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ハチ(ハナバチ)のメディスン

2017年10月18日 | ・アニマル・メディスン
今回は、アニマル・メディスン ハチ(ハナバチ) Bee の巻です。


写真は、ネットからお借りしました。







動物として


ハチ 昆虫綱 ハチ目(膜翅(まくし)目)ハチ亜目 ミツバチ上科
学名:Anthophila  英名:Bee 


膜翅(まくし)目ミツバチ上科(ハナバチ上科)のうち、
カリバチ類を除外したハチの総称。


約2万種から成る。


全世界に広く分布。


昆虫の中では、比較的新しいグループで、
地球上に出現したのは、チョウやガの仲間と同時期の
中生代(約2億5217万年前~約6600万年前)である。


土中、竹筒、木の孔、壁のすき間などの物陰、
他の虫が作った穴などを利用したり、
木材に穴を開けて営巣する。


ハチ全体の共通の特徴として、
卵→幼虫→蛹→成虫という完全変態を行う。


ハエやアブの翅は2枚であるのに対し、
ハチは透明な翅を4枚持つ。


ハチの社会はメスが中心であり、働きバチもメスである。


ハナバチは昆虫の中で、最も花との結びつきが強い。
代表的なものは、
ミツバチ、クマバチ、マルハナバチ、ルリモンハナバチなど。


ミツバチ Honey bee



クマバチ Carpenter bee



マルハナバチ Bumblebee



ルリモンハナバチ Thyreus decorus



体は丸味を帯び、体毛で覆われているものが多い。
体毛は細かく枝分れし、
花粉が絡まりやすくなっている。


ハナバチのほとんどは、
一生涯の食事の全てを、花粉と花蜜(かみつ)に頼る。 
そのため、花蜜を吸うのに適した長い舌(中舌)、
後脚には、花粉を貯める『花粉かご:Pollen Basket』を持つ。

ミツバチの体のつくり



花粉かごがふくらんだミツバチ



花粉と花蜜を採取した働きバチは、、
巣に戻ると、花粉と花蜜を混ぜて団子を作り、
幼虫の食糧として貯蔵する。


またハナバチの多くは、花粉と花蜜に
自分が分泌した蝋物質(ミツロウ)を混ぜ、
卵を納める正六角形の部屋を作る。



花粉を運ぶ際は、
後脚の花粉かごで運ぶものが最も多いが、
腹部の毛につけて運ぶもの、
花粉を食べ、『蜜胃』(一時的に蜜を貯める場所)に入れて
運ぶものもいる。


記憶力、形態認識能力、学習能力が高く、
一度気に入った花に繰り返し訪れる習性がある。


ミツバチやマルハナバチは、
女王蜂と働き蜂で明確に役割を分担し、
高度な社会性を持つ昆虫として知られているが、
大部分のハナバチは、単独で生活する。


一部のハナバチは、幼虫を育てるため、
花粉と花蜜を集めるのではなく、
同類のハナバチの巣に卵を産みつけて寄生させる。


外敵から身を守るために、毒針を持っている。
毒針を持っているのはメスだけであり、
毒針は、産卵管の一部が変化したものと考えられている。


毒針には返しがついており、
一度刺すと、抜くことはできず、
毒針で刺すことは、自死にもつながる。


高い社会性を持つミツバチは、
集団の中の1匹が毒針を使うと、
攻撃的になるフェロモンが発せられ、
他のハチもつられて襲いかかるという習性がある。


性質はきわめて温厚であり、
人間の方から攻撃をしたり、
巣に近づき過ぎない限り、
ハナバチの方から攻撃してくることはない。


セイヨウミツバチは、全世界で養蜂に用いられている。


アニマル・メディスンとして


ハチが象徴するもの
   ・・・生産性、コミュニケーション、勤労、集中、
      コミュニティ、家族、喜び、甘味、奉仕、育成、
      協働、協力、守護、慈愛


ハチは、高い生産性、勤勉、豊かさ、繁栄を象徴する。


ハチは、昆虫の中で最も忙しく働き、
最も世界に貢献していると考えられている。
ハチがいなければ、花は咲かず、
実をつけることもない。
ハチの働きにより、
ひとつひとつの花の命のサイクルが回り、
大自然のサイクルも回っている。


ハチは、仕事に関する強い倫理感を象徴する。
ハチは一度に、
体重の半分の重さの蜜や花粉を運び、
その重労働を1日で10数回も繰り返す。


しかしハチは、時に花の香りに仕事の手を止め、
その香りを愉しむ事も忘れない。
ハチはわれわれに、
仕事と遊びのバランスを取る重要性を教えている。


また、ハチはわれわれに、
自分が関わっている仕事を楽しむよう伝えている。
楽しみながら仕事をすることで、
生産性はより高くなり、
得られる蜜もより甘くなると教えている。


ハチのカードが出た場合、
自分の生産性について考えるよう伝えている。
仕事が多過ぎたり、少な過ぎたりしていないか。
きちんと休みも取っているか。
自分の仕事の仕方と、遊び方を振り返るよう伝えている。


ハチのトーテムを持つ人は、
自分のエネルギーを適切に使うことができる。
非常に勤勉で、一生懸命働き、一生懸命遊ぶ。
人生の明快なビジョンを持ち、
目標に対して常に意識を向けている。


ハチは、不可能を可能にする奇跡を象徴する。


科学者たちは長い間、、
体の大きさに対し、翅が小さすぎるハチが
どうして空を飛べるのか解明できなかった。
特にクマバチは、航空力学の観点からは、
飛べない体の構造であると考えられていた。



最近になってようやく、科学者は
高速で翅を動かすことにより、
ハチは空を飛べていると結論付けたが、
変わらずハチは、
不可能を可能にする象徴とされている。


ハチはわれわれに
霊的に、自分の限界を超えることで、
大きな成功につながると教えている。
ハチは、飛べるかどうかはどうでもよく、
飛びたければ、飛ぶだけだと教えている。


ハチは、われわれが困難に直面している時、
解決策を見つける手助けをしてくれる。


ハチのメディスンを持つ人は、
不可能と思えることでも何度も挑戦し、
最終的にはやり遂げる力を持っている。
成功がもたらす蜜の楽しみ方を知っており、
自分の潜在能力を呼び覚ます方法を理解している。


ハチは、仕事の完遂に必要な集中力、
未来を見据えた計画性や貯蓄を象徴する。


ハチが生産的であるのは、
自分の仕事に専心・集中しているからであり、
ハチは自分の目標から逸脱することはない。


ハチはわれわれに、
仕事の時には、集中することが大事と伝えている。
自分の持つ創造的な力を発揮し、
自分がなすべきことに専心するよう伝えている。


ハチは、豊さと奉仕を象徴する。
ハチが花から花へ移動することは、
すべての命が相互につながっていることを象徴する。


ハチは自然界において、
受粉という特殊で重要な役割を担っている。
ハチは、植物のライフサイクルに不可欠であり、
みつろうや蜂蜜などの付加価値も生み出す。
アインシュタインは、ハチは生態系において
非常に重要な生き物であり、
ハチが世界からいなくなったら、
人間は4年で死に絶えるだろうと話していた。


ハチは花から花へと飛び回り、
コミュニティ全体に貢献し、世界を豊かにしている。
ハチのメディスンを持つ人は、
地球というひとつの村のために働いているという
意識の高いライトワーカーであり、
ヒーラーであり、教師である。


