日刊ドットコムマスター★

ドットコムマスターに合格するためのブログです。

一旦はここまで

2013-09-30 09:53:10 | インポート

ドット先生「先週末で出張検定も終わったことだし、コムたろう君との勉強も一旦はここまでかな。」


コムたろう「色々と勉強になったよ!」


ドット先生「毎営業日の更新はしなくなるけど、過去ログから読み返して勉強もできるし、リンクでも為になるサイトを紹介しているから参考にしてね。」

コムたろう「でも10月からはドットコムマスターアドバンスに変わるんでしょ?」


ドット先生「おっとそうだったね。」
「でも、先週新しいテキストが届いたのでさっと見てみたけど、内容はあまり変わらない感じだったよ。」

コムたろう「え~、そうなの!?」


ドット先生「それに、試験制度が変わってもインターネットそのものが変わるわけじゃないから、これまでの学習もそのまま活用できると思うよ。」

コムたろう「しっかり理解して、ちゃんとした知識を身に付けておけば怖いものなしだね!」


ドット先生「まぁそういう事だね。」



第19回 第1部 第17問

2013-09-27 09:42:30 | 第1章

以下は、「dotcommaster.jp」内にあるクライアントPCが「http://www.example.co.jp」の名前解決を行う際に問い合わせるDNSサーバの順序である。
①~④に当てはまるDNSサーバを下の選択肢からそれぞれ1つずつ選びなさい。
なお、クライアントPCのリゾルバ及びDNSサーバのキャッシュやhostsファイルに関しては考慮しないものとする。

19117

a.ルートDNSサーバ
b.「example.co.jp」を担当するDNSサーバ
c.「dotcommaster.jp」のDNSサーバ
d.TLDを担当するDNSサーバ
e.SLDを担当するDNSサーバ



コムたろう「ニホンゴッテムズカシイネー。」


ドット先生「あぁ、日本語が難しいんじゃなくて、書いてある内容が難しいんだね・・・。」
「まぁ順に説明していくから、分かるようになってね。」

コムたろう「はーい。」


ドット先生「まずは『「dotcommaster.jp」内にあるクライアントPC』って部分ね。」
「要するにクライアントPCなんだけども、そのPCが『dotcommaster.jp』ってドメインのネットワーク内に居るって意味なんだ。」


コムたろう「いつもはただ『クライアントPC』なのに、今回はどこに居るかが関係してくるの?」


ドット先生「そういう事になるね。まぁおいおい説明していくよ。」
「次は、『「www.example.co.jp」の名前解決を行う際に問い合わせるDNSサーバの順序』の部分ね。」


コムたろう「名前解決ってあれでしょ?URLからIPアドレスを調べるやつだよね。」
「でも順番ってあるの?」

ドット先生「あるんだよ~。」
「世界中にサーバーやホストがあるからね、名前解決は1台のDNSサーバーでどうにかなる物でもないんだよ。」
「何台かのDNSサーバーの力を合わせて解決するし、その時には順番があるんだ。」


コムたろう「へぇ~、そうなんだ。」


ドット先生「で、その順番を考えて①~④に当てはまるDNSサーバーを当てはめなさいって事なんだ。」


コムたろう「順番には何か決まりでもあるの?」


ドット先生「ちゃんとルールがあるから、それを理解しておけばこの問題は楽勝だよ!」


コムたろう「じゃあ、最後の難しそうな用語が並んでいる部分は?」


ドット先生「3つ用語が出てくるね、『クライアントPCのリゾルバ』・『DNSサーバーのキャッシュ』・『hostsファイル』。」
「どれも名前解決に使われるモノなんだけど、今回はこれらに関しては考えなくて良いよって話だね。」


コムたろう「色々種類があるけど、名前解決の方法にも違いがあるの?」


ドット先生「そうだね、『クライアントPCのリゾルバ』から説明しようか。」
「ブラウザなどがURLにアクセスする際に、ブラウザから指令を受けてDNSサーバーへ問い合わせをするプログラムがリゾルバなんだ。」


コムたろう「へぇ~、ブラウザが直接問い合わせてるんじゃないんだ?」


ドット先生「まったく別個のプログラムっていうよりは、ブラウザやOSに組み込まれた部品の一つと思ってもらえば良いかな。」

コムたろう「なるほどね~。」





ドット先生「次は『DNSサーバーのキャッシュ』だね。」
「キャッシュというのは一時的にデータを貯めておく場所の事で、容量の都合もあって一定期間で消えちゃうんだけど、いちから調べたり計算したりする必要が無い分データを取り出すスピードは速いんだ。」


