☆京都できらり☆

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カメラと一緒に☆きらり☆な出会いを
楽しむ道舟のフォトブログです。

宇治・上林記念館

2008-03-16 23:48:38 | 京都のお店

☆2月の京都の旅☆<2月29日(金)>
上林記念館←中村藤吉本店←JR宇治駅


中村藤吉本店の<Tokichi Cafe>で「生茶ゼリイ」を食べたかった私でしたが、
お店に着いたのがカフェの営業が始まる30分前であえなく断念。

でも、まだ旅は始まったばかり!

お楽しみは後に取っておくとにして、
気を取り直し平等院表参道に向かうとしましょう。

中村藤吉本店の前の道を「宇治橋通り」といいます。

平等院表参道に行くには中村藤吉本店前を左方向に進みます。

朝の宇治橋通りは平日にもかかわらず結構な交通量でした。

何故かこの道は車がよく通ります

後ろから来る車に注意しながら数分歩くと
通りの右側に次の目的地が見えて来ました。

その場所とは。。。



宇治・上林記念館(かんばやしきねんかん)です。

私がこの門の前で写真を撮っていると、
写真の左隅に写っている白い車から
白髪の人の良さそうなおじさんが近付いて来ました。

おじさん:「ここにはねえ、宇治茶の歴史が分かる資料が展示してあるんですよ。
      歴史の古い門でねえ。江戸時代後期に建てられたものなんだよ」

道舟:「へえ、そうなんですかあ。実は今からお邪魔しようと思ってるんです

おじさん:「ああ、本当!?でも残念ながら今日は休館日なんだなあ」

道舟:「えええっ!?そっ、そうなんですかあ??(またしても。。。)

おじさん:「まあ、そうガッカリせず、隣の店でお茶を用意するから飲んで行ってよ。
      僕はこれから出掛けるけどゆっくりして行って下さい」

道舟:「ほんとですか?ありがとうございま~す!

なんていい人なんだろう!

でも誰??

謎の白髪のおじさんと別れた後、せっかくだから記念館の建物を見学しました。

その前に、上林記念館について簡単に説明しておきますね。

こちらは江戸時代に御所や幕府の御用茶師を務めた、
上林春松家(かんばやししゅんしょうけ)の長屋門のある住まいを利用した、
400年以上にわたる宇治茶の歴史がわかる資料館です。
館内には秀吉・利休・遠州などの茶人の消息や古文書、
フィリピンから渡来した「呂宗(るそん)壷」や茶道具、
その当時の製茶用具などが公開されているそうです。

長屋門に掲げられた案内板を見てみましょう。



これによると、現在の長屋門は元禄11年(1698)の宇治大火の後で、
二百数十年前に建立されたものらしいです。

軽く見積もっても200年以上も前に建てられた門。
歴史を感じる風格のある門です

長屋門を潜(くぐ)って中に入ってみましょう。



門を入ってすぐ右側に上林記念館があります。

本当ならここで宇治茶の歴史を目で楽しむはずだったのに。。。

ああ~~、ヘタこいた~~~(笑)



記念館の入口には「宇治上林記念館」の表札と
祇園さん(八坂神社)の粽(ちまき)が掛かっていました。

祇園さんの粽が玄関に掛かっているのを見ると
老舗の商家なんだな~と感じます。

そして目線を下に移すと。。。



「本日休館」の札です

今回は見学することが出来なかったけど、
ここにはまた必ず来ようと思います。

さて、記念館の中には入れなかったけど
建物の外観はしっかり見ることが出来たし、
次は先程出会ったおじさんのお言葉に甘えて
隣にあるお店に行くことにしましょう



こちらが創業400余年、宇治茶・上林春松本店さんの店内です。

いろんな種類の宇治茶が豊富に揃っています。

ところで皆さんは上林春松本店さんの名前はご存知でしたか?

それでは真田広之さんのCMでお馴染みの
コカ・コーラ社の「綾鷹(あやたか)上煎茶」の名前はどうですか?