ハチは、家族やチームワークを象徴する。
ハチはわれわれに、
すべての命が相互に深くつながり、
影響し合っていることを伝えている。


ハチの巣では、次に女王になる幼虫が選ばれると、
働きバチは特別な食事を与え、
巣にいる全員が協力し、成長をサポートする。


そうして成長した女王バチは、
毎日千個以上の卵を産むことで、
集団の維持に貢献する。


ハチはわれわれに、
協力し合うことの大切さを教えている。
さらにハチは、チームの一員として働く時は、
エゴやプライドを捨てるよう教えている。


ハチのカードが出た場合、
集団内における自分を振り返るよう伝えている。
集団全体の利益よりも、
自分個人の利益に重点を置いていないか。
ハチは、家族や、自分が属するコミュニティの育成に
もっと注力するよう伝えている。


ハチは、力強い守護者である。
ハチは危険が迫った時、
自分の命を顧みず、仲間を守ろうとする。


ハチのメディスンを持つ人は、
弱い者を愛し、猛然と守ろうとする。
困っている人がいれば、喜んで救いの手を差し伸べ、
優しさと慈愛に満ちている。


ハチは、太陽、日光、暖かさと強い関連を持つ。
ハチの巣の6角形は、
ハートチャクラ、人生の甘美さ、調和、
平和、癒しを象徴し、
古くから、神秘的な意味を持つと考えられてきた。


ハチは、世界中の伝承や神話に登場する。


古代エジプトにおいて、
ハチは、太陽神ラーの涙から生まれたものとされ、
王座や権力の象徴であった。
また、下エジプトの支配者は、
『ハチに属する者』と呼ばれていた。


古代ギリシャにおいて、
ハチは神聖な生き物であり、
勤勉、繁栄、純粋さ、不死を象徴し、
神々からの書簡を運ぶ者とされていた。


ハチは、ギリシャ神話の神との関係も深い。
主神ゼウスと、豊穣と葡萄酒の神ディオニューソスは
赤ん坊の頃、ハチミツで育てられ、
ゼウスは神酒ネクタル(ハチミツ酒)とハチミツが好物であった。
ゼウスの称号のひとつには、
“蜜のような”を意味する『メイリキオス』があり、
ゼウスの娘トリアイも、ハチミツが好物であった。


ハチはまた、豊穣の女神デメテル、
大地母神キュベレー、月の女神アルテミス、
大地の女神レアーとも深いつながりを持っていた。


女神デメテルの神官は、
ハチミツやミツバチを意味する『メリッサ』と呼ばれていた。
いくつかの記録において、
デルポイの神官は、『デルポイのハチ』と書かれている。
また『メリッサ』は、偉大なる地母神の称号でもあった。


愛と美の女神アプロディーテに仕える
女祭司も『メリッサ』と呼ばれ、
エリュクス山にあるアプロディーテの呪物(まじもの)は、
金色のハチの巣であった。


半獣神パンと豊穣の神プリアーポスは、
ハチを保護して飼っていた。


哲学者アリストテレスやプリニウスは、
善良な魂はハチに生まれ変わると書いている。
ハチは『死後の祝福』を約束し、
エレウシスの秘儀とも結びつけられた。


ケルト文化において、
ハチは手厚く保護されていた。
ハチは、神の小さな召使いであり、
異世界の秘奥を知る霊的な使者であると考え、
殺すことは良くないとされていた。


ケルト人は、家族の誰かが死んだり結婚すると、
遠方の親族や友人に知らせるため、
まずハチに教えるという迷信を持っていた。


ドルイド教において、
ハチは太陽、お祝い、コミュニティを象徴し、
祭りでは、ハチミツを発酵させて作った
『ミード酒』がふるまわれた。


古代文化において、
ハチミツは貴重な防腐剤の1つであり、
宗教儀式においては、
ハチミツは、死後の命の象徴とされた。
フィンランドの民族叙事詩『カレワラ』において、
主人公のレンミンカイネンは、
ハチミツによって蘇ったとされている。


ルネッサンス時代の絵画において、
ハチは、愛の象徴キューピッドと関連づけられていた。
下の絵では、キューピッドは
ハチミツを取ろうとして、ハチに刺されている。
ハチは『神の愛』であり、『愛に伴う痛み』も象徴する。



ヒンズー教において、
ハチは神や再生と結びつけられ、
サイキックなエネルギーを象徴する。
ハチは、カーマ神の神聖な生き物であり、
ヴィシュヌ神、クリシュナ神とも深い結びつきを持っていた。


中国において、
ハチは幸福、幸運、繁栄と平和を象徴する。
ハチは中国語で『fu』であり、
『幸福』と同じ発音である。
ハチの群れを見ることは幸運とされる。


イスラム教の聖典コーランにおいて、
ハチは知恵、無害さ、忠実な者、誠実、知性の象徴である。


死海文書と関係が深いユダヤ教のエッセネ派の司祭は、
コミュニティで重要な役割を担い、
神と信仰に身を捧げていたため、
『蜂』と呼ばれていた。


マヤ文明においては、
アーミューゼンキャブという名の
ハチとハチミツの神がいる。


ハチミツは古来から、人間の生活に深く入り込んでいた。
ハチミツは、甘味料、抗菌剤としてだけでなく、
エジプトではミイラの作成にまで、幅広く利用されていた。


ハチミツは、栄養、報酬、官能性、富を象徴し、
多くの神話や伝説の中で、黄金と結びつけられた。
ハチミツは、困難で骨の折れる仕事の後で、
与えられた褒美を象徴し、
ハチはわれわれに、
絶え間なく努力を続ければ、
いずれ必ず報われることを伝えている。


ハチは、生きる歓びを象徴する。
ハチはわれわれに
もっと喜びを表現し、お祝いをすべきと伝えている。
お祝いには、特に理由はなくてもいい。
ただ生きているという奇跡を喜び、祝い、
仲間と過ごす瞬間を愉しむべきであると伝えている。


ハチはわれわれに、
自分の内に『庭』を持ち、育てるよう伝えている。
自分の人生のテーマは何かを考え、
心、精神、夢、感情を豊かに成長させていくことが
大事であると教えている。


《逆位置》


集団において、自分の役割がよくわかっていないのではないか。

集団内で、協調性を欠いていないか。

働きすぎていないか。あるいは、休みすぎていないか。

仕事に対するモチベーションに欠けていないか。

自分の目標に向けて努力を続けているか。

疎外感を感じていないか。

奉仕の精神に欠けていないか。

コツコツと努力を重ねることが
大きな成功をもたらすことを忘れてはならない。


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ハヤブサ、チョウゲンボウのメディスン

2017年10月11日 | ・アニマル・メディスン
以前、チョウゲンボウとして書いた記事に
同種のハヤブサを追加し、修正・再掲します。

写真は、ネットからお借りしました。







動物として


ハヤブサ  ハヤブサ目 ハヤブサ科 ハヤブサ属
学名:Falco peregrinus 英名:Peregrine Falcon


広義には、鳥綱タカ目ハヤブサ科に属する鳥の総称。
狭義には、そのうちの1種を指す。


近年のDNA鑑定により、ハヤブサは
猛禽類から、インコやスズメの仲間に分類変更されている。


約60種、19亜種から成る。


南極大陸を除き、全世界に分布。


河川、湖沼、海岸、山地、谷、農耕地など、
見晴らしの良い開けた場所に生息。


留鳥として定住するものもいるが、
寒冷地に生息するものは、
冬季には暖かい地域へ移動して越冬する。


体 長 38~51センチ  
翼開張 84~120センチ
体 重 0.5~1.3キロ


ハヤブサ属の最大種は、シロハヤブサ
体 長 51~65センチ  
翼開張 115~125センチ





ハヤブサ属の最小種は、モモアカヒメハヤブサ
体 長 15~18センチ
翼開長 30~34センチ
(スズメ程度の大きさ)





