ツイッターのフォロワーさんとの先日の碁で、向2子の白番です。
実戦図1
この星へのカケ、前々から打ちたい思っていた手です。右下の形を考えると、両カカリするより
いいと思いました。
参考図1
右下で、実戦の黒の下ツケ悪手でしょう。この場合はツキアタリが形です。参考図で、白2で押さえると、
右辺ハネられて、スソアキになってしまいます。これは、右上の白のカケが悪手になっています。両カカリ
のほうがいいです。
参考図2
黒7では、昔ならハネ継いで先手を取って十分という考えでしたが、最近はカケツギは厚すぎるという考え方が増えてきて、
7と黙って下がって白の薄みをみるほうがいいのかもしれません。
参考図3
実戦の35のアテが俗手でした。図のように単ノビで先手を取り、左上三々に入る要領です。
参考図4
中央の黒石に対して、ケイマで追っかけたのが甘い手でした。参考図4の下からのボウシ。これは黒は
生きやすいですが、白は、下辺・右辺と最大のラインで地を囲える可能性があります。
参考図5
1のカケ。これは取りに行っている手です。五分五分でしょう。
参考図6
黒62のツケは1つの筋です。1と頑張らないといけませんでした。実戦のように大威張りで生きられたら、
投げても不思議はない碁です。
参考図7
実戦は白143の狙いにしっかり引っかかってくれたので、細かくなりました。実戦では、9子の石が取れたのですから
逆転したと思っていましたが、実際はそれほど離れていませんでした。元がかなり悪かったということです。
白157の逃げが余計なことで、事を好み過ぎました。
その後、図7のように1と打ちたいのですが、黒4が左上に利いているのでうまくいきません。取られたら白の
損が大きいです。
参考図8
上部を助けると、左辺が取られます。
実戦図2
下方のダメ詰まりは何とかなると思って上部を頑張ってみましたが、話になっていませんでした。
黒は、助けるだけの手もありますし、種石を取る手もあります。種石を取る手を考えてみてください。
答えは実戦図にあります。
参考図9
ちなみに左上は、1のケイマを狙っていました。2のツケコシが筋ですが、それを打つと5のオキを打ちます。
黒6で7と打てば生きはありますが、隅は白地になってしまいます。打ち惜しんでしまいました。
中央の碁は好きなのですが、この碁は攻めがなっていなかったです。反省材料の多い碁でした。