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Diario di SARUMI

主に旅行記です。
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【1日目】 ウィーンでミュージカル観劇

2005-04-12 | オーストリア&イタリア旅行(2005)
今回二度目の海外一人旅である。
2月末で会社を希望退職して、少しばかりお金が入ったってのもあって、今回はオーストア・イタリアに2週間。かなり長いから大丈夫か?とけっこう心配していたが、日が近づくにつれ、どうにかなるって思えるようになってきた。まあ、下調べだけは念入りにやっておいた(仕事辞めてヒマだから…)。

出発当日、6:25分にMKタクシーが自宅下までお迎えに来てくれるというので、5:30頃には起きて身支度。昨晩は荷造りが予想以上に時間がかかり、寝たのは2:30頃(なんか明日からオーストリアは気温がぐっと下がるとの情報があったので、服装迷った)。まあ、飛行機で寝るからいいか。
毎度のとおりMKタクシーは10分以上早く来て、携帯に電話が。早く来ることは見越して用意してても更に早い。自宅下まで下りタクシーに乗り込みむと、次に家の近所にあるMKタクシーの会社前でおばさんグループを拾って、後はノンストップで関空まで。

7:30頃には着いてしまう。まだチェックインが始まってない。荷物預けれないしどうしてヒマ潰そ。隣のAのチェックインカウンターは大韓航空。長蛇の列が出来ていて、なかなか人がきれない。やはり韓国ブームで旅行者が多いんやなー。そういえばタクシーで一緒だったおばちゃんも、韓国旅行だったわ。
8時前にチェックイン開始。通路側の座席を指定してマイレージも付けてばっちり。
身軽になったところで下に降りる。昨年、友達に連れて行ってもらった関空ラウンジでも行こうかと。私の目的はネットなんだけど、ボーディング時間のことを考えるとそんなに長居できないわってことで(何せ出発ゲートが韓国行く人で混雑してたっぽいから)、結局はフロアにある10分(実際は12分使える)100円のネットを200円分だけ使用する。
その後は、一応機内とか、現地の移動でヒマを持て余さないように、軽い文庫本を探しに行く。すると「ネコの77の動作で気持ちが分かる本」ってのを見つけてそれを買う。

9:40からボーディング開始だったが、早めに行っとく。しかし、出国手続きには案の定たんさく人が居て(韓国行きの人か?)、早めに行ったつもりが、そんなに余裕の時間ではなかった。
今回、チケットを申し込んだ当初はキャンセル待ちだっただけあって、ゴールデンウィークでもないのにいっぱい。ボーディングは後部座席の人からスタートし、私は前方だったので待って機内へ。すると指定してないのに、前が広い席が当たった。早くにチェックインしたからかな?
離陸して落ち着いたところでドリンクサービス。もちろんワインを頂く。今回楽しみなのは、機内に個人専用モニターが付いてること。今まで乗った飛行機にはなかったから。しかし、私の席は前が壁なので、自分でモニターを組み立てないとダメ。説明書読んでもよく分からん。まあ、まだいいかと思って、とりあえずトイレ行って落ち着く。で、戻ってきたら、フライトアテンダントさんが「お隣の方とはお連れ様ですか?」と。何でかと思ったら、どうも赤ちゃん連れのお客さんが居て、私たちの席だとベビーベッドが壁に備え付けられるから、もし良かったら替わって貰えないかとのこと。「あちらの席が通路側だったら替わります。」というと上手い具合に通路側だったので、替わってあげることに(これでモニター取り付けなくていいわ)。
で、席移動するとそこは外国の方ばかり。さっきまでの席は日本人ばかりで、だいたいこの飛行機は殆どが日本人だというのに何でこういう席が当たったんかなあ。まあ、別に悪いことはないから良いねんけど…。

席替わってすぐに食事サービス。またワインを頂くと、隣のおばちゃん(後で聞くとドイツ人とのことで、私同様、英語が殆ど出来ない人)が乾杯とやってきた。その後、お目当てだった映画が機内上映するということで、始まりの時間までゲームを。するとまた隣の人が覗いてる。なんか私とすごくコミュニケーションとりたいんか?よう分からんけど、一緒にゲームやってもた。その後お目当ての映画「Shall We Dance?」を見る。最後はいかにもアメリカって終わり方だったけど、なかなか面白かった。その後もゲームしてたけど、隣のおばちゃんが喋りかけて来るもんやから、ゲーム止めて寝ることも出来ず、ちょっとの隙に数時間寝ただけで、到着の2時間前くらいから食事サービスで起きてそのまま。げっ、着後、ミュージカル観劇やのに、起きてれるんやろか?昨夜も数時間しか寝てないってのに…。

ウィーンのシュヴェヒャート空港到着。簡単に入国審査も出来て、途中で円建てトラベラーズチェックをユーロに両替。日本でも数万円両替してたけど、やっぱ足りんやろな~ってことで。ウィーンの空港のレートは日本とあまり差がなく良心的である。
その後、トイレ行って荷物の出てくるターンテーブルに行くと、すんなりスーツケースが出てきた。エライ早いな~っと感心。さっそく携帯を海外モードに切り替えると「Vodafoneへようこそ」みたいな英語のメールと、あと友達二人からメールが。私が飛んでしまってからメールをくれてたみたいで、こっちで受信してもた。というのも、行ってらっしゃいメールだったので。もう着いてますぅ(笑)。

