さいたま市の女性専用ヒーリングサロン ☆Dwarfgardenドワーフガーデン☆

土日祝日のみ営業。直傳靈氣、音叉、シンギングボウル、各種カードリーディングをご提供します。お気軽にお試し下さい

シカのメディスン

2017年09月10日 | ・アニマル・メディスン
今回は、アニマル・メディスン シカ Deer の巻です。


写真は、ネットからお借りしました。









動物として


シカ      鯨偶蹄目 シカ科
学名:Cervidae  英名:Deer


綱偶蹄(ぐうてい)目 シカ科に属する哺乳類の総称。


ユーラシア大陸、南北アメリカ大陸に広く分布。


約18属 約36種から成る。


シカ科は、シカ亜科とオジロジカ亜科の
2亜科に大別される。


シカ亜科の代表的な種としては、
ホエジカ、アカシカ、ニホンジカなど。

ホエジカ





アカシカ





ニホンジカ





オジロジカ亜科の代表的な種としては、
オジロジカ、ヘラジカ、トナカイなど。

オジロジカ





ヘラジカ





トナカイ





なお、ジャコウジカは独立したジャコウジカ亜科、
カモシカはウシ科に属する。

ジャコウジカ





カモシカ





シカの大きさは、種によってかなりの差があり、
最大種は、ヘラジカ
体長 250~310センチ
体重 200~825キロ



最小はチリの固有種 プーズー
体長 70~90センチ
体重 6~13キロ



食性は、草食性。
草類、木の葉、木の実、果実、ササ、若芽を主に食べる。
食べ物が少ない時は、樹脂や樹皮を食べることもある。


主に、薄明薄暮性。
明け方に行動を開始し、
日中は食べたり寝たりを繰り返し、
夕方になると巣に戻る。
人里近くや、農作物が育っている場所では、
夜に活動する場合もある。


繁殖期を除き、
オスとメスは別々に群れを作って行動する。


ウシと同様に4つに分かれた胃を持ち、
反芻による消化を行う。


トナカイを除き、
オスのみが、枝分かれしたツノ(枝角)を持つ。
トナカイは、オスメス共にツノを持つ。


ウシ科のツノ(洞角)は
生え替わることなく一生伸び続けるが、
シカのツノ(枝角)は骨組織から成り、
毎年生え替わる。


春季、生えたばかりのツノは、
ビロード状の短毛で覆われている。(袋角:ふくろづの)



袋角の内側には、血管や神経が通っており、
中心に骨質が形成され、十分伸びると血流は止まり、
角化は完了する。


袋角の状態の時は変形しやすいため、
シカは角を傷つけないようにしているが、
角化が完了すると、木などに角をこすりつけて、
外側の死んだ組織を落とすことで、
全てが骨質の角となる。


角の成分はカルシウムであり、
落ちた角は、ネズミなどの他の動物の
貴重なカルシウム源となっている。


鋭い聴覚を持つ。
シカの耳は180度回転し、
左右別々に動かすこともできる。


鋭い嗅覚を持ち、匂いで危険を察知する。


色盲であり、視力はあまり良くない。


非常に優れた跳躍力を持ち、
助走なしで、高さ1.5メートルほどの柵を
飛び越えることができる。
さらに、危険が迫っている時などは3メートル、
追われている時などは6メートル近く
飛び跳ねることができる。


時速約60キロのスピードで走ることができる。


性格は、非常に臆病。


人間との関わりは非常に古く、
約5,000~6,000年前の縄文時代まで遡る。
シカは狩猟の対象であり、
食用として、人間の生活と深い関わりがあった。


シカはいつの時代も、
「俊敏」「非力」「優しさ」の象徴であり、
時に、峻険な山の象徴でもあった。


鹿島神宮や春日大社などにおいて、
シカは神の使いとされている。



アニマル・メディスンとして


シカが象徴するもの
   ・・・優しさ、優雅さ、純真、繊細さ、敏感、直感、機敏、瞬発力、
      魔法、豊かさ、用心深さ、再生、決断力、内なる子供、
      無条件の愛、平和