ワシやタカと同様に、メスの方が大きい。


昼行性。


食性は、動物食。
主にスズメ、ハト、ムクドリ、ヒヨドリなど
体重1.8キロ以下の鳥類を食べる。


小枝などを利用して巣を作ることをせず、
断崖などのくぼみを巣として利用する。
高層ビルで子育てをすることもある。


非常に強い帰巣本能を持つ。
お気に入りの巣を何世代、数百年にも渡って
使い続けることがある。
2,500年前から使われ続けている
シロハヤブサの巣がグリーンランドで発見されている。


ハヤブサの特徴として、翼の先が尖っている。
上から、ワシ、トビ、ハヤブサ、タカ



高い飛行技術を持つ。
上空で獲物を見つけると、翼を閉じて急降下する。



水平飛行時は、時速100㎞前後、
急降下時は、時速389kmという記録が残っている。


ハヤブサの鼻の中には突起があり、
この突起のおかげで、超高速飛行中でも
風圧の影響を受けず、普通に呼吸ができる。



「キッ、キッ」と鋭く甲高い声で鳴き、
その声は数キロ先まで届く。


人間の8倍の優れた視力を持ち、
数キロ先の獲物も見つけることができる。
また、紫外線も感知できる。


和名のハヤブサは、『速い翼』が由来とされている。


以下、チョウゲンボウについて





チョウゲンボウ(長元坊) ハヤブサ目 ハヤブサ亜科
学名:Falco tinnunculus 英名:Kestrel


ユーラシア大陸とアフリカ大陸に分布。


山林、丘陵地帯、原野、農耕地、埋め立て地、
河川敷、崖、都市部などに生息。


寒冷地に生息するものは、
冬季には暖かい地域へ移動して越冬する。


ハヤブサよりも小さく、ハト程度の大きさである。
体 長 30~40センチ  
翼開張 70~80センチ
体 重 150~200グラム


食性は、動物食。
主にハタネズミなどの齧歯類や小型の鳥類、
モグラ、ミミズ、爬虫類、昆虫を食べる。


猛禽で唯一、『停空飛翔:ホバリング』を行う。


地上の獲物を狩ることが多いチョウゲンボウは、
止まり木などの上で、獲物を待ち伏せしたり、
ネズミの糞尿に反射する紫外線を辿って、
効率的に狩りを行っている。


アニマル・メディスンとして


ハヤブサが象徴するもの
・・・スピード、集中、決断力、知恵、忍耐、勝利、勇気、
    太陽とのつながり、野心、意志、自由、直感、制御


ハヤブサは、スピードと正確さを象徴する。
時速300キロという猛スピードで
はるか上空から獲物に襲いかかるハヤブサは、
狩りに失敗しないよう、
周囲をじっくりと観察し、
自分が探している獲物が見つかるまで
辛抱強く待ち続ける。


ハヤブサはわれわれに、
究極の成功を得るためには、
自分の目標を明確にすること、
いくつもの選択肢の中で、
目標に合うものを厳選すること、
狙いが定まるまで、自分を抑制すること、
動き始めたら、全力を尽くすことが大事と伝えている。


ハヤブサは、リスクを冒すことには消極的である。
猛禽の中で小柄なハヤブサは、
自分が運べる大きさの獲物だけを狩る。


ハヤブサのカードが出た場合、
選択の際には、慎重になるよう伝えている。
決して欲を出しすぎず、
自分が処理できる範囲のものを選ぶのが大事であり、
また、荷物を小さくすることは、
自分自身の安全にもつながると
ハヤブサは教えている。


ハヤブサは、集中力を象徴する。
また、猛禽で唯一ホバリングを行う
小型のハヤブサ、チョウゲンボウは、
自分の能力を最大限に発揮することを象徴する。


成功は、自分が持つ能力を最大限に発揮し、
集中して取り組むことで実現する。


ハヤブサはわれわれに、
自分の内にどのような能力があるか、
自分自身をよく知り、
夢を実現するために、
ネガティブな思考を遠ざけ、
自分の能力を発揮することに集中するよう伝えている。


地上の獲物を待ち伏せするチョウゲンボウは、
忍耐を象徴する。
チョウゲンボウはわれわれに、
正しい瞬間をとらえ、
正しく行動を起こすよう伝えている。


ハヤブサのカードが出た場合、
人生における大きなチャンスが
まもなく訪れることを表している。
ハヤブサは、周囲に十分注意を払い、
綿密に戦略を立て、
準備しておくよう伝えている。


成功は、迅速な行動にかかっている。
チャンスを確実に掴むため、
強い決断力を持つよう
ハヤブサは伝えている。


ハヤブサのメディスンを持つ人は、
計画や戦略を立てるのが得意であり、
効率的に物事を進めていく。
時間に対する意識が高く、
人生において、時間は
重要な役割を果たすものと考える。
また、途中経過がどうであったかより、
結果を最も重視する。


ハヤブサは、非常に精力的である。
ハヤブサは、必ずしも最高の指導者とはならないが、
鋭い観察眼を持ち、しばしば優れた斥候となる。


天高く飛ぶハヤブサは、われわれに
より大きく、全体図を見渡すためには、
時に、自分を周囲の人や状況から
切り離すことが必要であると教えている。


われわれは、物を見る時に
近寄り過ぎているのではないか。
ハヤブサはわれわれに、
大きく下がり、できるだけ俯瞰することで、
周囲の状況を把握できるようになり、
より大きな成功につながる可能性が高まると
教えている。


ハヤブサは、自制を象徴する。
ハヤブサは、いつ行動を起こし、
いつ止まるべきかを知っている。


ハヤブサはわれわれに、
自分を制御することが重要であり、
忍耐力、機転の速さ、観察力、鋭い五感が
生き残る鍵であることを教えている。


ハヤブサのメディスンを持つ人は、
鋭い五感と直感を持つ。
忍耐力と直感のバランスが取れており、
チャンスの到来によく気づく。


また、ハヤブサのメディスンを持つ人は、
精神的にも、霊的にも独立している。
常にマイペースで行動し、
時に、他の人に何を言われようと、
超然として聞き入れないこともある。
孤独を愛する思索家であり、
あまり社交的ではない。


ハヤブサは、過去とのつながりを象徴する。
ハヤブサを使った狩りは
何千年にも渡って実践されており、
ハヤブサの巣の中には、
何百年何千年、何世代にも渡って、
使われ続けているものもある。


ハヤブサのカードが出た場合、
過去が自分にどのような影響を与えているか、
考えてみるよう伝えている。
ハヤブサはまた、われわれは
過去の存在と魂でつながっており、
過去と現在は、共時的に存在していることを
教えている。


ハヤブサは、勝利、支配、困難の克服を象徴する。
また、他の鳥のスピリットと同様に、
ハイヤーセルフや霊界とのつながりを象徴する。


古代エジプトにおいて、ハヤブサは
日の出を意味する特別な象徴であり、
鳥の王と見なされていた。


エジプトの神の多くは、
ハヤブサの頭を持っていたり、
ハヤブサそのものの姿で描写されている。
その代表は、太陽神ラーと天空神ホルスである。

ラー


ホルス



北欧神話において、ハヤブサは
主神ヴォーダン(オーディン)や
ヴォーダンの妻で豊穣の女神フリッグ、
トリックスターである神ロキと
深いつながり持つ生き物とされていた。


