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土手猫の手

《Plala Broach からお引っ越し》

燈火色

2008-10-19 21:38:35 | 歌日記
燈を残しすっぽり囲ふ 蔓(つる)よ蔦(つた) 

秋燈や 剥げたペンキの桟の色 


昨日今日 噂をすれば 秋は急き 



今日は幾分…秋らしい空気の冷ややかさ。

「冷ややか」という言葉から受ける程のことでは、実際は無いのですが。
それでも昨日から比べれば、ぐっと秋が深まった感。


先の二句は、ずっと上げあぐねていた「三日に書いた句」の残りの句。
秋の気配が降り始めた頃、在りし日;の文化学院(等)に想いを馳せて書いたもの。

その後、ずっと秋らしくない陽気が続いていた事もあって、
「今日は、そういう気分じゃないのよね」「もっと じゃないと!」
と、 放置  保留していた。

秋への思い入れ;ゆえん。故、堪忍;



夜の帳(とばり)の下りる頃の、
窓に灯る白熱灯の橙(だいだい)色の燈(ひ)、燈火(とうか)色。
好きです。

外から、窓(室内)から、眺める灯りに、
「ほぅっ」と、吐息をついてしまう。のだ;

↓ こんな感じ。かな?;



ほどけてく心窓辺の燈火色 



追記。在りし日;の(旧)文化学院は、テレビドラマ「離婚弁護士2(1も?)」で見られます。
主人公の法律事務所が入ってる建物です。(外観・中庭)