シカは自然と調和し、
世界に平和をもたらす聖なる生き物である。


シカは、われわれが自分のハートとつながって
生きている瞬間にだけ現れる
優しさや優美さを象徴する。


シカやレイヨウは、古くから
愛や調和のエネルギーを象徴する
ハートチャクラと深いつながりを持つと
考えられている。


シカはわれわれに、
どんな時も自分自身だけでなく、
他の人や他の生き物に対して優しさを失わず、
心を開いて愛するよう教えている。


われられがすべての生き物に対して
愛をもって生きる時にのみ、
他者と自分の命の間にある境界が消え、
自分に与えられた霊的なギフトや魔法、そして
神髄につながることができるようになると
シカは教えている。


シカの角は、自分を守るだけでなく、
自分を主張するという役割も果たす。
シカは、われわれに
優しくあるということは、
無防備であったり、
弱いということではないと教えている。


シカはわれわれに、
自分は誰かの被害者であるとか、
自分は無力であるというような考えを
持ってはならないと伝えている。


宇宙においては、犠牲者という概念は存在せず、
すべては、自分の思考通りに起きているということ、
現実とは、自分の潜在意識が創り出したものであり、
自分で変えることができること、
すなわち、われわれは自分の人生を変える力を
持っているということを
シカはわれわれに伝えている。


シカのトーテムを持つ人は、
穏やかで優しい気質を持ちながら、
意志を貫く強さも持っている。
人生における最大の困難に直面しても、
優しさと優雅さとともに
切り抜けることができる。


シカの角は、生え替わりすることから、
世界の多くの文化や伝承において、
シカは再生の象徴として崇められてきた。
シカの角の驚くべき再生力は、
魔法や魔術とのつながりという
神秘的な側面をシカに与えている。


シカのトーテムを持つ人は、
人生を一新させる魔法のようなパワーを持つ。


シカのカードが出た場合、
自分に役立たなくなった古い思考や
行動のパターンを手放すよう伝えている。
あるいは、新しい扉が開かれ、
新しい冒険が始まろうとしていることを
伝えている。


シカの感覚は非常に鋭敏で、繊細である。
シカの目は、暗闇でもよく見ることができ、
シカの耳は、遠く離れた小枝がきしむ音も
聞き取ることができる。


シカは、闇の先にある真実を見通す透視力、
異世界の音を聞き取れる透聴力を持つと
考えられている。


シカはわれわれに、
五感や直感を充分に活かすためには、
内なる平和を保つことが必要であると教えている。


そしてシカは、われわれが
直感やひらめきを受け取るため、
ハイヤーセルフやアストラル次元につながるのを
サポートしてくれる。


シカのトーテムを持つ人は、
人生のあらゆる場面において、
豊かな感受性を表現する。
霊的な世界における優しい巨人であり、
人生が与えてくれる教訓の価値を深く理解し、
自分を生かし育んでくれた存在への感謝を
決して忘れることがない。


捕食動物であるシカは、
周りに捕食者がいないか常に警戒し、
非常に慎重・俊敏に動き回る。


シカのトーテムを持つ人は、
時に、誰かを信頼したり、
自分の居場所が安全であると感じるまで
時間がかかることがある。
シカはどんな時も、
自分の直感を信じるよう伝えている。


シカは、純真無垢、無邪気さを象徴し、
内なる子供とのつながりを持っている。


われわれはみな、かつては、
野に咲く小さな花にも笑ったり興奮した
無邪気な子供時代を持っていた。
シカは、われわれの内なる子供の
遊び相手としてやってきて、
われわれが成長とともに忘れてしまった
無邪気さや純真さを思い出させてくれる。


シカは、代表的な狩猟獣として
世界の数多くの神話に登場する。


ギリシア神話において、シカは
女神アルテミス、アフロディーテ、アテナの
聖なる生き物であった。


月と狩猟の女神アルテミスは、
シカを追う弓の名手であり、
アルテミスの水浴を見たアクタイオーンは
シカに変身させられた。


また、雄シカは、
太陽神アポロンの聖なる生き物であった。


ローマ神話においては、シカは
女神ダイアナの聖なる生き物であった。


ケルトの神話において、雄シカは
狩猟の神にして冥府神、獣の王・動物の王である
ケルヌンノスの動物である。
ケルヌンノスは、絵画において、
シカの角のついたヘッドドレスを身につけ、
常に雄シカとともに描かれている。



