DKのザル碁への独り言

段原浩司です。
県代表を目指すザル碁打ちです。
私の独り言を、我慢して聞いていただければ嬉しいです。

打碁の検討の仕方

2018-09-23 23:20:50 | 上達について

アマチュアが自分の碁を検討する時の最大のネックは、判断基準がわからないことです。

自分の判断はあやふやだし、そばに上手がいてくれてるわけでもないし、AIを入れていても、

理解不能の手がどんどん出てくるしで、暗闇の中で光が欲しいのにない状態がほとんどだと思います。

どうすればいいか。結局は自分で判断基準を作るしかありません。

どうやって作るのか。それを書きます。

判断基準 = 効率

アマチュアが一番わかりやすいのは、効率がいいかどうかです。着手の善悪を考えたら迷宮に入り込みます。

効率の測り方 ①形勢判断によって

       ②石の位置

この2つを併用して効率を判断していきます。

級位者の碁を具体例として説明します。

実戦図1

この時点で判断してみましょう。

形勢ですが、形勢判断はザックリでいいです。(細かくしないほうが、形勢は分かりやすいです)

左上黒と左下白が同じ、右上黒と右下白が同じ、すると、上辺と下辺の模様対決となり、

また、次は白番でコミもあるのでまあ互角かなと。

次は石の位置です。上辺の白は、模様を広げたいわけですから、広ければ広いほどいいわけです。

しかし11三の二間開きは狭いですね。

参考図1

ということは、黒のカカリに挟まずに、参考図1の展開ならどうか、ということになります。

結論が出なくても、選択肢が出るだけでまずは十分です。

実戦図2

ここまで進みましたが、ここにケイマするなら、

参考図2

右上は参考図2のようになっていれば効率はいいです。

実戦図3

それから進んで図3となりました。

白は上辺を消されて10目ちょっとしか見込めなくなりました。では、次の白番で、下辺の黒の領域を

15目まで減らせるか、がポイントになります。それは無理ですね。ということは、上辺は消されては

いけないということになります。

参考図3

黒41に対しては、上からボウシなどして、とにかく攻めないといけないということです。

参考図3は例です。

参考図4

 

辺が消されるなら、白40のケイマは、参考図4のようにツメにあったほうが効率が良かった

ことになります。

 

以上のように、形勢判断と石の位置を考えながら、検討していきます。

最初はやはり慣れが必要ですが、出来るようになれば、検討が面白くなり、上達も早くなります。

今後も、検討の仕方をテーマにした記事をアップしようと思います。

 

   


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