優しい字がその人となりを表す。26年振りに分かった、達筆の人物とご対面

市の移動図書館がやって来る日なので、本の返却に行くと、中央図書館でお世話になっている知り合いの職員さんがいつもの笑顔で迎えてくれました。使い慣れた図書の貸出券を出すと、平成３年に、新しい中央図書館が完成し事前登録された貸出券であり、その職員さんが発行手続きをしたということがわかりました。よく見ると、市になる前の田辺町立図書館とあり、氏名が大変読みやすい優しい字で書かれていました。手書きの字はその人となりを表すんですねと素直にお話しすると、謙遜されて笑っていらっしゃいました。近年、字を書くことが減り、特に政治家の字の乱雑さや下手さが気になり、この人は信頼できるのかなと思ってしまうこともあります。下手でもいいから、丁寧に書く習慣を身につけたいとあらためて思いました。