ヨーロッパにおいて、ハヤブサは
戦争や狩猟を象徴する。
ハヤブサは古来から、
人間の狩猟の助手を務め、
戦争のエンブレムとしても、重用されている。


ケルト文化において、ハヤブサは
権威と威信の象徴であった。
ハヤブサを飼うことができるのは
貴族や富裕層のみであり、
身分によって、所有できるハヤブサの種類を定めた
法律まであった。
その法によると、
シロハヤブサを飼えるのは、王だけであり、
ハヤブサ(Peregrine falcon)を飼えるのは、王子だけ、
セーカーハヤブサを飼えるのは、騎士だけである。


ネイティブ・アメリカンのミシシッピの部族において、
ハヤブサは強さの象徴であり、
他の鳥とともに、戦闘の道具などのシンボルとして
多用されていた。


部族の伝承によると、ハヤブサは
他の強力な鳥の霊とともに、かつて地球を統治していた。
ハヤブサはまた、太陽、月、星の精霊とともに
天界に住む、超自然的な神であり、
天界そのものや、秩序、光を表す存在であり、
天界と地上をつなぐ空を行き来する
神へのメッセンジャーであった。


中国と日本において、ハヤブサは
貴族、権力、勇気、ビジョンを象徴する。
風水を実践する人は、ハヤブサを
成功をもたらすアイコンとして使用している。


ハヤブサの英名“Peregrine falcon”の“peregrine”とは、
『放浪者』または 『巡礼者』を意味する。
ハヤブサは、長い距離を移動することで知られるが、
ハヤブサはわれわれの内にある
何ものにもとらわれず、自由に彷徨う精神を呼び覚ます。


ハヤブサはわれわれに、
自分を律し、一度のみの人生を
自由に力強く生きるよう伝えている。



《逆位置》


自分は何を求めているのか、
自分の目標をきちんと理解しているか。

欲張って、自分に見合わない物を求めてはいないか。

戦略を立てて物事を進めているか。
行き当たりばったりになってはいないか。

細かいことにこだわり、全体像を見失っていないか。

勇気を失い、優柔不断になって、チャンスをやり過ごしていないか。

自制心を保っているか。

人生において、自分自身とつながることが一番重要である。
瞑想をしなさい。
自分を知ることで、
人生の真の目標につながることが可能になるだろう。


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カモノハシのメディスン

2017年10月06日 | ・アニマル・メディスン
今回は、アニマル・メディスン カモノハシ Platypus の巻です。


写真は、ネットからお借りしました。










動物として


カモノハシ   哺乳綱 単孔目 カモノハシ科 カモノハシ属
学名:Ornithorhynchus anatinus  英名:platypus 


本種のみで、カモノハシ科カモノハシ属を形成する。


オーストラリア大陸東部、タスマニア島に分布。


熱帯・亜熱帯雨林、硬葉樹林、高山地帯などの
淡水の河川や湖沼などに生息。


全長 約55~60センチ
体重 約0.7~3キロ
尾長 約8~15センチ 


食性は、肉食性。
昆虫類、甲殻類、貝類、ミミズ、魚類、両生類等を食べる。
大食漢で、一日に体重と同じくらいの餌を食べる。


薄明薄暮性。
夕方や早朝に、最も活発に活動する。


単独で生活する。


半水生で、水辺に掘った巣穴に棲む。
巣穴の入り口は、外敵の侵入を防ぐよう、
水中か草で覆われた土手にある。


肺呼吸を行うが、最大で10分程度、
水中に潜ったままでいられる。


四肢には、発達した水かきがついている。


体毛は、二重構造になっている。
外側の毛は、防水性に富んでよく水を弾き、
内側の毛は、保温性に優れている。


ビーバーに似た扁平な尾を持つ。


歯を持たない代わりに、
ゴムのように弾性のある嘴を持つ。
嘴の先端には、非常に敏感な末梢神経が通っており、
獲物が動く時に発する生体電流を感知する。
このためカモノハシは、
水中では耳の穴と目を完全に閉じているが、
獲物を巧みに捕らえることができる。


陸上では、視覚と聴覚はともに鋭い。


鳴き声はほとんど発しない。


カモノハシは哺乳類で唯一、毒を持っている。
オスの後脚には、石灰質の蹴爪があり、
この蹴爪から、毒を分泌する。
メスも、生まれた時には蹴爪があるが、
成長の過程で消失する。
毒は、犬猫など小動物を殺すほどの強さである。



繁殖形態は、
哺乳類では非常に珍しい卵生である。
卵を産む哺乳類は、カモノハシと
ハリモグラ、ミユビハリモグラの3種だけである。

ハリモグラ


ミユビハリモグラ



カモノハシの卵の殻は柔らかく、
粘着質のある物質で覆われている。



メスは、一度に2個(稀に1個や3個)産卵し、
お腹の毛にくっついた卵から、赤ちゃんが孵るまでの約1週間、
巣の中でじっと待つ。


メスに乳首や乳房はない。
代わりに腹部には、
100ほどの乳腺が集中した『乳野』があり、
子供は、乳野から沁み出た乳を舐める。



恒温動物であるが、
変温動物的な部分も残っており、
体温は25~36℃である。


学術的に非常に希少な種であり、
生きた化石と呼ばれている。
カモノハシの祖先と思われる
白亜紀(1億4500万年前~6600万年前)の
動物の頭骨が見つかっており、
哺乳類の中で、最古の生き物のひとつとされている。


オーストラリア政府により、厳重に保護されており、
長距離の移動に適さないため、
オーストラリアとタスマニア以外では
見ることができない。


アニマル・メディスンとして


カモノハシが象徴するもの
   ・・・矛盾、多様性、ユニークさ、孤独、女性性、好奇心、
      探求心、バランス、包容力、自由、古代の叡智、
      無条件の愛、繊細さ、敏感さ、優雅さ


カモノハシは、有史前から存在する
『生きる矛盾』である。
カモノハシは、動物界で最後に進化した2つの分類、
哺乳類と鳥類の両方に属する矛盾を象徴する。


また、鳥のようであり、魚のようでもありながら、
哺乳類であるカモノハシは、多様性も象徴する。


カモノハシは、その外見だけでなく、
身体能力においても、
他に類を見ないユニークな生き物であり、
霊的にも強力なトーテムである。
カモノハシは、主流たるものには
適合しないアウトサイダーであり、
唯一無比のユニークさを象徴する。


カモノハシは、包容力を象徴する。
カモノハシはわれわれに、
あるがままの自分を受け容れ、
宇宙でたった独りしかいない自分を愛し、
誇りにすべきと伝えている。


それぞれが自分の個性を発揮し、
自分であることを存分に愉しみながら、
自分らしい人生を自分らしく送るよう
カモノハシは伝えている。


カモノハシはさらに、
自分を自分たらしめている欠点も
受け容れるよう伝えている。
自分の弱みを強みに変え、
霊的に成長するためには、
まず、自分は完璧ではないという事実を
しっかりと受け容れることが大切であると
カモノハシは教えている。


カモノハシをトーテムに持つ人は、
社会や周りの人と自分との間に壁を感じたり、
疎外感を感じることがある。
また、多くの人に囲まれていても、
複数のグループに所属していても、
自分だけが遊離しているように感じることがある。


