今、最も注目される指揮者のひとり、
ワレリーゲルギエフの指揮するマリインスキー歌劇場管弦楽団のコンサートに行ってきました。
彼のコンサートは始めてでしたが、
噂通りのアグレッシブな指揮で堪能できました。
約100人の楽団員を見事に統率。
だいたい、指揮台も使わず、動き回るために、ビオラの1列目は、客に尻を向けて演奏するという見たこともない形状。
バイオリンをビオラと見まがうような音色にしてしまい、
小さい音はとことん小さくし、
なぜか第2バイオリンを気にし・・・・
そして、上出上入りという前代未聞ぶり。
演奏中に髪型を気にするし(もう気にするほどないでしょう!)
クラリネットの間違いに目がとがるし・・・
まあ見ていてあきない指揮でした。満席に近い客のレベルも高かったし、いいコンサートでした。
一昨日は松岡伶子バレイ団の定期公演。
こちらもすごかった。
ラ・バヤデールというあまりなじみのない演目でしたが、
第3幕の演出のすばらしさ!
暗めのブルーの照明が幻想的。そこにバレリーナが中央右よりから一人づつ出てくるのだが、ジグザグになったスロープを一定間隔で音楽にあわせ規則的に踊りながら進んでいく。ジグザグに交叉するところでは左右反対になるのにまったく踊りがシンクロするので、幾何学模様が美しい。これを約100人がゆっくるゆっくり降りてくる。ステージに降り立てばそこにも幾何学的に整列しながら客席にゆっくり迫ってくる。一人でも転んだら台無しなのに、見事だ。
これだけのステージをひとつの団員だけで成立させられるのは今は全国でも多分ここだけだと思う。
よく訓練されていたし、演出が最高でした。
芸術の秋。楽しんでいます。
ワレリーゲルギエフの指揮するマリインスキー歌劇場管弦楽団のコンサートに行ってきました。
彼のコンサートは始めてでしたが、
噂通りのアグレッシブな指揮で堪能できました。
約100人の楽団員を見事に統率。
だいたい、指揮台も使わず、動き回るために、ビオラの1列目は、客に尻を向けて演奏するという見たこともない形状。
バイオリンをビオラと見まがうような音色にしてしまい、
小さい音はとことん小さくし、
なぜか第2バイオリンを気にし・・・・
そして、上出上入りという前代未聞ぶり。
演奏中に髪型を気にするし(もう気にするほどないでしょう!)
クラリネットの間違いに目がとがるし・・・
まあ見ていてあきない指揮でした。満席に近い客のレベルも高かったし、いいコンサートでした。
一昨日は松岡伶子バレイ団の定期公演。
こちらもすごかった。
ラ・バヤデールというあまりなじみのない演目でしたが、
第3幕の演出のすばらしさ!
暗めのブルーの照明が幻想的。そこにバレリーナが中央右よりから一人づつ出てくるのだが、ジグザグになったスロープを一定間隔で音楽にあわせ規則的に踊りながら進んでいく。ジグザグに交叉するところでは左右反対になるのにまったく踊りがシンクロするので、幾何学模様が美しい。これを約100人がゆっくるゆっくり降りてくる。ステージに降り立てばそこにも幾何学的に整列しながら客席にゆっくり迫ってくる。一人でも転んだら台無しなのに、見事だ。
これだけのステージをひとつの団員だけで成立させられるのは今は全国でも多分ここだけだと思う。
よく訓練されていたし、演出が最高でした。
芸術の秋。楽しんでいます。