ここからエアポートバスで市内へ。バス乗り場はすぐ分かったけど、何処で切符買ったらいいか分からず聞いてみるとバスでとのこと。バスも上手い具合に来て、16:30発のシュヴェーデンプラッツ行きに乗る。約20分で到着。ここから地下鉄でカールスプラッツ駅まで。駅のエスカレーターで、さっそくスーツケースに手こずり切符売り場へ。案の定、切符の買い方が分からず、ガイドブックで探してると、親切な男性が教えてくれ、1日券買うといいとアドバイスを。今日はもう乗ることないから1回券買って、明日1日券使うようにすればいいかと思ったんやけど、この辺で言う1日券とは、24時間使用できる券なので、今から1日券を買っても明日の同時刻まで使えるから無駄にならない。そのことをすっかり忘れてたので、それも説明してもらった。

地下鉄で2駅、カールスプラッツ駅に着き地上へ。しかし、出口が幾つかあり迷う。だいたいの勘で適当に行ってみたが、多分一番近い出口ではなかった。オペラ座の前に出て、ここからリンク外のホテルへ南下。思ったより距離があったので、この道で大丈夫かなあと、たまに地図を確認。親切な人が声をかけてくれ、合ってると教えてくれる。
適当に歩くと、今晩ミュージカルを観るアン・デア・ウィーン劇場前に。ここからホテルは市場を通り抜けてすぐだった。

18時前に3ツ星ホテル、ドライ・クローネンにチェックイン。部屋は狭いけど、まあまあ清潔な感じでなによりである。やはりシャワーオンリーなんやけど…。飛行機到着2時間前に機内食食べたとき、隣のドイツ人のおばちゃんがお寿司苦手だったらしく、私にくれたので、それを晩御飯代わりにし、ゆっくりホテルで寛ぐ。ミュージカル劇場はさっき前を通って位置が分かってるので、そう行動を急ぐことないから。
心配な服装なんだけど、一応、ヒールのある靴とスカートに柄タイツは持ってきていた。しかし、けっこう冷えるな~ってことで、柄タイツは履いたのに、その上から結局ジーパンを履いて、靴だけヒールの方にし、ジャケットを羽織る。

外は雨が降り出したので、傘を持って19時前にホテルを出ると19時には劇場に。まだ開演まで30分あり、パンフレット買ったりして席に着く。着いた劇場は、私が想像してたものと違い、けっこう小さめ。私は2階席の前から4列目。今回、荷物を減らそうと、オペラグラスを置いてきたのだけど、別になくても大丈夫そやわ。ちなみに今回の演目は「エリザベート」である。
その名の通り、オーストリア皇后エリザベートの生涯(皇帝とのお見合いから結婚、息子の皇太子の自殺、そして彼女が暗殺されるまで)を史実に上手い具合に絡めて作られたストーリー。彼女が、闇の帝王ことトートに操られ、自ら「死」を受け入れるという筋立てになっている。言葉も分からんのにって言われるかもやけど、これ実は日本でも上演され、何回か見てる物なので
チケットはオンラインで入手。こっちに来て、当日券って手もあったけど、到着日は無理やし、翌日は休演日だったので。しかし、このオンラインサイト、英語のサイトがないっ!!って、英語ももちろん分からんけど、まだ調べようがあるやん。結局、調べに調べまくって、オンラインでのチケットの買い方みたいなものが載ってるサイトに辿り着き、その通りに操作。しかし、一部違っていたので、「えいっ、買っちゃえっ!!」みたいな勢いで(?)、ボタン押した。ちゃんと一週間後にチケット届いたから良かったけど、よく考えたらクレジット決済やったから、もうちょっと慎重にすべきなんやろねー
さて、時間ちょうどに開演。始まってみればホント日本で観たのと一緒。もちろん舞台セットだとか、舞台の使い方は違うけど。しっかし、やっぱ日本で観た宝塚の方が衣装は綺麗だし、(劇場の規模の関係で)迫力があると思う。でも、変わった(凝った)舞台の使い方は綺麗だったな~。
日本ではトートという、闇の帝王が主役だったけど、こっちは多分エリザベートと、トートに頼まれて彼女を暗殺した、イタリア人の無政府主義者、ルキーニの方が主役だったと思う。彼はこのストーリーの中では「語り」という重要な役なんだけど、たまに独り言っぽく言うセリフがイタリア語だったのが面白かった。歌もトートより上手いと思うしー。
2部構成で、途中休憩があったので、1階に降りてみたら、皆休憩中にドリンク飲んだり、ちょっとした軽食食べたり。どうも高そうだったので素直に席に戻る。
2部は1部より何だか迫力が増してたように思う。22時過ぎ終演で、何度かカーテンコールあり。通路に出て写真撮ってみたけど、ちょっとブレが…。まあ、感じは分かるからいいか。
カーテンコールも終了するとちゃっちゃと劇場を後にし、ホテルへ。夜道大丈夫かと思ったけど、ホテルは歩いて10分とかからないので全然大丈夫だった。部屋に戻ると寒い。慌てて壁に備え付けのヒーターを付けるが、なかなか暖まらない。それからお風呂に入って洗濯もして0時頃就寝。明日、急いで起きることないから別にいいや。

〔アン・デア・ウィーン劇場前〕




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