カモノハシはわれわれに、
どんな時も、他人にどう思われようとも、
常に自分を信じ、自分自身であり続け、
自分を堂々と表現する勇気を持つことが
何より重要であると教えている。


カモノハシはまた、
一緒に居て、自分らしさを出せないような人や集団からは、
距離を置くよう伝えている。


自分を偽り、他人に迎合することは、
自分のハートを失うことであり、
人生の目標を見失うことにもなりかねない。
一方、本来の自分でいることは、
真の幸福、人生の真の目標へとつながってゆく。


カモノハシは、孤独を象徴する。
カモノハシはわれわれに、
時に孤独になって、自分を充電することは重要であり、
他人からの影響を遮断し、
自分自身に意識をフォーカスすることで、
眠っている創造性につながったり、
内なる平安に到達できると教えている。


反面、カモノハシは時に社交的になり、
他人と有意義な関係を築くのも大事と伝えている。
自分と異なる視点を持つ友人は、
多くの気づきや学びをもたらし、
人生をより豊かなものにしてくれると
カモノハシは教えている。


カモノハシをトーテムに持つ人は、
孤独を楽しみ、プライバシーを大切にする。
時に周囲の人から、変わり者とも見なされるが、
自分自身であることを楽しみ、自己充足している。


カモノハシは、女性エネルギーを象徴する。
カモノハシは、四大元素の水と土と
深いつながりを持つが、
水と土もまた、女性エネルギーを象徴する。


カモノハシはわれわれに、
真の女性性とは、優しさを分かち合う力であり、
嫉妬や妬みなどの負の感情とは無縁の
無条件の愛を持つこと、
包容力を持つことであると教えている。


カモノハシは、毒針を持って生まれるが、
成長とともに、メスだけが毒針を失う。
これは、メスは自分の真の価値に気づき、
神とつながったことで、
天界の保護や恵みを得たことを象徴する。


カモノハシは温和で、常に友好的であり、
自分から攻撃をしかけることはない。


カモノハシをトーテムに持つ人は、
柔和で平和的であり、周りの人を和ませる。
内気で控えめで、人見知りなところもある。
誰かをコントロールしようとしたり、
パワーゲームに参加するようなことはせず、
常に穏やかで超然としている。


カモノハシは、好奇心と探求心を象徴する。
カモノハシは獲物を探す時、
川や湖の底砂を嘴で丹念に掘り、
流木や石の陰まで細かく確認する。


カモノハシはわれわれに、
子供のような好奇心を常に持ち、
時間や労力、忍耐を厭わずに
考えつくあらゆる方法を試し、
経験することの醍醐味を味わうよう伝えている。


カモノハシは、水と深いつながりを持つ。
水もまた、古来から、
感情や潜在意識と深いつながりを持つと
考えられている。


カモノハシはわれわれに、
感情に溺れることなく、
流れに乗ったり、時に離れてみたり、
客観的な視点を失わないことが大事と教えている。


われわれが人生で経験することの多くは、
水のように流れ去り、
われわれは、経験から何を学んだのか、
どのような影響を受けたのか、
忘れてしまいがちである。


カモノハシはわれわれに、
不愉快に感じた経験にこそ注目し、
内省するよう伝えている。
不愉快に感じた経験はしばしば、
われわれの潜在意識の深い所に残っている。


霊的に成長するため、
時には苦い経験に向き合うことが大事であると
カモノハシは教えている。


カモノハシは、敏感さや直感を象徴する。
カモノハシは水中に潜る時、
皮膚の襞で目と耳を閉じるが、
獲物が発する微弱な電気振動を嘴で感知し、
難なく捕えることができる。


エネルギーに敏感なカモノハシは、
ヒーリングやエネルギーワークをする人に
大きなサポートを与えてくれる。


カモノハシのトーテムを持つ人は、
エネルギーの流れをうまく捕らえ、
利用する能力を持つ。
人の心の機微を敏感に察知し、
感情という水の中を自由に泳ぎながら、
必要なものを的確に獲得する。


カモノハシは、バランスを象徴する。
様々な生き物の間でバランスを取りながら
独自の進化を遂げたカモノハシは、
われわれが日々の喧騒に追われ、
失いがちなバランス感覚を取り戻すよう
サポートしてくれる。


オーストラリアには、カモノハシの有名な伝承がある。
そのお話によると、
鳥類、魚類、哺乳類はみな、
カモノハシのことを最高の生き物と信じ、
ぜひ自分たちの仲間に入ってくれと、
それぞれお願いしていた。

カモノハシは、どのグループに入ろうか迷ったが、
それぞれが優れたところを持っているので、
全部のグループに属することに決めました、というお話である。


このお話には別の結末もあり、そちらによると、
カモノハシは結局、どのグループにも参加しなかったので、
孤独な生き物となりました、となっている。


カモノハシはわれわれに、
人生において、
他人のやり方を受け容れることと、
自分のやり方を創り出すことの間で
バランスを取るのが大事と伝えている。


カモノハシは、
われわれの潜在意識に在る古代の叡智や
われわれの精神の根源を成すものについて
教えてくれる。
カモノハシは、われわれに霊的に働きかけ、
われわれが全く気付いていなかった
偉大なる宇宙の神髄に気付かせてくれる。


《逆位置》


人に合わせすぎて、自分を偽っているのではないか。

自分としっかり向き合う時間を作っているか。

自分をありのままに認めているか。

人と違う自分を感じ、引け目に思ったり、自分を嫌ってはいないか。

自分自身に意識が偏りすぎ、他人の気持ちを無視していないか。

あらゆる方法を試したか。途中で諦めていないか。

過去の失敗をきちんと反省しているか。
また、失敗から学びを受け取ったか。

孤独を楽しんでいるか。

毒を含んだ言葉や態度で、他人を傷つけていないか。

優しさと包容力に満ちた女性性のエネルギーで
自分をもっと満たしなさい。


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ハイエナのメディスン

2017年09月24日 | ・アニマル・メディスン
今回は、アニマル・メディスン ハイエナ Hyena の巻です。


写真は、ネットからお借りしました。







動物として


ハイエナ     ネコ目(食肉目)ハイエナ科
学名:Hyaenidae  英名:Hyena 
別名:タテガミイヌ


イヌやオオカミに似ているが、
ジャコウネコ科に最も近縁である。


以下の4種から成る。


■ブチハイエナ■ Spotted Hyena







熱帯雨林を除き、
サハラ砂漠以南のアフリカ大陸に広く分布。

草原などに生息。

体の模様から、マダラハイエナとも呼ばれたり、
鳴き声が人間の笑い声に似ていることから、
笑いハイエナとも呼ばれる。

ハイエナの中で最大種。
体長 95~165センチ
体高 70~90センチ
体重 40~85キロ

食性は、動物食。
ヌーなどの大型哺乳類、鳥類、爬虫類、魚類、昆虫、
動物の死骸などを食べる。
他の動物が倒した獲物も横取りする。

10~50頭程度から成る
『クラン (clan) 』と呼ばれる母系の群れを形成し、
共同の巣穴で生活する。
群れの中では、メスが優位を保っている。

狩りは、群れで協力して行う。
同等のサイズの動物の中で、最も強力な顎を持ち、
驚異的な早さで獲物を食べ尽くす。

食べ残しは、水中や泥中に貯蔵することもある。

12種類の鳴き声を使い分け、
仲間とコミュニケーションを取っていると考えられている。


■カッショクハイエナ■ Brown Hyena







アフリカ大陸南部のナミビアやボツワナ、
南アフリカ共和国などに分布。

砂漠やサバンナに生息。
かつては海岸域も含まれていたが、
現在はあまり見られなくなっている。

チャイロハイエナとも呼ばれる。

体長 85~140センチ
体高 70~80センチ
体重 40~70キロ

家族単位か、数頭の小規模な群れ(クラン)を形成し、
共同の巣穴で生活する。

危険を感じると、全身の毛を逆立て威嚇する。

食性は、動物食の強い雑食。
ライオンなどの食べ残しや、死肉を主食とし、
ほかに昆虫類、甲殻類、魚類、小型爬虫類、鳥類や卵、
果実等を食べる。

ブチハイエナと競合し、食料を奪われている地域もある。


■シマハイエナ■ Striped hyena







サハラ砂漠以北のアフリカ大陸北部、
アラビア半島、中東、インド、ネパールなど
ハイエナで唯一ユーラシア大陸まで広く分布。

草原や半砂漠に生息。
(サハラ砂漠など砂漠を除く)

