獲得された絶望感(盲人ウエカジ公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と・・・~

Buono!「We are Buono!」ライブ 初日昼夜@ZeppNagoyaに行った。

2010-02-11 23:30:44 | コンサート舞台
 初めてのZeppNagoya。名古屋遠征のときは新幹線ではなく安い近鉄を利用している私デスペア。ただ、今回の会場へは乗り換えの移動距離がすくないルートを選択。新幹線名古屋→あおなみ線名古屋駅→ささしまライブ駅という経路。

 ささしまライブ駅からのひとつしかない改札(無人改札)を出て、すぐ右手のエレベーターで1階に下りて、点字ブロックにそって5分ほど歩くと会場前の横断歩道まで到着。帰りも暗かったが、点字ブロックをライトで照らしてすんなりと帰れた。(すんなりいけたのは今現在、駅周辺の歩道を工事していて枝別れの道がなかったためかもしれない)。コインロッカーは会場入り口の右手の会場建物外壁にずらっとならんでいる。300円。会場内にもコインロッカーあり、客席扉の横とか対面にあり300円。

 雨の降るなか昼夜ともに参戦。昼と夜の間にかえりの駅までの歩道を確認しようと駅まで往復。これがまずかった。歩道が雨で水たまり、くつがだめになっていてくつのそこから水がしみこむ。びしゃびしゃの靴下。脛から足先までがさむいさむい。しかたなく会場横のセブンイレブンでくつ下を買い、会場内ではきかえるも、靴もびしゃびしゃなのでさほど効果なし。

 ただ、ライブで体あったまり靴の中の温度もあがって最後は濡れている感覚はあるが、冷たいという感覚はなくなった。

昼は下手中程位置から見る、ステージが意外と近くとびっくりメンバーが大きく見えて一瞬スクリーンに映っているのではとの錯覚。夜は下手最後列付近で見る。後ろのほうはヲタ少なくスペースあり(新人公演でももっとぎゅうぎゅうだった気がする。)ZeppNagoyaは段差が4段ほどありステージも高くて見やすかった。横浜BLITZよりも見やすかった。


 デスペア的We are Buono!ライブの見るポイント。

1、うる星やつらのラムちゃん衣装風しっぽ付き茶色のビキニ風衣装の夏焼雅。

 コンサート最後のほうで、着ていたフリフリスカート衣装を胸元からはがしてぬぎさると、その下に着ていたビキニ風衣装があらわれる。

 この衣装がへそ出し、太ももだし、肩出し(だったと思う)の茶色のビキニ風衣装。しかもおしりにはくねくねしているしっぽ付き。コンサート後会場を出るヲタがあれはラムちゃん衣装だなといっていた。私の目では昼公演はしっぽに気付かなかったが(そのため昼公演で途中桃子が衣装直しで一時はけたのもなぜだか分らなかった、どうやらその時しっぽが出ていたようだった)、夜しっぽに気付く。

 今回も下手客席エリアから桃子をずーっと見ていた私デスペア。ただこの衣装に3人がなった途端に私の視線割合は夏焼雅がほとんどとなる。桃子の足も胴も短いのでそれほどおなかが全開ではなかったせいもあるかもしれないが、主たる原因はやっぱり夏焼雅のおなかと太もものリアリティのあるいやらしいムチムチ感。

 舞美のように鍛えられた腹筋に見とれるのは、その造形美とああなりたいというあこがれのため。だが、夏焼雅のおなかと太ももにひかれるのは、手の届きそうなというか、アダルトビデオ素人企画物でよく見るような女子のちょっとだらしないプヨプヨで太いふとももと、ウェストがさほどない、そのリアリティのあるスケベ感のため。

 ハロプロメンバーに対してこういうストレートなスケベな視線で見たのは今回の夏焼雅がはじめて。昔つるべがラジオで一番みたいアダルトビデオは「隣のおくさんのアダルトビデオだ」と言っていたが、そのような日常的なリアリティのあるスケベ感と似ている。

 この夏焼雅のラムちゃんを見るだけでも、今回のBuono!ライブに行く価値はある。いくら桃子から70点というちょっと低めのヲタに対する評価を受けようとも、愛理から今日は声がでていなかったよどうしたの?となじられようとも、夏焼雅のリアリティのあるスケベ感は見るに値する。


2、ヲタを教育するロックな桃子と愛理

 ハロプロのコンサートでは曲中ヲタをあおって、ヲタの声というかレスポンスを求めることはあるが、その場合たとえヲタの声が出ていなくても、最後は「ありがとう!」とか最後のMCで「今日はすっごく盛り上がってました」とかある種のお褒めの言葉をもらえたのだが、今回のBuono!ライブは違った。それはBuono!が生バンドのロック路線を目指していて、他のハロプロコンとは一線を画そうとしているためだと思われる。

