれば判定できたのではないかと

 指摘を頂いた。リバウンド争いでの手の絡みに対して、プレイに関係ない状況でも早めに笛を入れた方がよかったと

 反省した。

 

<所  感>    

  今大会を通して、現在の日本国内の3POへの移行や、プレゼンテーションの大切さ、メカニクスなど様々なもの

 がどんどん変化していく中で、昨年のえひめ国体や県内、ブロック内での研修会で上級審判の方々から教えていただ

 いた情報のありがたさを感じることができました。特に『声』を使うことに関して、どのような場面で、何のために使

 うのかを考えさせられる大会となりました。これまでの取組を生かしながら、改善できることはどんどん挑戦していき

 たいと思います。そして、習慣化するためにもどのレベル、カテゴリーの試合でも続けて取り組んでいくことを心掛け

 て審判活動を行っていきたいと思います。また、県内の審判へも持ち帰ったことを広めていきたいと思います。

  今回、このような機会を与えていただき本当にありがとうございました。