そうなんです。

あの「綾鷹上煎茶」は上林春松本店さんのお茶なんですよ!♪

最近は京都のお茶が気軽に飲めるようになりましたよね。

上林春松本店さんのお茶をお飲みになりたい方は手始めに
コカ・コーラ社の「綾鷹上煎茶」をお試しになってみてはいかがでしょうか



お店の店員さんに先程出会った白髪のおじさんのことをお話したら、
なんとその方は上林春松本店さんの社長さんだということでした。
あの人のいいおじさんが上林の社長さんだったなんて!

まるで越後の縮緬(ちりめん)問屋のご隠居さんが
水戸のご老公様だったのと同じくらいの衝撃でした(笑)

こちらのお店ではどなたでもお煎茶(せんちゃ)の試飲をさせて頂けます。

近くにお立ち寄りの際は是非、上林のお茶を味わってみて下さい。

私も飲ませて頂きましたが、お煎茶なのにすごく甘いんです

もう感動ものでしたよ!
これが本物の宇治のお茶の味なんだ!ってね

お店にいらした2人の女性の店員さんとあれこれお話しすること約10分。

宇治の話、お茶の話などいろいろ聞かせてもらい
楽しくてついつい長居をしてしまいました。

それに宇治にまつわるパンフレットや地図も頂きありがとうございました!

ちなみにブログの最後に載せている【宇治イラストマップ】は
こちらのお店で頂いたもです。

他にも宇治市観光協会や宇治の著名なお店で手に入ります。

イラスト入りなのですごく分かりやすくて便利ですよ。
いい出会いと美味しいお茶を頂いて、さあ次はどこを訪ねようか

上林春松本店さんのお店を出て、再びカメラ片手に宇治橋通を行く私でした。



<今日の☆きらり☆なもの>

上林記念館(かんばやしきねんかん)
京都府宇治市宇治妙楽38
TEL: 0774-22-2513
営業時間 10時~16時
定 休 日    金曜日(8月13~16日、12月30日~1月5日を除く)
入 館 料    200円

上林春松本店(かんばやししゅんしょうほんてん
京都府宇治市宇治妙楽38
TEL: 0774-22-2514


今回私が歩いた道のりを地図でご紹介します

地図上の赤丸から赤丸までを移動しました。

旅の参考にして下さいね。


【宇治イラストマップより】


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんは (hiroe)
2008-03-17 23:22:08
ココ有名でしょ、上林のお茶。
宇治の煎茶とは良いものを頂かれましたね。
本物の上等なお茶は甘いんですよね~
でもお湯の温度や入れ方で味が変わるんですよね。
美味しいお茶飲みたくなりました。
今、コーヒーを飲みながらオレンジマドレーヌを
食べています。ふふっ。
詳しい説明に道舟さんのお人柄を感じましたよ。
返信する
☆hiroeさんへ☆ (道舟)
2008-03-20 18:28:38
いつもコメントありがとうございます。
お返事が遅くなりましてスミマセン。
急に今週末、京都に行くことになりそうなので
仕事の調整でバタバタしておりました。
(まだ確定ではないのですが。。。)

さて、今回の旅で宇治を選んでどうしても
やりたかったのがお茶体験をすることでした。
お茶所宇治のお茶をいろんな形で味わってみたいと
一軒目の中村藤吉さんにフラれたので
迷わず上林さんに直行したのでありました(笑)
お店の方が煎れて下さったお茶はほんと甘くてビックリでしたよ。
お茶を煎れる時の温度が重要なんですってね。

hiroeさんはコーヒーにオレンジマドレーヌですかあ。
私、その組み合わせにめっちゃ惹かれてます。
美味しいコーヒーも大好きですから!
お茶をのんでほっこりするのって幸せですよね

ブログを書いていると、その時の様子をあれこれ
伝えたくなってしまいアッと言う間に長文に。。。
もう少し見やすく読みやすいブログにしたいんですけどね。
これは昔、ジャーナリスト志望だった男の
性(さが)なのかもしれないです。
いやはやお恥ずかしい
返信する