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甲斐バンド KAI BAND TOUR「CIRCUS&CIRCUS 2019」神奈川公演

2019-08-18 12:32:47 | LIVE LIVE LIVE!

2019/08/12

 
              【日時】2019年8月12日(祝)
              【会場】クラブチッタ川崎
              【座席】整理番号A79番
              【開演】17:10
              【終演】18:55 
              【観衆】1300人


「ライブハウスなんで剥き出しの衝動と情熱、それから生身の肉体をぶつけるそういうライブになると思います」
そう宣言してツアーに入った甲斐バンド45周年もいよいよラストに、10・12クラブチッタで超炸裂して来ました!
ダイバーシティは下手側4列目・浜松窓枠は一郎の前2列目、そして今回は待望の中央3列目となり最高の場所にて♪
全てをさらけ出して放つ松藤さんのドラムが鬼神の表情から少し柔らかに、ここまで演り抜くとはアッパレの一言。
秋のホールツアーも発表され、9月にはWOW WOWの特番も控え露出が多くなり45周年イヤーも真っ盛りに突入です。





7/31に母が心筋梗塞で入院したと姉から電話が、幸い治療が上手く行き2週間で退院出来るという知らせでした。
病院が戸塚なので当日は母に会ってから川崎へと、かなり心配だったけど想像の3倍くらい元気でホッと一安心。
僕が行く少し前に退院が3日後に決まった様子で小さな体から躍動感が、前向きな母の生き様にパワーを頂きました。
初めて行った甲斐バンドのコンサートは15の冬で母と一緒に武道館へ、チケットは池袋西武のプレイガイドで購入。
今思うと母は当時44だったしノリノリだった鮮明な記憶が、その後も母とは甲斐バンドを何度か一緒に行く事に。
70過ぎた頃もスタンディングで自分らしく楽しんでいた母、もう一緒に行く事は出来ないけど。。。
元気な顔を見てから会場に行けたので気持ちは晴々、そしていつもの皆と合流しライブハウスツアーファイナルへ。






戸塚から川崎まで東海道線で2駅なのに、ここでハプニング勃発。
東京行きの電車が来たので東海道線だと思い乗ったら、横浜の次に着いた駅が川崎でなく新川崎では。
16時の開場まであと25分、駅員さんと相談して横浜に戻り京浜東北線が最善と判明し何とか15:58チッタ到着です。





8月に入って毎日最高気温は34~35℃の日々、もちろんこの日も暑くチッタの前には整理番号順に長蛇の列が。
先に30番台の4人が入り僕ら4人は70番台だったので16:10頃館内へ、真ん中で観たかったので直ぐ中央エリアに。