コムたろう「キャッシュを使うとどうなるの?」


ドット先生「さっきでちらっと話したような順番をすっ飛ばして、すぐに答えが出てくるから名前解決の時間が短縮できるし、通信量も減るからネットワークにかかる負荷も減らせるんだ。」

コムたろう「なるほど、良いね。」
「あ、でも・・・速くて便利だけど、基本の流れとは順番が違ってきちゃうんだね。」

ドット先生「まぁそうだね。」
「順番が変わって困るのは、こういう試験問題でそこまで考慮すると例外が出てくるって程度だから、実際のインターネットでは特に困ることはないからね。」


コムたろう「じゃあ3つめの『hostsファイル』ってのはー?」


ドット先生「これは、クライアントPCの中に保存しておくIPアドレスとURLの組み合わせを記録したファイルの事だね。」
「DNSサーバーにわざわざ問い合わせることなく解決できちゃうんだ。」

コムたろう「じゃあ、これがあればDNSサーバーが要らないね。」


ドット先生「いやいや、世界中のサーバーやホストの情報を個人で使うクライアントPCに持つことは無理だろうから、こういうのは限られた範囲で使われるんだよ。」

コムたろう「あー、世界中のは無理そうだよね~。」


ドット先生「社内LANで使うサーバー限定とか、そんな感じで使われる事が多いかな。」
「とまぁ、これらの3つを使うと基本パターンとは順番が変わって、出題者の意図と違ってきちゃうから、今回は考慮しないんだ。」




コムたろう「なるほど、なるほど。」
「つまり今回は、DNSサーバーを使った名前解決の基本パターンだけ考えれば良いってこと?」

ドット先生「そういう事になるね。」
「じゃあ、基本パターンとしてどういう順番で問い合わせていくかを説明しよう。」
「名前解決をしたいのはクライアントPCなわけだけど、まず最初は自分が属するネットワークのDNSサーバーに問い合わせるんだ。」


コムたろう「今回は『dotcommaster.jp内にあるクライアントPC』の話だから「dotcommaster.jp」のDNSサーバーって事?」

ドット先生「そうだね。」


コムたろう「じゃあ選択肢『c』が一番目だね。」


ドット先生「おっと待ったぁ!」
「図をよく見て。」
「①の前に「dotcommaster.jp」のDNSサーバーがあるから、①に入るのはその次からだよ。」


コムたろう「ああっ!①~④なのに選択肢はa~eの5つある!」
「ひとつ余るんだね!」

ドット先生「そういう事。」
「さて、次が①に入るんだけど、クライアントPCから問い合わせを受けたDNSサーバーはまず親玉のDNSサーバーに問い合わせるんだ。」
「その親玉が『ルートDNSサーバー』だよ。」


コムたろう「てことは①は『a』だね!」


ドット先生「そうだね。」
「ルートってのは『根』とか『もと』とかそういった意味で、英語で書くとrootね。道順とかのルート(route)とは違うからね。」
「ちなみに、HDDの一番上の階層もルートって言うけどこれも同じrootの方だ。」


コムたろう「根っこかぁ、全ての始まりみたいなイメージだね。」


ドット先生「そんな感じだね。」
「そして、ルートDNSサーバーに問い合わせると次に問い合わせるべきサーバーを教えてもらえるんだけどそれがTLDを担当するサーバーだ。」


コムたろう「TLDってのはトップレベルドメインだね!」


ドット先生「その通り。」
「URLに含まれる『~.jp』だったり『~.com』とかTLDに応じて、それぞれのTLDを担当するDNSサーバーに次は問い合わせる事になるんだ。」


コムたろう「TLDごとに分担してるの?」


ドット先生「そうだよ。」
「さっきのhostsファイルの説明でも言ってたように、世界中のサーバーやホストのデータを1台に詰め込むのは無理だからね。」
「TLDごとで分担して、管理しているんだ。」


コムたろう「そっか、じゃあ②は『d』だね!」


ドット先生「うん、そうそう。」
「ルートDNSサーバーからTLDを担当するサーバーを教えてもらって、『dotcommaster.jp』のDNSサーバーがそこへ問い合わせに行くんだ。」


コムたろう「『dotcommaster.jp』のDNSサーバー大忙しだね。」
「じゃあ、次はもしかしてSLDの担当のDNSサーバー?」

ドット先生「お、分かってきたじゃないか~。」
「ちなみに、SLDを担当するDNSサーバーもそれぞれのSLDごとに分担していて、『jp』の配下で『co』とか『ne』とかで分かれているよ。」