体長 100~120センチ
体高 70センチ
体重 25~55キロ

通常は群れを形成せず、単独で生活する。

危険を感じると、全身の毛を逆立て威嚇する。

食性は、動物食の強い雑食。
動物の死骸を主食とし、
ほかに昆虫類、甲殻類、魚類、小型爬虫類、鳥類や卵、
果実等を食べる。

ほとんど鳴き声を発しない。


■アードウルフ■ Aardwolf







アフリカ大陸東部と南部に分布。

草原やサバンナ、低木林などに生息。

ツチオオカミと呼ばれることもある。

ハイエナの中で最小種。
体長 55~105センチ
体高 40~50センチ
体重 8~14キロ

単独で生活するが、
家族単位と思われる小規模な群れで生活することもある。

食性は動物食。
シロアリを主食とし、
ほかに昆虫類、鳥類の雛、小型哺乳類、動物の死骸を食べる。
大きな哺乳類を捕らえることはない。



■以降、共通の特徴■


ほとんどが夜行性。


聴覚、嗅覚、視覚が鋭い。
10km先で、肉食動物が狩りをしていたり、
ハゲタカが死肉を食べているのを探知できる。  


メスの方が大きく、攻撃的である。


昆虫食のアードウルフ以外のハイエナは、
頑丈な顎と消化器官を持つ。


顎力は、哺乳動物では最も強いライオンと
同程度の280~320kgであり、
人間の約7倍といわれている。



他の動物が食べ残す骨なども噛み砕いて食べる。
糞になるのはカルシウムくらいなため、
出すのは白い糞となる。
強力な消化能力により、
骨の髄に含まれる栄養も摂取するが、
消化しきれなかった角、骨、蹄などは、
ペレットとして吐き出すこともある。


肛門付近に、臭腺を持つ。


雌雄の外部生殖器が似ていて区別が困難なため、
長らく両性具有であるとか、
性別を転換できると考えられていた。


時速65kmで、数km走り続けることができる。
ブチハイエナは、並外れた持久力も持ち、
獲物が疲れるまで、執拗に追いかけ回す。
食事の6割以上は自分で捕えた獲物であり、
優秀なハンターである。


鳴き声を使い分けて、
仲間とコミュニケーションを取る。
5km先でも聞こえるほど大きい声で鳴く。


他の群れと出会っても、極力争いを避け、
獲物を譲り合うなど、平和的な一面を持っている。


強い仲間意識と、高い社会性を持つ。
群れの中の順位は不変であり、
怪我をしても、その順位は変わることはない。
このため、他の肉食動物とは違い、
怪我をしたものも、見捨てられることはなく、
食べ物にありつけ、生き延びることができる。


子育ては、共同の保育場で行われる。
授乳は通常、実の母親が行うが、
母親同士が親子や姉妹などの場合、
お互いの子供に授乳することもある。
協力しながら子育てを行うことで、
子供の1年後の生存確率は
野生動物としては極めて高く、
60%以上となっている。


優れた問題解決能力や、学習能力を持つ。
数を数えられるということがわかっている。
縄張りに侵入してくる競争相手の群れの規模を、
吼え声から判断できると考えられている。
また、仲間のすることを観察し、
仲間が失敗した場合には、
違うやり方を試そうとするなど、
創造力も豊かであると考えられている。


アニマル・メディスンとして


ハイエナが象徴するもの
   ・・・掃除屋、貪欲、臆病、女性性、怒り、攻撃性、死 不死身、
      忍耐、力、愛、戦略、コミュニティ、リーダーシップ、
      チームワーク、コミュニケーション、笑い、バランス


ハイエナは、死骸を食べる掃除屋であることから、
死や、死を告げるものの象徴である。
また、生きた獲物より死骸を好むとして、
臆病者の象徴ともされている。


ハイエナは、死骸を食べ尽くすことで、
病気や細菌が蔓延するのを防いでいる。
またハイエナは、実際には多くの獲物を狩っており、
獲物とする動物の増え過ぎも防いでいる。


ハイエナは、地球のバランスの維持に
大きく貢献している優れた捕食者であり、
生と死のバランスを象徴する。


ハイエナはわれわれに、
死は生につながっていること、
すべての生き物は、
生命の大きなサイクルの中にいることを教えている。


ハイエナのメスは、オスよりも体格が大きく、
攻撃的である。
群れにおいては、メスがリーダーであり、
すべてのメスが、すべてのオスの優位に立つ。


ハイエナは、強い女性性、女戦士、
パワフルなプリンセスなどを象徴する。
さらに、戦士としての強い女性像は、
男性性と女性性の統合も表している。


ハイエナは、高度な社会性を持っている。
仲間や家族と協力しあうことで、
より多くの子供が生き残ることができ、
怪我を負ったものも、生き延びることができ、
群れの体制が維持され、
群れ全体の命が守られることにつながっている。


ハイエナは、不変の愛を象徴する。
ハイエナは、どんな状況下においても、
仲間や家族を見捨てない愛情深さを持っている。


ハイエナはまた、協調性を象徴する。
ハイエナはわれわれに、
仲間と協力し合うことによって、
独りより、より大きな仕事をすることができ、
成功も喜びも、
より大きなものとなることを教えている。


ハイエナのカードが出た場合、
集団の中で、仲間をもっと信頼し、
協調性を持つよう促している。
他の人を助けることは、
自分を助けることにつながると、
ハイエナは教えている。


集団で暮らすハイエナは、
強いリーダーシップを象徴する。


ハイエナのメディスンを持つ人は、
集団を統率するのが得意であり、
リーダーであることに、名誉と誇りを感じる。
また、自分にはリーダーの素質があることを
周りに証明できる知性を持っている。
大抵の場合、親切で思いやりに満ちているが、
時に自分のやり方に固執し、
他の人に対して、自分に従うよう
強く主張することもある。


ハイエナは、怒りを象徴する。
ハイエナは、思い通りにならないことがあると、
激しい怒りを爆発させたり、
群れの中にいながら、単独で狩りするなど、
わざと孤立することがある。


ハイエナは、われわれに
怒りの感情をあらわにすることは、
決して悪いことではないと伝えている。


わわわれは、怒りは負の感情で、
悪いものと見なす傾向にあるが、
ハイエナは、怒りも自分を成す要素であり、
怒りを否定したり、なかったことにするのは
間違いだと伝えている。


世界は、光と影、善と悪、喜びと悲しみなど、
ふたつの側面から成り立っており、
どちらも必要不可欠である。
ハイエナはわれわれに、
何かに怒りを感じた場合は、
その怒りを感じ尽くすよう伝えている。