ここから開演時間まで約1時間、動けないのでじっと我慢の状態に。
斜め後ろの男性が大きなバッグを地面に置いてるのは良いけど、それが倒れて僕の足に乗っかって来たり。
5分経っても気づいてくれないので、「お兄さんバッグが足に乗ってるので下げて下さい」と注意。
ダイバーシティも浜松窓枠も周囲がマナーの良い客層だったので、チッタは普通でも悪く感じてしまいます。
空調は涼しいもののステージのライトが近いのでモロに当たり暑いでは、やっと16:40になるもまだまだです。
30番台で先に入った面々は下手側の最前列に居るのが見え、鳥取から来たダイバーTさんに手を振ったり。
やっと定刻が来ると斜め後ろから野太い声で「甲斐ーーっ」の叫びが、ステージ前中央なので独特な圧が来ます。
それほど遅れずBGMが途切れいつものの洋楽SEが、メンバーが下手側から入り一気に2019甲斐バンドワールドに。
ダイバーシティ・窓枠同様に一郎がデカく感じ岡沢さんの横に移動、SEが終わると一郎の地声カウントが!!!
一気にあの音で『きんぽうげ』のイントロが炸裂して甲斐さんが登場!!!そしてマイクスタンドをキック!!!
伝統芸能が目の前真正面で繰り広げられカッコイイ~♪これには思わずムービーを撮りたくなってしまいました。
予想通りに物凄い大合唱タイムとなり甲斐さんの声がかき消されるほど、こんな甲斐バンドLIVEが理想的です♪♪
ZEPPでは松藤さんの壮絶な姿に目が行ってしまったけど、さすがに甲斐さんが至近距離なので見入ってしまいます。
所々で一郎の地声シャウトが放たれバンドの一体感がキープ、とにかく観客の歌声がハンパないので凄い状況で。
2曲目の『ジャンキーズ・ロックン・ロール』も炸裂は持続したまま、館内超合唱が続いて盛大なファイナルに。
ご機嫌な甲斐さんは花園ラグビー場LIVEの時を彷彿とさせるパフォーマンス、外見は変わったけど芯はそのまま。
『吟遊詩人の唄』の超合唱も凄まじく、普段は絶対に感じないけど思わず「これは唄い過ぎだろ?」と思うほど。
確実に毎度ノリ切れないビルボードのストレス発散なのでしょうか、オーディエンスの弾けっぷりは過去最高です。
後半の音を止めての歌声も凄い状況に、真ん中だからのか全てのパワーが集まりド迫力シーンが連続します。
ここで強一さんが入って『東京の一夜』のイントロが、明らかに音が厚くなりパワーアップされ思わずゾクッと。
あまりにも最初の3曲が凄まじい唄いっぷりだったので静かに聴きたい気分に、すると80%静まり理想的な空間に。
演奏も甲斐さんの声もハッキリ明確に感じられ素晴らしい、松藤さんが一緒に唄う部分もしっかり堪能出来ました。
しかし次の『港からやってきた女』で再びヒートアップ、甲斐さんのパフォーマンスも冴えまくりフルスイング!!
ミックジャガーの様に右手で口に叩いてセクシー、超合唱からの後半の一体感盛り上がり部分が気持ち良過ぎ♪♪
更には『裏切りの街角』からお待ちかねの『シネマクラブ』へと、この曲が始まると僕のスイッチは入り込みます。
もしかしたら今現在バラード系では甲斐バンドで一番好きかも、大会場で観たけど小さな場所で体感出来て大満足。
途中でマイクスタンドをクルっと旋回させ正面ゾーンは見応え抜群、皆さん大合唱しないでくれるので最高でした♪
甲斐さんが一人で『テレフォン・ノイローゼ』をアコギ1つで始めると、間近で繰り広げられるテクにゾッコンLOVE。
使いこなしたギターの傷が良く見え、甲斐さんの指先からタイミングをはかる足の動きや表情まで明確で堪りません。
そしてウクレレを持ってステージ中央に松藤さんが立つと松藤コールの雨あられ、頑張る男に惜しみない声援が。
声もダイバーシティに比べると滑らかでイイ感じ、2番を甲斐さんが唄うバージョンは完全に出来上がっているでは。
オリジナルに最も近い『安奈』がアッと言う間に終わると、11曲目の『悪いうわさ』が始まりここから後半戦へ。
緊迫感がググっと増しての『ダニーボーイ』への連携が鮮やか、甲斐バンドらしさ全開なこの2曲が実にイイぞ♪♪
『氷のくちびる』が始まると遂に来た感がビンビンに、おそらくこの曲が一番好きな甲斐バンドファンは多いはず。
凄まじい圧が中央に押し寄せた状態を感じながら瞬間瞬間を満喫、もちろん超合唱状態になるも心地良いものに。
圧巻だった真っ赤なライティングが美し過ぎる甲斐×一郎の決めポーズシーン、正面に聳え立ちたまらんぞーー!!
さぁ、いよいよ『ポップコーン』の始まり、こんな好位置でこんな凄い甲斐バンドを味わえるので集中力をアップ。
いやー、地鳴りの様に押し寄せるオーディエンスの素晴らしい歌声と自分の声でサビの甲斐さんの声は聴こえません。
いつもは涙が込み上げる率No1の曲だけど全く涙は出て来ません、何でしょう、心地良い戦いの様な気分なのかも。
これぞ剥き出しの衝動と情熱なのでしょう、パワーとパワーのぶつかり合いが渦巻いて凄い『ポップコーン』に!!
見逃して来た一郎の後半大回転シーンはより強く的確に奏でる姿に変貌、また大回転が炸裂する日が楽しみです。
ラストの『翼あるもの』も過去最高の盛り上がりと言えるほどに、皆さんも僕も唄い過ぎだけどこれで良いはず。
何気に往年のパーカション音が入って始まるのをこの日気が付きました、それほど熱くなってしまっていたのです。
とにかく粘り気ななしのテキパキと放つバージョンなので実にイイ、そう薬師寺と同じ歌い方と演奏なので最高!!!
スピードも感じられて1986年の解散以降では過去最高バージョンと言える程、後半部分のスパートシーンも圧巻!!!
脇腹ちょい見えシーンを楽しみにするも、なんと甲斐さんはシャツの両端を伸ばして自ら阻止してしまうでは。
果たしてホントは見せたくなかったのかどうなのか?これぞB型甲斐よしひろ、こんな甲斐さんがずっと好きです。
アンコールでの『HERO』はお台場・浜松より盛り上り素敵な情景に、マイクスタンドが近くを舞ってくれ堪りません♪
皆さんの歌声はホント心地良く大き過ぎるけど、ライヴに慣れた方々なので押したりぶつかったり皆無で素晴らしい。
そして「メンバーの紹介を!」といつものようにシャウトする甲斐さん、誰もが大満足なので歓声が美しいこと。
紹介を終えるとドラムの横に進む甲斐さん、ここで松藤さんのカウントが入り『アウトロー』がバシッと始まります。
ギターは一郎だけだけどスパーク感が漲り野音のBIG GIGアゲインよりイイ、まさに生身の肉体がぶつかり合う感じ。
「爆発」部分では左手でパワフルに股間を完全わし掴みする甲斐さん、いつも以上のパフォーマンスがお見事!!
ここでミラーボールにライトが当たり美しい景観に、『最後の夜汽車』は最高の空間で放たれ見入ってしまいました。
最後は『バス通り』で45周年らしくじっとりフィニッシュ、約4分であろう名曲が1分位に感じる速度で過ぎ去ります。
メンバーそれぞれとハグする甲斐さんの表情が充実感たっぷり素敵、そして最後の最後はメンバー3人残って挨拶。
まずは第一関門のライヴハウスツアーを乗り越えたという感じなのでしょうか、全ては松藤さんのドラムだったはず。
まさかここまで演ってくれると松藤英男65才恐るべし、45周年にして新しい甲斐バンドが始まった感じがするほど。
10月からのツアーはもちろん2020年1月に行われるNHKホールが今からホント楽しみ、まさに夢の連なり、嬉しいです。






