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PHSの電波が届く場所ならどこでも無線LAN機器が利用可能になる機器が登場

2008年10月10日 19時50分51秒 | ケータイ・PHS
皆さんこんばんは。


 ケータイWatchによると、ウィルコム・バッファロー・三洋電機の3社が10月9日、単3型電池で駆動し、PHSの電波が届く場所ならどこでも無線LAN機器を接続可能な携帯型無線LANアクセスポイント「どこでもWi-Fi」を共同開発し、2009年春を目処に発売することを明らかにした模様です。


 以前このブログにてコミューチュアという会社がNTTドコモとイー・モバイルの通信モデムに対応した携帯型無線LANルーター「PHS-300 Personal Wifi Hotspot」を発売予定であることをお伝えしましたが、この機器は型番に「PHS」の3文字が入っているにも関わらず、PHS回線には対応していませんでしたが、今回発表された「どこでもWi-Fi」を使うことでPHS回線で無線LAN機器が利用可能になります。


仕様など、主な情報は下記の通りです。


・現時点で正式な発売日・価格は未定だか、2万円以下になる模様


・最大で新つなぎ放題(月額3880円)+プロバイダ料金になるが、「どこでもWi-Fi」向けの料金プラン(端末とパケット通信料+ISP利用料をセットにした売り切りパッケージ)も検討中


・大きさは約W70mm×H110mm×D30mm


・重さは約270グラム(単3充電池4本を含む)


・電源としてACアダプタの他、単3電池4本が利用可能


・三洋製の単3型充電池「eneloop」(エネループ)4本及び専用充電器が同梱


・バッファローが開発したプッシュボタン方式の無線LAN簡単設定システム「AOSS」を搭載


・電池利用時の駆動時間は現時点で確定していないと前置きした上で、「2時間程度」


・同梱されているアルテル製W-SIM「RX420AL」をW-SIMスロットに差し込むことにより、PHS回線を用いたダイヤルアップ接続による通信が可能


・通信速度は最大204kbps(電波状態によって異なる)


・通信方式は「4x/2x/1xパケット方式」「フレックスチェンジ方式」「64kPIAFS/32kPIAFS」に対応


・無線LANは「IEEE802.11g」及び「IEEE802.11b」に対応


・暗号化方式は「WPA-PSK(TKIP/AES)」「WPA2-PSK(TKIP/AES)」「WPA/WPA2 mixed PSK、WEP(128/64bit)」のうちどれかひとつを選択可能


・対応機器は「ニンテンドーDS」「PSP」「iPod touch」


・「ニンテンドーDS」「PSP」を使い、インターネット経由してのゲーム対戦も可能


・現時点ではPHS契約者以外の人が利用することも可能


・「どこでもWi-Fi」本体にエネループの充電機能は非搭載(同梱される専用充電器を使用)


・「どこでもWi-Fi」本体にLAN端子・USB端子が搭載されていないため、インターネットへ接続できるのはPHS回線のみ





 個人的にはPHSを運営しているウイルコムが公認している機器のため、安心して利用可能なメリットがある一方で、利用中電話の着信が出来ないため、別に音声通話用の端末を持つ必要がある事を考えると、現在検討中となっている専用料金プランの料金が明らかになってから導入を考えたいと思います。



関連リンク
WILLCOM|~超小型通信モジュールW-SIM(ウィルコム シム)搭載。いつでもどこでも日本全国が無線LANスポットに~ 「どこでもWi-Fi」の発売について(ウィルコム)

W-SIM対応、eneloopで駆動する「どこでもWi-Fi」(ケータイWatch)

東京ゲームショウ2008:写真で見る「どこでもWi-Fi」(ITmedia)

ウィルコム、無線LAN経由でネットが利用できるモバイルルータ(BBWatch)

携帯電話が圏内なら場所を問わず無線LAN機器が利用可能になる無線LANルーターが8月末登場(追記有)(でじたるな部屋)





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2007年10月10日の記事

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今年のニンテンドーカンファレンスではニンテンドーDSの新機種となる「ニンテンドーDSi」が発表されました。