絵画教室の仲間のOさんの家に行ってきました。
彼女は四年八か月の間、ご主人の介護をなさいましたが、一週間前に亡くされたのです。
しばらくの間、彼女の介護の話を仲間三人で聞きました。
ご主人は脳腫瘍のため手術をし、そのあと介護をなさいましたが、される人はとてもユーモアの分かる方で、Оさんは「とても介護は楽でした・・」と言われます。
動けなくとも口は聞けたし楽しく生活できたといいます。
私は彼女の話を聞きながら『アア、彼女は自分を持っておられるから・・・』と思いました。
日本画を習いに来ており、又退職してから人形作りを十数年しておられます。
教職をしておられましたが、ちなみにご主人も同じ職でした。
とても落ち着いた方で、絵の方もとても優しい絵です・・・
そして、家の中を見せて貰いました。介護用の部屋は姑さんの部屋として作られたそうです。
・・
そして、９０坪の家の部屋はみな南向きだといいます。夏は涼しく冬は暖かいとか・・・
この部屋割りは彼女が考えたそうです。
とても田舎の地区で彼女は加賀からお嫁に来たのですが、あまり嫌がっておられません。
次は、彼女の作った人形です。
もっと沢山写したのですが、携帯のためボケましたのでUPできません。
又、遊びに行くと約束しましたのでその時にはデジカメで写しますね。
４年の介護は大変なのに、「楽だった・・・」
なかなか言えませんねぇ～
それに、趣味の人形もされるのでしょう。
素晴らしい方だと思います。
ご主人も、感謝されていたでしょう。
これからは自分の為に、好きな事をして楽しんで欲しいものですね。
元気でなくてはいけませんね。
体は元気でなくともせめてヘルパーさんにあぁして欲しいとかこうして欲しいとか意志のの伝達のできることですね。
彼女は「良く主人を無くされた方は元気を失うといいますが、私にはそれはないと思います」と言われました。
庭もとても広く「仕事が多くて考えている暇がないわ」
とも・・そう言われてご自分を元気づけられているのかな？
四人そろって、「老後はあまり頑張らないで、ぼちぼちやりましよう」と話し合いました。
私も病床の夫の傍で、編み物もしました。
その時作った綿レースのスカーフを今も愛用しています。
しばらくは気持ちが揺れて当たり前。
強がりを言ったり、一人の時にとことん落ち込んだり
寡婦友をみていても１年、２年、３年とじんわり、境遇に慣れて前を向くみたいですよ。
人一人亡くなると事務的なことやら、ものすごく忙しいのも事実です。
忙しくして、考える暇を自分に与えないのも再生へのプロセスに大事なのかもしれません。
静かにそっと見守ってあげるのが一番かと、経験から思います。
四年八か月間の介護の中で、ご自分の出来うることを懸命に努められた方。この言葉の中に全て集約されてるように思いました。御主人との絆を強く感じます。
ステキな御夫婦だったんですね～
私は父を亡くした時、ああもしてあげれば良かった、こうもしてあげればと何か月も後を引いて後悔の塊でした。
動じない心を持つのは難しいですねぇ・・・見習わなくては。
まだ一週間なんだ・・・そうですね。これからなのですね。
絵画教室の付き合いだけでしたが、これから新たに付き合えるかどうか・・・分かりませんが、付き合いたいと思っています。
ホントにそのようです。遺影を見ましたが、とても優しそうな方、良い校長さんでしたでしょうね。
すごいと思いました。
恵まれていらっしゃったと思いますが、心が豊かな方なのですね。
たとえ砂の一粒ほどでも、学ばせて頂きたいと思いました。
ありがとうございます。
そしてお孫さんが九人もおられるのですよ！！
夏休みはキャンプ状態だそうです。
広い芝生で遊ばせることができて安全なのだそうです。