そうさなー
昔、たしか、日曜夜7時30分から、ハウス食品のアニメ番組、世界名作劇場っていうのが、放送されていた。小控除セーラとか、三姉妹の物語とか、とむそーやとか、小鹿物語とか、いろいろあったね。今おうもうと、よい、番組だったね。
その中でも、赤毛のアンはよかった。赤毛の女の子が、転校してきて、うしろの男子におさげの赤毛をひっぱられるシーン、でも、その後、その二人は、親友になる。あと、アンの友達ダイアナが高熱でうなされて、ウイスキーにシロップをまぜたものをのませて、おおさわぎになるストーリーとか、うろおぼえだけど、覚えている私。
一番おぼえているのが、アンの育ての親、マリラおばあさんが、目がわるくして、裁縫や新聞がよめなくなったという出来事。目の見えない、網膜色素変性症な私、盲人ウエカジ。今は目が見えないけど、今から40年以上前は目が見えていて、まだ私もこども。目が見えなくなるってことはとても悲しいこと、絶望的なことだなとおもった記憶。
あれから、時がたち、私が目が見えなくなった。でも、今は、2025年、赤毛のアンの時代からは100年ぐらいたつのかな、目が見えなくても、こうやって、文字が書けて、パソコンのインターネットで情報を入手できて、障害資本主義を実践し、全盲ヘルパー事業所を経営したりと、けっこう充実している生活。
想像力が豊かなアンでも、100年後にこんな未来がくるとはおもってもいなかっただろうね。私氏自身、目が見えなくなると、この世のおわりだ、生きているか死んでいるかもわからなくなるとおもっていた。そうじゃなかったね。
そんな、赤毛のアンのアニメがリメイクされて、この4月からNHK Eテレで放送。アンシャーリーというタイトル。
第1話をみておもうのが、声優の声のおおげさぶり。考えてみれば11歳の女の子の声を、成人女性が、こどもの声のような発声で演技。これがきもちわるいのよね。声優の声の違和感。
でも、物語をみていくうちに、それも気にならなくなる。物語に引き込まれる。年老いた老兄弟の、兄マシューと妹マリラ。この二人暮らしの家に、孤児院からひきとられてやってきたのがアン。でも、ほんとは、働き手の男の子がほしかった二人。
一度は、孤児院に送り返そうとするも、アンのその想像力とよくしゃべる快活さに魅了されて、引き取ることになるマシューとマリラ。
マリラが、マシューに、男の子じゃないなら、いらないから、孤児院にひきとってもらいなさいというシーンにこんな会話がある。
マリラ<あの子が私たちのなんの役にたとうと言うんです
マシュ<だが、わしらのほうで、何かあの子の役にたてるかもしれんよ
涙がでてきた。あの子が、何をしてくれるのじゃなくて、私たちが、あの子に何をしてやれるか。
こどものいない、家族もいない私には、とても胸に来るセリフ。いいね。
私も、だれかのために、何かしたいな。そうおもった。
PS
アンシャーリーのアニメを知ったのは、毎週火曜深夜のラジオ番組、爆笑問題のラジオで、オオタヒカリが声優をしているという話から、はじめて知った私。ラジオが私にとって重要な情報源。
昔、たしか、日曜夜7時30分から、ハウス食品のアニメ番組、世界名作劇場っていうのが、放送されていた。小控除セーラとか、三姉妹の物語とか、とむそーやとか、小鹿物語とか、いろいろあったね。今おうもうと、よい、番組だったね。
その中でも、赤毛のアンはよかった。赤毛の女の子が、転校してきて、うしろの男子におさげの赤毛をひっぱられるシーン、でも、その後、その二人は、親友になる。あと、アンの友達ダイアナが高熱でうなされて、ウイスキーにシロップをまぜたものをのませて、おおさわぎになるストーリーとか、うろおぼえだけど、覚えている私。
一番おぼえているのが、アンの育ての親、マリラおばあさんが、目がわるくして、裁縫や新聞がよめなくなったという出来事。目の見えない、網膜色素変性症な私、盲人ウエカジ。今は目が見えないけど、今から40年以上前は目が見えていて、まだ私もこども。目が見えなくなるってことはとても悲しいこと、絶望的なことだなとおもった記憶。
あれから、時がたち、私が目が見えなくなった。でも、今は、2025年、赤毛のアンの時代からは100年ぐらいたつのかな、目が見えなくても、こうやって、文字が書けて、パソコンのインターネットで情報を入手できて、障害資本主義を実践し、全盲ヘルパー事業所を経営したりと、けっこう充実している生活。
想像力が豊かなアンでも、100年後にこんな未来がくるとはおもってもいなかっただろうね。私氏自身、目が見えなくなると、この世のおわりだ、生きているか死んでいるかもわからなくなるとおもっていた。そうじゃなかったね。
そんな、赤毛のアンのアニメがリメイクされて、この4月からNHK Eテレで放送。アンシャーリーというタイトル。
第1話をみておもうのが、声優の声のおおげさぶり。考えてみれば11歳の女の子の声を、成人女性が、こどもの声のような発声で演技。これがきもちわるいのよね。声優の声の違和感。
でも、物語をみていくうちに、それも気にならなくなる。物語に引き込まれる。年老いた老兄弟の、兄マシューと妹マリラ。この二人暮らしの家に、孤児院からひきとられてやってきたのがアン。でも、ほんとは、働き手の男の子がほしかった二人。
一度は、孤児院に送り返そうとするも、アンのその想像力とよくしゃべる快活さに魅了されて、引き取ることになるマシューとマリラ。
マリラが、マシューに、男の子じゃないなら、いらないから、孤児院にひきとってもらいなさいというシーンにこんな会話がある。
マリラ<あの子が私たちのなんの役にたとうと言うんです
マシュ<だが、わしらのほうで、何かあの子の役にたてるかもしれんよ
涙がでてきた。あの子が、何をしてくれるのじゃなくて、私たちが、あの子に何をしてやれるか。
こどものいない、家族もいない私には、とても胸に来るセリフ。いいね。
私も、だれかのために、何かしたいな。そうおもった。
PS
アンシャーリーのアニメを知ったのは、毎週火曜深夜のラジオ番組、爆笑問題のラジオで、オオタヒカリが声優をしているという話から、はじめて知った私。ラジオが私にとって重要な情報源。