DKのザル碁への独り言

段原浩司です。
県代表を目指すザル碁打ちです。
私の独り言を、我慢して聞いていただければ嬉しいです。

打碁の検討の仕方201910

2019-06-09 22:53:09 | 打碁の検討の仕方

アマ本因坊戦地区大会で、枠抜けを決めた碁です。私の白番です。

実戦図1

右上で白がノビキリを打ったところですが、LZ(LeelaZero)は、このノビキリ

が候補に上がっていませんでした。

参考図1

左上のカカリが大きいと。右上は、黒がハネても白が伸びると、確定地になるだけ

なので、急がないところと判断しているようです。白は薄い格好をしているので、

ノビキリで確定しないからというのもありそうです。

実戦図2

左上、白がどうサバくかという場面。ちなみにLZは、黒はさっさと右上を

荒らせと言っています。

参考図2

左上のワカレは、私は白が大優勢になったと思っていたのですが、LZは黒が良くなって

いるとのこと。黒61で参考図でいくと、黒60%を越えていて、他の候補手も同じくらいの

勝率になっていました。

参考図3

この絞り方だと白優勢のようです。参考図2と比べると、上辺の黒地を多く与えて

いるのにこの図のほうが白がいい理由は、左辺の黒1子がこの図のほうが弱いからで

す。つまりヨリツキがかなり見込めるとしています。しかし図示されても、おなじ局面

になったら実戦のように私は打ちそうです。

参考図4

白は84のヌキが悪く、参考図のアテ返しが筋でした。右辺になだれこまれて

黒がよくなりました。このあたりは私の形勢判断が甘かったです。

中央がこの流れになるなら、左上から左辺は、LZの言う通り参考図3のほうがいいです。

参考図5

白96では引いてまだ中央を睨まないといけませんでした。

図のようになれば左下が白地になるので、黒もヨセは難しいと思います。

参考図6

どこで白が良くなったかというと、黒137がヨセとして価値がありませんでした。

参考図7

白が140と繋いだことで、図の左辺を渡る手段をなくしたのがかなりの損だったようです。

LZの図を見ると、自分の弱い所を具体的にしめしてくれるので助かります。


この相手の方は、去年から2連敗していたので、勝ててほっとしました。

 

 


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (tsunamayo)
2019-06-10 00:26:21
初コメ失礼します
大会の時、いつどのように棋譜を残されているんですか?
教えていただけるとありがたいです
Unknown (sssuuu)
2019-06-10 12:19:10
僕も、実戦図1はノビキリを打っちゃいます。
勉強になりますね。

dkさんも、S田さんを苦手にしていたんですね。
僕も公式戦でこそ2勝0敗ですが、
呉の研究会では、五分近く負かされています。
相性が悪いのかなと思ってたけど、
やはり、S田さんは普通に強いのですね。

Unknown (Unknown)
2019-06-10 22:53:57
tsunamayoさんコメントありがとうございます。

棋譜は、帰って記憶をたどりながら譜にしています。
私は記憶力が悪いほうなので、最後までは厳しいですし、手順前後もよくやります。
県代表を決める大会に出る人達なら、大体の方はそこそこ覚えていると思います。

今後も宜しくお願いします。
Unknown (dk0710)
2019-06-10 22:56:42
S田さんは
この数年で強くなられたのではないでしょうか、
ん十年前に対戦した時は、碁会所の5~6段くらいのレベル
と感じていたので。

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