ハイエナは、非常に強い消化力を持ち、
骨、蹄、角まで消化することができる。
不完全燃焼させた感情は、
われわれの心の奥に溜まり、
内から蝕み、ゆっくり腐敗させてゆく。
ハイエナはわれわれに、
どのような感情にもしっかり向き合い、
完全に消化するよう伝えている。


ハイエナのカードが出た場合、
霊的な消化力を高めるような
多くの経験や機会が与えられるかもしれない。


ハイエナは、非常に強い顎を持っている。
また、たくさんの声色を持つことから、
コミュニケーションを象徴する。


ハイエナはわれわれに、
自分の顎から発する言葉に
気をつけるよう伝えている。
激しい言葉は、人を深く傷つけることがある。
誰に対し、どのような言葉を使うべきか、
よく考えてから話すよう伝えている。


ブチハイエナは、
人間の笑い声のような声を発することから、
笑いハイエナとも呼ばれている。
ハイエナは、笑いは生きる上での強壮剤であり、
時に、思いきり笑うよう伝えている。


ハイエナのトーテムを持つ人は、
ユーモアのセンスがあり、
人生を重苦しく考えることをしない。
精力的で、外向的であり、
人を引き寄せる魅力を持っている。


ハイエナは、無駄な争いを極力避ける
平和的な側面を持つ。
ハイエナは、寛大さ、平和を象徴する。


ハイエナの群れでは、基本的に
順位争いが起きることはない。
まれに争いが起きた時も、
負けた相手は追放されず、
群れに留まることが許される。


また、獲物を巡って、
群れ同士がにらみ合いになった時も、
片方が譲り、争いは極力避けようとする。
同じ群れではなくとも、
同族に対して、強い仲間意識を持っている。


ハイエナは、非常に鋭い嗅覚を持つ。
ハイエナはわれわれに、
見かけや言葉に騙されず、
自分の内なる嗅覚を信頼して、
誰を信じ、何を信頼すべきなのかなど、
識別するよう伝えている。


ハイエナは、忍耐と戦略を象徴する。
ハイエナの狩りは、短時間で獲物を倒すのではなく、
仲間と協力しながら、
時速65キロで獲物を追い回し、
じわじわと弱らせて距離を詰めるやり方である。


ハイエナはわれわれに、
チームワークの大切さと、
目標に向かい、粘り強く取り組むことの大切さを
教えている。


ハイエナは、国によっては
不道徳、不浄、死など、悪の象徴とされたり、
愛や豊饒など、善の象徴とされたり、
両極端なイメージを持たれている。


古代ギリシャやローマなどにおいて、
ハイエナは、人間を悪から守り、
豊饒をもたらす生き物として、
身体の一部を薬に利用していた。


古代バビロンにおいて、ハイエナは
知恵と賢さの象徴であった。


中世ヨーロッパにおいて、
ライオンはハイエナと交配し、
伝説の魔獣クロコッタが生まれたと考えた。
クロコッタは人間の声を模倣し、
旅人を死に至らしめると怖れられた。



アフリカにおいて、ハイエナは
悪魔や魔女と深い関係を持つとされている。
魔女や魔術師は、ハイエナに乗るか、
ハイエナに変身すると考えられていた。


西アフリカにおいて、ハイエナは
不死身、悪い習慣、暗黒の側面などを象徴する。
タンザニアでは、ハイエナは魔女の使いとされ、
ハイエナが鳴いている間に生まれた子供は
泥棒になると信じられていた。


東アフリカにおいて、ハイエナは
太陽を象徴する。
ハイエナは、冷えた地球を温めるため、
地球に太陽をもたらした動物と考えた。


アフリカとペルシャにおいては、
ヨーロッパにおける狼男のような
ハイエナ男の民間伝承がある。


中東やインドにおいて、ハイエナは
愛や豊穣を象徴し、
身体の一部から媚薬が作られている。


ハイエナは、ユーモラスな外見と
死肉を漁る『サバンナの掃除屋』という習性のため、
軽んじられる傾向があるが、
非常に賢く、大型動物も戦略的に仕留める
優秀で手強いハンターである。


