(続きです)
「ごはんちょうだい」
16歳のトイプードル メス
オシッコポーズをするがオシッコが出ない 血尿が点々と出る
その後
夜間救急病院に行って、尿閉ではなく膀胱炎だろうということで無事帰ってまいりました!
以下 詳細です〜ひまな方はどうぞ
夜8:30
尿が出ないビー、私は急いでコバルジンという腎臓の薬を飲ませてみました。
コバルジンとは、活性炭の粉末みたいなやつです。
すると、
嘔吐ーーーっ
吐きました…
薬で毒素を排出する作戦、失敗。
どうしよう、体に毒が回ったら?それともおしっこがぱんぱんで膀胱が破裂したら!?
尿路結石なのだろうか?膀胱炎だろうか?
夜8時半なのでかかりつけの先生は閉店です。でも、残業しているかもしれないので、とりあえず電話してみました。
先生〜〜助けて〜〜っ→通じず。
だよね…
インターネットで、尿路結石のコウケントー 治療について調べると、3001-4008のカーボンで治ると書いてあったので、その組み合わせで、ビーをガンガン温めながら、実家に電話しました。朝まで待ってかかりつけの先生に見ていただくか、夜間救急病院に行くかの相談です。
両親は、病院に連れて行こうといいます。うちの家族は、ビーの母犬が、腎不全であっという間に死んでしまったので、腎臓関係の病気に非常に敏感です。「尿閉だったら朝まで持たないかもしれない」と母がいいます。
私も電話で喋りながらグーグル検索して夜間救急病院に目星をつけました。1つは、夜間救急病院、もう一つは、去年行ったことのある所沢の大きな救急病院です。ただまだ迷っていました.何故かと言うとビーちゃんが元気で、全然ぐったりはしていないからです。
もしただの膀胱炎なら、痛い検査や治療を受けさせたくありません。
膀胱穿刺など痛い検査されないだろうか?導尿で傷がついて感染症になったりしないだろうか?一瞬の間にあれこれ考えてしまいます。所沢の病院だと、ただの検査入院でも膀胱穿刺をすると言っていたので、絶対に痛い検査をされる。夜間救急病院は、全くの未知数であるが家からとても近い。
数分の間にありとあらゆる可能性を両親と検討し、よしじゃぁ夜間救急病院に連れて行こうや、と決まりました。即、救急病院に予約の電話を入れます。
私「すみません16歳のトイプードルなんですけれども、おしっこするポーズをしてもおしっこが出ないみたいで、代わりに血尿が点々と出ているんですけれども…これって危険な状態でしょうか?」
受付の先生「そうなんですね、ただの膀胱炎でしたら、朝まで待っていただいてかかりつけの先生に診てもらってもいいと思うんですけれども、尿閉とかですと危険ですので、それを確かめるためにも、やっぱり来ていただいたほうがいいと思います。お待ちしています。」
予約が取れたので、実家に電話をしました。ちょうどその時、
ビーちゃんがもがいて私の腕から逃げ出、水をチャプチャプと飲みました。コウケントー で暖まったので喉が渇いたのでしょう。
そしてトイレに走っていき、おしっこポーズをしましたら、なんと少しおしっこが出ました!
