DKのザル碁への独り言

段原浩司です。
県代表を目指すザル碁打ちです。
私の独り言を、我慢して聞いていただければ嬉しいです。

形勢判断より大切なこと

2018-09-16 22:15:36 | 上達について

形勢判断より大切なこと、それは状況判断です。

形勢判断 = 現状を正確に知ること

状況判断 = 現状を踏まえてどう行動するか

という意味ですので、形勢判断が正確でも、起こす行動が適切でなければ勝てないのです。

形勢判断を正しく出来れば、その後の打ち方は正しく打てる、というイメージを多く持たれていますが、

それとこれは全くの別問題なのです。

私の碁を例にすると、下図は私の黒番で、次の手番が黒ですので、勝勢の一歩手前という状況です。

黒地は全部で40目は確定地ベースで見込め、白は下辺で10目+右上+左上、しかも中央の白は弱く、

右辺は黒から18十一がほぼ利く状態です。

ここまでが形勢判断で、では今からどうするか、それが重要なのです。

実戦図1

参考図

さっさと中央の白石を攻めるのが良かったです。7のカタツキがモタレ攻めでピッタリです。

攻めが続く限り白地が極端に増えることはありません。

この展開は、わざわざ形勢判断しなくても、勢いにまかせていけいけどんどんすれば良かった、ということになります。

実戦図2

実戦は、地を稼いだほうがいいだろうと思い、右上の三々に受けましたが、かえって勝負を長引かせました。

この形からツケても迫力には欠けるし、地を稼いだのなら、ツケでは左上に先行しなければ一貫性がないのですが、

この時は半分温泉気分でしたので、リズムが狂いだして、その後怪しくなるわなるわで、危なかったです。

このように、状況判断がいかに大切かがわかるかと思います。

では状況判断を鍛えるにはどうすればいいか。それは自分の碁の反省をすることです。この場合は勝ち碁でもかまいません。

反省しないと進歩はありません。

 







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※実戦図と上下が逆さまになっています。見づらくてすみません。