森林の女神フリディッシュは
シカが引く戦車に乗っている。


白いシカは、異世界の神の使いであり、
人間を異世界へと導く役目を担うとされていた。


また、ケルトの伝承において、
シカは、メスとオスで異なる側面を持つと
されている。


雌シカは、繊細さ、優雅さを象徴する。
雌シカは、妖精の世界とつながりを持ち、
霊性について、人間に教えてくれる存在である。
雌シカは、『文明』という罠から自分を解放し、
森の中に深く入って、
魔法や霊性を探求するよう人間を誘っている。


雄シカは、独立、浄化、誇りを象徴する。
雄シカは、森林や大地と強いつながりを持ち、
神聖なる森の王であり、
森のすべての生き物の保護者である。


古代シュメールの儀式において、
豊饒の神は、雄シカの皮と角を身につけている。


中国や日本の伝説の生き物である龍は、
シカの角を持つ。


世界中で、シカは再生の象徴とされてきたが、
ある伝承において、
シカの枝角と木の枝が似ていることから、
雄シカは生命の樹とつながりを持つとされた。
またシカの角は、そのままでも粉末にしても、
大きな魔法を含むものとされていた。


古代のシャーマンにとって、雄シカは
角を持った神であった。
やがてキリスト教が広まるにつれ、
角を持った神はサタンの象徴とされたが、
人間のために多くの命を捧げたシカは、
人々のために十字架で血を流したイエスであり、
キリストの象徴とされた。


ネイティブ・アメリカンは、
シカなどの枝角を持つ動物は、
大いなる超能力や霊的なパワーを持つと考えた。


ケルト民族もネイティブ・アメリカンも、
狩りの際は、シカに対して祈りを捧げ、
必要以上の獲物は捕らないことを誓っていた。



ネイティブアメリカンには、
以下の伝承がある。

――――――――――――――――

ある日、雌シカは
大精霊が聖なる山の頂から
自分を呼ぶ声を聞いた。


雌シカは山へと向かったが、
大精霊の在る場所に通じる道には
恐ろしい悪魔がいることを知らなかった。


悪魔は、いかなるものも
大精霊に近づけないようにしていた。
悪魔は、大精霊がすべての生き物を
拒絶しているとして、
来るものを脅かし、自分を怖れさせていた。


しかし、雌シカは悪魔を見ても、
全く怖がらなかった。
悪魔は火と煙を吐き、嫌な音を出して
雌シカを怖がらせようとした。
どんな生き物もその場から逃げ出すか、
恐怖のあまり、死んでしまっていた。


しかし雌シカの目は、
悪魔に対しても、愛と思いやりで満ちていた。
雌シカが自分を怖れないので、悪魔は驚いた。
悪魔がどんなに頑張っても、
雌シカを怖がらせることはできなかった。


すると、悪魔の心は溶け、
体は木の実ほど小さく縮んでしまった。
雌シカの強い愛と優しさは、
悪魔を滅ぼしたのだった。


雌シカの優しさのおかげで、
すべてのものは、大精霊のもとに
行くことができるようになった。

――――――――――――――――


この伝承から、シカはわれわれに
他者を無理に変えるのではなく、
愛情を持って正しい方向へと
優しく導くよう教えている。


他者をあるがままに受け容れ愛すること、
真のパワーとは、
愛と思いやりの中にあると教えている。


シカは、言葉、思考、物腰、ボディタッチなど
すべてにおいての優しさ、繊細さを象徴する。
また、感謝や献身、より良いもののために
自分を犠牲にすることも象徴する。


シカは、われわれに
優しさと思いやりこそが
人生の困難を克服するのに役立つこと、
そして、自分自身と他者を愛することが、
宇宙の完全性の真の意味を理解するのに
役立つことを教えている。



《逆位置》


神経過敏になっていないか。

相手を否定し、自分のやり方を無理強いしていないか。

力を無理に通そうとしていないか。

自分を愛し、他者を愛しなさい。

感謝する気持ちを忘れてはならない。

すでに自分に不要となったものに執着していないか。
古いものを手放し、新しいものを手に入れなさい。

イライラしたり、ネガティブな気分になっていないか。
自然の中で独りで過ごす時間を持ち、
母なる大地とつながって、穏やかさを取り戻しなさい。


~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 浄化の週末 | トップ | 平和への祈り »
最新の画像もっと見る

・アニマル・メディスン」カテゴリの最新記事