 Bravo☆BravoのイントロのP・A・T・Iのヲタの声が小さい!と桃子がバンド演奏を止める。「あれぇどうしたの?声がでてないよーー」と客をあおる、何度かヲタをあおって、PATIの声だし。そして曲のAメロに入って行くのだが、そのAメロに入る直前に桃子の一言。何度も何度もPATIをいわせたヲタに向かって、

 ル ’‐’リ<「うーーん・・70点」

 エッーーーー。頑張って声出していたのに・・・。生バンドのアンプスピーカーの音が大きすぎてヲタの声が聞こえないんじゃないとうたがりたくなったが、今振り返れば、愛理の歌声が聞こえなくなるぐらいのあの愛理コールでさえも、今日のライブ会場では上手客席エリアのほうから聞こえてくるぐらいで、全体から響いてくる愛理コールではなかった。

 こういうヒール役は桃子だけかとおもいきや、夜公演のMCでの愛理MC。

 洲 ` v ´)<「今日は初日ということもあるかもしれませんが、本当、みなさん声が出てませんでしたよ。」

 会場の後ろのほうからヲタのエッーーーーーという声。愛理はそういうキャラじゃないと思っていが・・・・。振り返れば、雅もMCで「今日は初日で、みなさんの振りやダンスもちょっとまだ手さぐり状態でしたけど・・・」というようなことを言っていた。

 Buono!は(ていうかBuono!のコンサートスタッフは)、ヲタを教育しようとしている。Buono!コンスタイルというのを作ろうとしているんだなと感じた。ゆくゆくはメロンのようなモッシュやダイブや水まきのようなロックを目指しているのかもしれない。

 ただそうなると私はBuono!コンから遠ざかる。だれかに応援スタイルや観戦スタイルを強制されるのは好きじゃないし、やっぱりアイドルロックはアイドルロックであってビジュアルと歌はフィフティーフィフティーだと思う。ロックな歌の力でわれを忘れさせてその歌に没頭陶酔麻痺させインセインな状態に観客を引き込むということは、アイドルロックでは不可能だと思う。なぜならヲタはロックを歌っているアイドルをセインな状態で凝視したいものだから。

 桃子と愛理になじられて、次の東京でのツアー行くのやめようかなとおもった。がしかし、やっぱりなじられてもけなされても、間近で彼女たちを見たい聞きたい感じたいので私は行く。

3、涙がでそうになった曲

 カタオモイとタビタチの歌で涙が出そうになった。カタオモイノの「寝ぐせついた髪に、しわくちゃのワイシャツのヒーロー」のところがまさしく私だなと思ってなけてきた。

 タビタチの歌では桃子がセンターで桃子ソロパート「声をあげて泣いてもいいよ、いつか笑顔の君に戻れる。見える世界がすべてじゃにないさ、見えないものを探しにいこう」「ひとりだけどひとりじゃないんだ」

 タビタチの歌を聴いていた、下手客席エリアから見る右斜め前方のセンター位置の桃子をこの目に焼き付けておこうと思った。いままでの人生でこの瞬間を目に焼き付けておこうと強くおもったのは2度目。

 網膜色素変性症な私デスペア。徐々に視野が狭まり、視力が低下していく病。もし見えなくなる日が来たとしても、しばらく深く落ち込んだあとに、このBuono!のタビタチの歌を聞こうと思う。きっと私を助けてくれるはず。

 それが歌の力。

4、桃子のエーーーッ対策が完成

 最近よく見る光景、桃子が言い間違いしたり、かわいこぶりっこキャラ発言をしたときに、客席からエーーッという否定の声。これは桃子のキャラ殺しだと私は前からおもっていた。ヲタはこの桃子に対するエーッをやめるべきだと思っていた。

 今回もMCでアルバム名かなにかを言い間違いした桃子に対して、ヲタからの無意味なエーーーーッという否定のレスポンス。あぁまたかと思った瞬間。

 桃子が両手を掲げ、エーーーーッをもっともっとと求めるポーズをする。するとヲタのエーーーッがオーーーッに変わった。それはそういいとものタモリが客席をあおるあのポーズ。タモリは最後にチャチャチャチャッと手拍子で締めるが、その手拍子がないバージョンを桃子がやった。

 メンタルヘルスケアのストレス対処法では、相手を変わらせるのではなく、自分が変わればいいというのがある。桃子をそれを実践。相手を黙らせようとするのではなく、自分の受け止め方を変える。

 やっぱり嗣永桃子は群を抜いてすごいだな。

 桃子にここまで柔軟性というか対応力があるとは思わなかった。



 新幹線で帰宅。2310に部屋着。1400から2100までずーっと立ちっぱなし。その日はなんともなかったが翌日会社へ向かう途中ふくろはぎに違和感。筋肉痛。ひさしぶりの筋肉痛。
 

コメント (2)
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