私「あれ、今なんかちょっとおしっこが出たんだけど」
親「そうなんだ、でもちょっとでしょ、もし十分におしっこが出ていないのなら毒が回るからやっぱり行こう」
確かに、おしっこの量は少ないし、その後何度もおしっこポーズをしますが血が出るばかりです。病院に行った方が良さそうです。
病院に行くことが決まったので、直ちにビーのお腹の毛を処理しました。エコー対策です。エコーをするために病院で毛刈りをしたら、乳首が怪我をしたり、なんかビーが辛い思いをするかもしれないからです。
それから、今までの検査結果はすべて鞄に詰めました。
母の車が到着。
ビーを連れて外に出たら、ビーちゃんはまたしてもちょっとおしっこをしました。紙コップでキャッチして、母と観察しました。
母「ちょっと血が混じったような茶色だな」
私「でもおしっこが出るには出たのだから、朝まで待ってかかりつけの先生のところに行こうか?痛い検査や治療をされたらやだなって、それが心配なんだ」
母「多分血液検査やエコーやレントゲンだろう、痛い検査や手術と言われたら、断ればいいよ」
23時
病院に到着
結構、混んでいました
コロナ対策で、中に入れるのは、ひと家族につき1人だけだそうです。
ビーは元気にウロウロしています。
ここで待ってるよ
きれいな待合室で待機。初診料は8800円、など、夜間病院らしい値段表が貼ってあります。
「ビーちゃん どうぞ」
ビーちゃんが呼ばれました。先生は男の先生です。
症状を聞いてくださり、まず先生が一言。
「女の子はね、石などで尿路が詰まっておしっこが出なくなることは、ほとんどありません。今まで僕も2-3例しか見たことありません」
そうなんですか?!
一安心!
先生「あと、ここに来る直前に少しおしっこが出たんだよね?だから尿閉と言うことではないと思います」
二安心!
先生「腎臓の値も最近測ったのがこれですよねーうんうん、膀胱炎だと思います」
三安心!
先生「でもおしっこがいっぱいなのか、心配でしょうから、軽くエコーで膀胱を見ておきましょうかね。サササーと」
ビビる私「エコーですか、そそそれはさぞお高い検査なんでしょうね」
先生「2、3000円かな」
看護師「(五千円です)」
先生「あ5000円か、どうしましょう、やらなくてもいいですよ?見た感じ、尿閉ではなく、尿がたまってる感じはしませんしー。注射と、補水だけやっておきますね」
四安心!
とっても親切ーーーー
安心してビーちゃんをお任せして、外で待っている母のところに報告に行きました。すると
母「エコーをしてもらおうよ」
急いで受付に戻る私、
「あの、家族のものが、やっぱりエコーをしてもらいたいと言ってるんですが、お願いできますでしょうか?」
受付の先生「もちろん良いですよ、すぐに伝えてきますね」
すると数分でビーちゃんが先生に抱かれて戻ってきました。
先生「エコーで見たけど、おしっこたまってなかったよ」
私「そうなんですか!ありがとうございます」
おしっこ溜まってない!
つまりビーが何度もトイレに行っておしっこのポーズをしたのは、おしっこしたいからじゃなくて、膀胱炎で、ムズムズと違和感があったからなのでしょう。
おしっこが出なかったのは、単におしっこが膀胱になかったから。そういえば今日1日あまり水を飲んでいませんでした。
安心して帰宅。
ビーは夜食を要求、もりもりとご飯を食べ始めました。
それを見守っていた私は、強烈な睡魔に襲われ、服も着替えず化粧も落とさずに、そのまま床で寝てしまったのでした。
疲れた…
(追記:女の子のわんちゃんでも石で手術したよというコメントをいただきました!やっぱり尿が出ない時は楽観せずすぐ病院へ行くのが正解ですね)
翌日
かかりつけの先生のところに行きました。
救急病院から報告書が届いていたそうです。
「夜間の病院に行ったんだってね」と先生。
「焦って、こちらにも夜中に電話してしまったんですけどε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘」
先生は「夜は酒を飲んでしまいますからねハハハ 見れないんですよハハハ、まぁ犬はね、おしっこがしたいのに出なくなるって言う事はまず滅多にないんですよ。猫はけっこうあるんですけどね。ハハハ。何度もトイレに行ったのは、膀胱炎で気持ちが悪かったんだと思いますよ」
という事で
おしっこが出なくなって、ペットシートが血だらけになりましたが、膀胱炎でした。
ちょっとクーラーで体が冷えていたのと、水分が足りなかったかなと反省しています。もっと水分をとってもらうよう工夫しようと思います。
「ごはんちょうだい」
ビーはすっかり元気そうです!