茶色い毛を持つハイエナは、
グランディングや、地球とのつながりを象徴し、
愛に満ち、生命の命を霊的に具現化した
尊い存在である。


《逆位置》


独善的になり、他の人に対してイライラし、
協調性を失っていないか。

弱い者に対し、思いやりを失っていないか。

怒りの感情を溜めこんでいないか。

自分を愛しているか。
自信を失い、自分を否定していないか。

自分の人生において、リーダーシップをとっているか。

粘り強く仕事に取り組んでいるか。

笑いを忘れていないか。
深刻になりすぎている時は、たくさん笑いなさい。


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タカのメディスン

2017年09月21日 | ・アニマル・メディスン
今回は、アニマル・メディスン タカ Hawk の巻です。


写真は、ネットからお借りしました。





動物として


タカ    タカ目 タカ科
学名:Buteo jamaicensis  英名:Hawk 


鳥綱タカ目タカ科に属する鳥のうち、
比較的小さ目のものを指す通称。


タカとワシの間には、分類学的な違いはなく、
全長50~60センチ程度のものをタカ、
それより大型のものをワシと、
慣習で呼び分けているだけである。


ただし、例外もあり、
クマタカは、全長約80センチあるが、
タカと呼ばれている。


大きさ以外の違いとして、尾の形がある。
ワシの尾は短くて扇形、タカの尾は細長い。
上から、ワシ、トビ、ハヤブサ、ハイタカ



また、タカには胴体や翼の内側に
鷹斑(たかふ・たかぶ)と呼ばれる模様があるが、
ワシにはない。

タカ


ワシ



タカ科は現在、ワシの亜科を含めて
14亜科に分かれ、65属250種から成る。


タカの主な亜科と代表的なものには、以下がある。


■ハイイロトビ亜科■

アフリカ、ヨーロッパ南部、アラビア半島南部、
インド、東南アジア、ニューギニアなどに分布。
草原や農耕地、開けた林などに生息。
生息地では、基本的に留鳥。

ハイイロトビ(別名カタグロトビ) Black-winged kite





オジロトビ White‐tailed kite





■ハチクマ亜科■

ユーラシア大陸東部に分布。
丘陵地や森林に生息。
冬は、東南アジアに渡る。

名前の由来は、クマタカに似ていて、
ハチを主食とすることから。
ハチクマは、硬質の羽毛が鱗のように厚く密生し、
ハチの針が刺さらないと考えられている。

ハチクマ Crested honey buzzard





ヨーロッパハチクマ European Honey Buzzard





■ハイタカ亜科■

タカ科の亜科の中で、種類が一番多い。
ユーラシア大陸の温帯から亜寒帯にかけて分布。
低地から亜高山帯の森林や都市部に生息。
冬は、一部が暖地に渡る。

ハイタカ Eurasian sparrowhawk





オオタカ Northern goshawk





ツミ Japanese sparrowhawk





■チュウヒ亜科■

北アメリカ大陸北部やユーラシア大陸北部に分布。
草原や湿地、ヨシ原等に生息。
冬は、南に渡る。

名前の由来は、『宙飛』とされているが、
地上付近を低空飛行するのを得意とする。
垂直離着陸可能な唯一の猛禽ともされている。

チュウヒ Eastern marsh harrier





ヨーロッパチュウヒ Western marsh harrier





■トビ亜科■


ユーラシア大陸、アフリカ大陸、オーストラリアに分布。
高山から都市部まで、幅広く生息。
冬は、寒冷地に棲むものは暖地に渡る。

上昇気流に乗ってほとんど羽ばたかず、
尾羽で舵を取りながら、上空を旋回する。
「ピーヒョロロ」という鳴き声が特徴的である。

トビ Black kite





アカトビ Red kite





■ノスリ亜科■

多くの属に分かれ、世界に広く分布。
平地の草原、山地の森林に生息。
冬は、熱帯や温帯に渡る。

鷹狩に使えないため、「くそとび」という別名がある。

ノスリ Eastern buzzard





アカオノスリ Red-tailed hawk






■以降、タカ類共通の特徴■


昼行性。


食性は、動物食。
哺乳類、鳥類、両生類、爬虫類、昆虫、節足動物、
甲殻類、魚類、動物の死骸などを食べる。


人間の約8倍の視細胞を持ち、
人間の約8~10倍の視力を持つ。


色を識別する「色覚能力」にも長け、
紫外線を見ることもできる。


時速80~160キロで飛行する。
クマタカの急降下速度は、
時速250キロに達することもある。


上昇気流に乗り、羽ばたかずに
旋回しながら飛行することができる。(ソアリング)


メスの方が大きく、体力も優れている。


多くは、一夫一妻制である。


一部の種は人間によく馴れ、鷹狩りに用いられる。


アニマル・メディスンとして


タカが象徴するもの
   ・・・メッセンジャー、観察、集中、俯瞰、洞察、覚醒、真実、
      眼力、守護者、パワー、直感、注意深さ、リーダーシップ、
      決断力、素早さ、敏捷さ、バランス、気高さ



タカは、霊界のメッセンジャーである。


天高く飛翔するタカは、
大精霊(神)や天使のメッセージを運ぶ使者であり、
タカは、われわれが
大精霊や宇宙が送ってくるビジョンやメッセージ、
霊的な気づきを受け取れるよう、サポートしている。


また、タカは、
天界からのメッセージをどのように解釈すべきか、
われわれが理解するためのサポートもしてくれる。


タカのメディスンを持つ人は、
人生全般において、
視覚と直感をバランス良く活用している。
予兆を感じ取ったり、
精霊からのメッセージに、よく気がつく。
眠っている時と、目覚めている時の両方で、
ビジョンを受け取れる生来の能力を持っている。


タカのカードが出た場合、
天界から送られるサインに気づくため、
常に注意深くあるよう伝えている。


タカは、観察力、集中力、決断力を象徴する。
タカは、父なる太陽近くまで舞い上がり、
鋭い眼力を持って、
はるか眼下の地上をくまなく観察している。
そして、ひとたび獲物を見つけると、
猛スピードで急降下し、一気に襲いかかる。


タカのカードが出た場合、
よく観察し、時が来たと感じたら、
主導権と強い決断とともに
行動に移すよう伝えている。


タカは、世界を広く俯瞰すると同時に、
細部まで集中して観察している。
タカはわれわれに、
バランスの重要性を教えている。


タカのカードが出た場合、
細部に気を取られず、
より高い視点で物を見るよう伝えている。
もしくは逆に、
細かい箇所に集中し、
しっかりと観察するよう伝えている。


いずれの場合も、タカはわれわれに
幅広いビジョンと集中力は
人生において、強力な助けとなることを教えている。


太陽と結び付けられるタカのメディスンを持つ人は、
陽気な楽観主義者であり、
常にポジティブな見方で人生を眺めている。
起きていることの良い側面を見て、
希望を他の人と分かち合う。


タカは、四大元素の『風』の守り手であり、
預言者である。
タカは、より高い意識レベルに通じる扉の鍵を握っており、
われわれにインスピレーションを与え、
潜在する創造性を目覚めさせてくれる。


タカはわれわれに、
自分の内から現れるガイダンスや直感、
ハイヤーセルフをもっと信頼するよう伝えている。


古くから、世界中の神話や伝承において、
タカは、神の世界と関係が深い生き物とされている。


古代エジプトでは、タカは
死後、肉体から解放された魂『バー』を象徴し、
タカかツバメに変身して蘇ると信じられていた。



タカはまた、太陽神ホルスの神聖な鳥であり、
創造神プタハ、冥界神セケルとも
深い関係を持つと考えられた。
ホルスは、タカもしくはハヤブサの頭を持ち、
聖刻文字も、タカもしくはハヤブサで表現された。





古代ギリシャの吟遊詩人ホメーロスによると、
タカは、太陽神アポロンの使者であり、
月と愛の女神キルケーと深い関係を持つと考えられた。


タカは獰猛に獲物に襲いかかることから、
エジプトを始め、多くの古代文化において、
勝利の象徴でもあった。


ケルト文化において、タカは、
異世界のメッセンジャーであり、
空を旋回飛行するタカは、
死や征服を予感させるものと考えられた。
また、タカはアキル島の最古の生き物であり、
他のどの鳥よりもパワフルな
魔術の使い手であると考えられた。


北欧神話において、
美と豊饒の女神フレイヤは、
タカの羽衣を身に着け、タカに変身した。


古代インドの聖典リグヴェーダにおいて、
太陽はしばしばタカに例えられた。
また、天界に秘蔵されていた神酒『ソーマ』を
英雄神インドラのためにこの世に運んだのは
タカの精霊、女神ガーヤトリーであると考えた。


古代ペルシャのゾロアスター教において、
タカは最高神アフラ・マズダーや
太陽神ミトラと関係が深い生き物と考えた。


アステカ文明において、
タカは神の使者であった。


初期のキリスト教において、
野生のタカは悪の象徴であり、
飼い馴らされたタカは改宗者を象徴していた。
タカは、狙った獲物を力強く捕えるため、
死、不正、暴力、弱者を狩るものの象徴であった。


ポリネシアの伝承において、タカは
癒しの力を持つ預言者的な鳥とされた。


ネイティブ・アメリカンの伝承において、
タカは地球を守る者である。
タカは、霊的に絶え間なく空を飛び回り、
常に警戒を続けている。


また、ネイティブ・アメリカンの多くの部族にとって、
タカの羽は神聖なものであり、
しばしば儀式の衣装の装飾にされている。


タカはわれわれに、
常に注意深く、自分の周りを観察し、
何も見過ごさないよう求めている。


われわれは、自分に与えられた才能に
まだ気づいていないかもしれない。
宇宙からギフトやサポートが届いているのに、
まだ気づいていないかもしれない。
身近で起こる繊細な変化に気づく力が鍵となる。


タカは鋭い叫び声で、
われわれの注意を促し、意識を覚醒させる。
自分の能力を制限する考えや思い込みから
自分を解放することが人生を飛躍させ、
より大きな視野を得ることにつながり、
より高い視点から人生を眺めることは、
潜在する自分の可能性に気づくかもしれないと
タカはわれわれに伝えている。


《逆位置》


観察する集中力を失っていないか。

視野が狭くなっていないか。

感情的になりすぎて、直感を見失っていないか。
バランスを欠くと、ビジョンが曇り、
感情が真実を見失わせることになる。

送られているメッセージを正しく理解するため、
感情を排除し、中立的な立場で観察しなさい。

エゴに邪魔され、高い視点を失っていないか。

あなたが他の人に何かを伝える時、
自分の解釈や意見を加えてはならない。
判断は、受け取り手に任せなさい。

他人にどう考えるべきか、何を信じるべきか
指図してはならない。

大精霊の目においては、
すべてのギフトは等しく価値があることを
常に覚えておきなさい。


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