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言いたい放題 100の事

最近硬派になってごめんなさい

ベッリーニ「夢遊病の娘」にがっかり

2006-07-06 22:00:26 | Weblog
それほどオペラを見ているわけではないが、
友人にテノール歌手を持つ関係から、年に数回は劇場に足を運ぶ。

今回のベッリーニ「夢遊病の娘」は
①演出の失敗
②歌手のレベル低下
③観客のレベル低下
という結果に終わってしまった。

①について言えば、ステージをわざと貧困にした装置にある。
少なくとも2万円以上出していくわけだし、
「おお!」という豪華さが欲しい。
のに、
コーラスはステージ両サイドに最初から座ったまま。
中央の四角い舞台で主演が歌うのだが、
なにせほぼ全編にわたり、半透明スクリーンが歌手をさえぎっており、
表情が見えにくい。
しかも、舞台にはあまり道具もなく、歌手の動きもあまりに少ない。
静止画のような舞台だった。
ま、CDってところ。

②エルヴィーノ役のナポリ生まれのアンドレア・コロネッラ
 ロドルフォ役のカルロ・レーポレ
 この二人の歌手が、平均に届いていない。
 特にカルロ・レーポレは、???って感じ。
 この舞台に立てる実力があるとは思えなかった。

③最後に、観客。
 ここまでレベルダウンしていいんだろうか?
 拍手すべきでないところでの勇み足パラパラ拍手・・・
 携帯バイブ
 くしゃみ・・
  
 あーあって感じでした。

今回は10,000円程度の講演でしたね。残念ながら・・・。


  

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