DKのザル碁への独り言

段原浩司です。
県代表を目指すザル碁打ちです。
私の独り言を、我慢して聞いていただければ嬉しいです。

第7局

2018-07-13 06:17:45 | 独り言

この碁は、アマ本因坊地区代表決定戦です。相手はアマ名人戦の代表決定戦で勝たせて頂いた、大学囲碁部

の大先輩です。県代表経験は数知れず。勝てるかどうかより、内容的に通用するかどうかが楽しみでした。

この前の勝ちは単なるまぐれなのかどうか。

私の白番です。

実戦図1

参考図1

LZ(LeelaZero)は、上辺の打ち込みが急所と言っています。実戦でも上辺の打ち込みになるのですが、

それまでずっと黒の有力候補手にあげています。

参考図2

黒29と白30は、同じハネでも白が得していると思います。ここから白優勢と感じました。

黒はコミを出せないだろうなと。

参考図2は、白は2のヒキではなくカケツギのほうがいいとのこと。確かに3が要点ですし、

参考図のように7と頑張れるなら、そりゃあこっちのほうがいいです。

実戦図2

実は黒1の手により、白の勝率は6割を越えました。LZも含めて、AIは生きるだけの手に対する評価は厳しい傾向に

あると思っています。2のツケは手拍子でした。

参考図3

2のヒキが良かったです。そうすると、12のコスミで一気に眼が1眼だけになります。

参考図3は、黒に11・15・21と打たれても白がいいと思います。

参考図4

黒はツケて頭をだすべきと示しています。ただし、3・9と要点を打たないといけないとのこと。

実戦図3

1と打ち込んできました。17までは黒でかしていないでしょう。上辺のワリツギを打たれたら貧乏渡りです。

しかし18のツケは悪手のようで、1路か2路左のようです。サバキはツケ、で打ったのですが、LZはサバかない

といけないのは黒、ということなのでしょう。

参考図5

3と打たれたら、逃げないといけなくなりますが、その時に、上辺のハネが戦いに有効になるということ

ですね。ハネ1本で勝率5割復帰です。

参考図6

その後数手すすんだ局面で、左上のオサエが決勝点でした。結果的には、上辺のワリツギが先手になったのが

大きいと思います。この図は、12と打たせても白がいいという内容です。

参考図7

みにくいですが。どこに打っても勝率は7割あるという図です。

結果は、相手のミスもあり、10目半勝ちでした。

勝ちよりも、内容が負けていなかったのが嬉しかったです。

 


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