でじたるな部屋(更新終了)

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ミニストップが無料分と有料分の2種類の割り箸を全店で提供開始

2006年09月21日 19時53分08秒 | その他
皆さんこんばんは。

すでにご存じの方も多いと思いますが、Sankei
Web
によると、中国が資源の保護を目的に日本
向け割り箸の価格を昨年30%値上げを実施
しました。

この影響で、コンビニでレジにて精算する際
に割り箸が必要かどうか及び本数を聞かれる
ことが多くなりましたが、Yahooニュース
よると、ミニストップが9月19日より無料
で提供する中国産の割り箸とは別に、希望者
に対して国産割り箸を1本5円で提供する
サービスを全店で展開すると発表しました。


この割り箸問題について東大生及び東大
卒業生の方々が中心として環境問題の解決
を目指して活動されている「環境三四郎」
方々がまとめられた資料(PDFファイル)を
見つけましたのでご紹介したいと思います。
1999年時点のデータを基にしていますが
様々な視点から割り箸問題について詳細に
記述されていますので、46ページと長文
となっていますが知りたい方は是非ご一読
されることをお勧めします。

環境三四郎 資料室
「割り箸から見た環境問題」報告書
※PDFファイルです

以下は上記資料から抜粋させていただきました。
(このPDFファイルは、非営利目的にかぎり
本書の全部又は一部の複製が許可されています)
割り箸問題を考える元になれば幸いです。




1998年に消費された割り箸は245億膳で
国内消費の90%が輸入品
Sankei Webの記事によると2005年の
割り箸消費量は258億膳で輸入品は254億膳)

日本の木材消費量に占める割合は1%以下

正確な統計はないが、箸流通業者に聞いた
割り箸の用途別消費割合
飲食店 65%
弁当用 15%(そのうち5%がコンビニ向け)
家庭用 20%(小売店販売分)


国産割り箸
ほとんど木材を加工する時に出るに余りや
人工林を育成する際に間引かれた木材である
「間伐材」を元に製造しており、値段が高い


中国産割り箸
割り箸専用に成木をまるごと使う場合が多いが
値段が安価なため広く利用されている



代替案

成長の早い「竹」を使った割り箸を使う
白くするために漂白剤を使ったり、竹は湿気を
吸収しやすく、カビが発生する場合がある
ため、防カビ剤を使用している可能性がある


プラスチック製の箸を繰り返し利用する
割り箸の消費量を削減し、木材の消費を減少
させることが出来るが、プラスチック製の箸
にも寿命があり、また洗剤を使って洗浄する
ので環境への負荷があるのではないかという
意見もあるため、比較するデータが必要




個人的にはこれだけ割り箸が普及している
現状を考えると使用禁止にするのも現実的
はなく、資源及び安全面そして中国側が
輸出制限を行う可能性がある事を考えると
値段が高くなっても間伐材を使った日本製
の割り箸へ切り替えていくしかないと
思います。


関連リンク
経済 中国産値上げ 割りばし有料化の動き コンビニ・外食産業、割れる対応(Sankei Web)

<割りばし>コンビニ大手のミニストップが一部有料化(Yahoo!ニュース)

※PDFファイルです 国産材割箸「5円の木づかい」全国展開に向けて(ミニストップ)

環境三四郎

※PDFファイルです「割り箸から見た環境問題」報告書(環境三四郎)




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2005年9月21日の記事

WebブラウザのOperaが無料化

WiiニンテンドーDSなどのゲーム機や
W-ZERO3などのPDAにも採用されるなど
徐々にシェアを拡大しているようです。