フォロワーさんとの碁で、私の白番です。
総譜と参考図の上下が逆になっています。見にくくてすみません。
参考図1
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/f1/acf504b1750a1efe6967ec57b3fe6ebf.png)
LZ(LeelaZero)は、右下の3子は小さいと言っています。この局面では
5・7の連打が確かに良さそうです。
参考図2
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/a6/85d1c5c32fe5c97534d72a26fbf2a6d1.png)
白は30~32で黒は整形が難しいのではと追求します。しかしLZは
あっさり捨てる図を提唱。
黒に33を打ってもらって、白36と開けば白がいいと思ったのですが、
LZはそれほどいいと言ってくれませんでした。
参考図4
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/11/26dce555d5de11a4777ab2e3a00aac37.png)
白38のツケは、従来から形とされていますが、LZでは評価値を落とす
手と判断しています。6のカカリを動くほうが効率がいいとしています。
そして黒41・43と反撃してきたので、戦闘開始です。
白は、44・46とここが切れれば白良しと思っていましたが、LZは参考図
4のように打てば黒の評価値60%とのこと。私の体感は、白地を持って
さばいたら、黒はコミをだせないだろうと判断していました。
当然のように打った黒47のツギだと、白が60%前後の戦いになりました。
参考図5
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/80/4e50b00b733795468b27ecd30d173350.png)
白は52と押して、参考図で言えば左辺の戦いをまず重視しましたが、
LZは図のように上辺を動けと。白48の石は種石ではないし、上辺が
大きいということです。
参考図6
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/10/e284d96ece4b257214ba05f172b61372.png)
白84は、参考図では上辺の味を残したかったので打ったのですが、
LZは図のようにさっさと決めて左辺に集中すべしと言っています。
おっしゃる通りです。
参考図7
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/d7/2177043a39f499985c1b66cf45beb091.png)
白68は、LZは種石を制するのが良いとしています。黒をまとめて攻めよう
としたのは打ち過ぎでした。
黒は結局2と守りが1手必要になっていて、その分白がいいのでしょう。
ただし評価値は白60%を越えていません。
参考図8
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/d7/a7ac0552b107c81e296c5230baf3e126.png)
黒73では引く一手だそうです。
参考図9
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/04/052b039eed8b0fbe90f070c52e6025ea.png)
白1と切れば白は60%越えます。中央の白が薄くなるかと思って
打たなかったのですが、7・8を決めれば大丈夫です。上辺の
味にこだわったのがマイナスになっています。
参考図10
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/5b/9cbc04321832b425aaa618b79956d98b.png)
白96と打ったのが私の病気ですね。「捨てても勝てるぞ病」です。
参考図10のように、5と置く手を読めていて捨てるなら、捨てがい
はありますが、実戦はタダ取られですから悪いに決まっています。
参考図10は、白が悪いと言っても40%代なので、ヨセ勝負です。
参考図11
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/77/7e56a966b7bc979d788dd868e6db9be2.png)
勝負としての敗着は112のカカエです。図のトビが見えていたら、相手は
秒読みに近かったので、勝負はどう転ぶかわかりませんでした。
14からは私の付け足しですが、この形は15・17の3子取り
が先手になるので、取れなくてもヨセ勝負になります。
とはいえ実際は楽観していたので、読もうとする状態でもなかったですから、
捨てた時点で負けですね。
フォロワーさんとの3局打っての総括は、
1.二人の力は拮抗していること。終盤までどちらも70%越える場面が少なかった
ですから。
2.私の碁は、戦いや石の方向性の大筋は間違っていないけれど、それを実証する力
はまだまだ。
です。やはり強い方と打つのは勉強になります。
3局とも、とても勉強になりました。
2局目は酷かったですが、1局目と3局目は、
見どころのある碁を打てたかなと思います。
LZの参考図1と2は、特に関心しますね。
ただ、僕が打つと、代償を得られるか心配ですね。
参考図4は、僕も白良しかと思いましたが、
天頂は、黒良しのようでした。
参考図8は、納得です。
黒73は、どうかしてましたね。
また長期連休などで機会がありましたら、
よろしくお願いします。
次の連休も是非宜しくお願いします。