コムたろう「なるほど~、TLDの担当のDNSサーバーに問い合わせたら、次に問い合わせるべきSLD担当のDNSサーバーを教えてもらえるんだね!」
「てことで、③は『e』だね~。」

ドット先生「そういう事。」
「そして、順にサード(3番目)・フォース(4番目)と続いていって、その都度『dotcommaster.jp』のDNSサーバーがそこへ問い合わせに行くんだ。」
「そういうのを繰り返して最終的に目的のURLを担当しているDNSサーバーにたどりつくんだ。」


コムたろう「じゃあ、最後の④は『b』で良いのかな!」


ドット先生「そのとおりっ!」


コムたろう「やったー!」






【 第19回 第1部 第17問 解答&解説 】
[解答]①-a,②-d,③-e,④-b.
[解説]
①ルートDNSサーバ(a.)
②TLDを担当するDNSサーバ(d.)・・・具体的にはjpを担当するDNSサーバ
③SLDを担当するDNSサーバ(e.)・・・具体的にはco.jpを担当するDNSサーバ
④サードレベルドメインを担当するDNSサーバ(b.)・・・具体的にはexample.co.jpを担当するDNSサーバとなる。


第22回 第2部 第24問

2013-09-26 10:15:22 | 第3章

検索サイトで、文字列を入力したところ、キーワードサジェスト機能により以下のような候補が表示された。これについて述べた文章として正しいものを2つ選びなさい。

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a. 表示される候補は、Wikipediaに登録されている単語のリストである。
b. 表示される候補は、検索エンジンによって異なる。
c. 表示される候補は、このサイトでよく検索されるキーワードである。
d. Internet Explorer の[閲覧の履歴の削除]を実行すると、候補が表示されなくなる。

コムたろう「きーわーどさじぇすと???」


ドット先生「検索するときに少し文字を打っただけで候補が出てくるのは見たことあるかな?」


コムたろう「ああ!あれ楽だよね~。」


ドット先生「あの機能のことをキーワードサジェストというんだ。」
「サジェストは『提案するという』意味の動詞で、名詞形のサジェスチョンとかサジェッションとか言う場合もあるけど同じものだからね。」


コムたろう「へぇ~、知らなかったぁ~。」


ドット先生「あれは、それぞれの検索エンジンが蓄積している『よく一緒に入力される検索キーワード』を候補にあげているんだ。」

コムたろう「という事は、検索エンジンによって出てくる候補が違うってことだね!」


ドット先生「うん、そうだね、検索エンジンもgoogleとかYahooとかgooとか他にも色々あるけど、それぞれで蓄積しているデータが違うからね。」

コムたろう「あと、さっきの説明だとwikipediaは関係ないよね。」


ドット先生「そうそう。」
「wikipediaは検索エンジンとは全然別のwebページの一つだからね。」

コムたろう「それから~、Internet Explorer の『閲覧の履歴』も関係ないから、削除しちゃっても影響ないよね!」

ドット先生「うん、そのとおり!」


コムたろう「つまり、答えは『b』と『c』だね!」


ドット先生「ご名答~!」
「出だしは心配したけど、今日のコムたろう君はなんだか別人に見えるくらい冴えてるね。」


【 第22回 第2部 第24問 解答&解説 】
[解答]b,c.
[解説]
キーワードサジェストはキーワード入力を支援する機能で、入力された文字列から推測されるキーワードを候補として列挙します。
推測されるキーワードは、検索エンジンが入力内容を解析して提供したり、表示しているサイトでよく検索されるキーワードです。


第21回 第2部 第37問

2013-09-25 10:38:11 | 第3章

Aさんが利用しているメールサービスでは1通あたり5MBまでのメールを受信できる。
Bさんから4.8MBのJPEG形式の画像を送ってもらったが、1通あたりの容量制限を超えてしまった。
この原因として考えられるものを1つ選びなさい。

a.画像がBase64でエンコードされたため
b.画像ファイルの形式がBMP形式ではなかったため
c.メールヘッダにContent-typeの情報が設定されていなかったため
d.Aさんのメールボックスに未受信のメールが残っていたため



コムたろう「どうしてー!?容量は足りてるよねー??」


ドット先生「メールは規格上、テキストデータしか送信ができないんだ。」
「なので実は、添付ファイルを送信する際にはバイナリデータからテキストデータに変換を行ってから送信をするんだけど、この処理をエンコードと言うんだ。」


