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日刊ドットコムマスター★

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第22回 第1部 第10問

2013-07-18 10:17:08 | 第1章

JPドメイン名のレジストリヘの登録に関する以下の制限のうち、正しいものを2つ選びなさい。

a. co.jpドメイン名を登録済みの企業が、別のco.jpドメイン名を登録することはできない。

b. ne.jpドメイン名を登録済みの企業が、別のne.jpドメイン名を登録することはできない。
c. 企業が汎用JPドメイン名を登録するには、事前にco.jpなど組織種別型JPドメイン名を登録しておく必要がある。
d. 日本国内に住所がない場合、汎用JPドメインを登録することはできない。

コムたろう「ドット先生、ドメインってなんだっけ?」


ドット先生「IPアドレスは覚えたよね?」


コムたろう「うん、ネットでいう住所のことだよね。」


ドット先生「そう、だけど255.255.255.127とかでわかりにくいよね。」


コムたろう「そうだよね~。」


ドット先生「なので、わかりやすい名前を付けました。」


コムたろう「え?」


ドット先生「たとえばOCNのホームページはhttp://www.ocn.ne.jp/だよね。」


コムたろう「あ、本当だ数字の羅列じゃなくてOCNになってる。」


ドット先生「これがIPアドレスだと210.163.219.84なんだよ。」
「試しにhttp://210.163.219.84/ってブラウザのアドレスの所に入れてごらん。最後にエンター忘れずにね。」


コムたろう「OCNのホームページがでた!?」
「すごいね、これ好きな名前を付けても良いの?僕のホームページをcomtarou.ne.jpにした~い。」


ドット先生「いやいや、まずドメイン名とIPアドレスの登録をしなければいけないんだ。全てのドメインはICANNという組織で管理されているんだ。」

コムたろう「そっか!そこに登録を申し込めば良いんだね。」


ドット先生「まあ、実際はサーバーのレンタル業者が代行していることが多いんだけど、ドメイン取得にもいろいろ条件があるんだよ。」





コムたろう「どういうこと?」


ドット先生「まず、早い者勝ちなので先に登録があった場合は同じものは登録できないよ。」


コムたろう「同じ名前が複数あったらどこに行けば良いか分からないもんねー。」


ドット先生「あとね、時々悪い奴がいてね。自分じゃ使わないのに、使われそうな名前で先にドメインを申請して、本当に使いたい人や企業に使わせないとか、法外な金額で売るとかそういう問題も発生しているんだ。」

コムたろう「むぅぅ、油断ならないねー。」


ドット先生「ドメイン名紛争と呼ばれたりするので、検索してみると色々事例が出てきたりするよ。」






コムたろう「他にはどんな条件があるの?」


ドット先生「あとは『.com』『.org』『.net』は自由に取れるけど、『ac.jp』は18歳以上を対象とした高等教育機関または研究機関、『co.jp』は日本の会社といったしばりがあるんだ。」
「また『ac.jp』、『co.jp』は1組織1ドメインという制限もあるよ。」


コムたろう「誰でも好きなドメインが取得できるわけじゃないんだね。」


ドット先生「そして、『ne.jp』。」
「これは1サービスに1ドメインなので、一つの会社で複数のサービス展開をしていたら、それぞれに別のドメインが取得できるよ。」
「でもね、このドメインはネットワークサービス提供者しか取得できないから、コムたろう君には取得できないね。」


コムたろう「え~そんな~~~~。」







【 第22回 第1部 第10問 解答&解説 】

[解答]a.d. 
[解説]
a.正しい。 co.jpドメインは属性型jpドメインであり、日本で登記している会社組織などが利用できるドメインである。1組織1ドメインのみ割り当てが可能である。
b.誤り。 ne.jpドメインは属性型jpドメインであり、プロバイダ等のネットワークサービス組織が取得可能である。サービスごとに1つのドメインを取得できるので、企業が複数個取得可能である。
c.誤り。 汎用jpドメインと属性型jpドメインはそれぞれ独立しており、汎用jpドメインを取得するために属性型jpドメインの申請が必要なわけではない。
d.正しい。 汎用jpドメインは日本に住所があることが取得の条件である。