【セットリスト】

M01.きんぽうげ
M02.ジャンキーズ・ロックン・ロール
M03.吟遊詩人の唄
M04.東京の一夜
M05.港からやってきた女
M06.裏切りの街角
M07.シネマクラブ
M08.テレフォン・ノイローゼ
M09.ビューティフル・エネルギー
M10.安奈
M11.悪いうわさ
M12.ダニーボーイに耳をふさいで
M13.氷のくちびる
M14.ポップコーンをほおばって
M15.翼あるもの
<アンコール>
M16.HERO (ヒーローになる時、それは今)
M17.漂泊者 (アウトロー)
M18.最後の夜汽車
M19.バス通り



【バンドメンバー】

Vo:甲斐よしひろ
Gt:田中一郎
Dr:松藤英男
Ke:前野知常
Ba:岡沢茂
Dr:佐藤強一







ドリンクチケットはハイネケンに、もちろんノドカラカラだったので僕には苦いけど飲み干しました。





もう少し余韻を楽しみたいしライヴの感想も話したいけど、御朱印を片付けられてしまい危うく押せない所でした。






皆はオフィシャルGOODSより素敵なTシャツを着て、僕はそういうのは苦手なので全員で記念撮影。




ライヴ後は浜松餃子を食べられなかったので餃子が食べたくなり、浜松で帰り知り合った方と一緒に。

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