コムたろう「テキストデータとバイナリデータってどんな違いがあるの?」


ドット先生「簡単に言うとテキストデータは文字だけ構成されるデータで、メモ帳に書いた文字をそのまま送るようなものだね。」
「バイナリデータは様々なアプリケーションで作成したデータや音楽・画像データとかテキストファイル以外のもの全てバイナリデータというんだ。」


コムたろう「そうなんだ!?」
「ワードに文字だけ入力したデータでもバイナリデータになるの?」

ドット先生「ユーザーが文字だけ入力した場合でも、ワードではデフォルトでページやフォントや書式などに関する情報を含んでいるからバイナリデータだね。」

コムたろう「なるほど!」


ドット先生「そしてエンコードされたデータを元に戻す処理をデコードと言うんだ。」
「メールの添付ファイルに使われるエンコード/デコードのための規格は現在ではBase64形式が事実上の標準的な方式で、エンコード処理の結果、容量が大きくなるんだ。」


コムたろう「エンコードしたら何故データが大きくなるの?」


ドット先生「では、なぜエンコードしたらデータが大きくなってしまうのを説明しよう。」
「Base64は、データを64種類の英数字のみを用いて、それ以外の文字を扱うことの出来ない通信環境でもマルチバイト(全角)文字やバイナリデータを扱うためのエンコード方式なんだ。」
「具体的には、A~Z, a~z, 0~9 までの62文字と、記号2つ (+ , /) 、これで64種類なんだけどあと余白を詰める為の記号として『=』が使われるんだ。」


コムたろう「なるほどねー。」


ドット先生「この変換によって、データ量は3分の4(約133%)になると言われているんだ。」
「また、MIME(インターネットメールの規格)の基準では76文字ごとに改行コードが入るため、この分もデータが増えて計算上では約137%になるんだ。」


コムたろう「へぇ~。」


ドット先生「何かを初心者に説明をする時には、専門用語を使わずにいくつかの簡単な言葉の組み合わせを使って説明が長くなってしまうのと似たようなものだね。」


コムたろう「なるほど、詳しい計算方法は良くわかんないけど、とにかくエンコードするとデータが増えてしまうんだね。」


ドット先生「そういうこと!」






【 第21回 第2部 第37問 解答&解説 】
[解答]a.
[解説]
a.正しい。添付ファイルのJPEG形式の画像がエンコードされたことによってサイズが大きくなり、5MBを超えたことが原因である。
b.誤り。
c.誤り。
d.誤り。


第20回 第2部 第14問

2013-09-24 16:01:23 | インポート

ADSL回線で、インターネット接続とIP電話、一般加入電話の各サービスを利用したい。
そのために下図のような配線をするとき、必要なケーブルの組み合わせとして適切なものを1つ選びなさい。

20214_01

a. LANケーブル2本、モジュラーケーブル5本
b. LANケーブル3本、モジュラーケーブル4本
c. LANケーブル4本、モジュラーケーブル3本
d. LANケーブル5本、モジュラーケーブル2本
e. LANケーブル6本、モジュラーケーブル1本

コムたろう「うわぁ、線がいっぱいでごちゃごちゃだぁ。」


ドット先生「慣れだよ、慣れ。」


コムたろう「まず、どこから見ていけば良いかなぁ?」


ドット先生「モジュラーコンセントやスプリッタを見てみようか。」


コムたろう「外から電話の線(モジュラーケーブル)で入ってくるんだよね。」


ドット先生「そうだね。」
「スプリッタで二股に分岐するけど、この段階ではまだモジュラーケーブルだから、ここまでで3本確定だね。」

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コムたろう「あ、あとアナログ電話機に繋がるのもモジュラーケーブルで良いよね?」


ドット先生「おぉ、その通りだね。」
「これで4本だ。」

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コムたろう「モデムからPCやルーターの方へ出てくるのはLANケーブルだよね?」


ドット先生「お、よく分かってるじゃないかー。」
「そして、当然ルーターからPCへの配線もLANケーブルを使うよー。」

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コムたろう「LANケーブルは3本で良さそうだね。」


ドット先生「ということは?」


コムたろう「LANケーブル3本、モジュラーケーブル4本の『b』が正解だね!」


ドット先生「そのとおり!」




【 第20回 第2部 第14問 解答&解説 】
[解答]b.
[解説]
壁から電話機まではモジュラーケーブル
壁からADSLモデムまでもモジュラーケーブル
モデム・ルーター・PCはLANケーブルでつなぐ