木全賢のデザイン相談室

デザインコンサルタント木全賢(きまたけん)のブログ

中小企業のデザインのお悩み、なんでもご相談ください!!

初稿の校正中

2009年06月16日 | 拙書のご紹介
<昔のアップルマーク>


◆初稿の校正中
【書籍出版】


  こんにちは!
 デザインコンサルタントの木全(キマタ)です。一般の方に向けて工業デザインのエッセンスについて書いたり、デザイナーとの付合い方などについて書いています。御相談がありましたら、コメントをくださいね。コメントによるご質問には基本的に無料でお答えいたします。

 木全の自己紹介

 ★「工業デザイナー応援ブログ」

 ★デザインセミナー講師も承ります。「講演.com」


 新書「デザインにひそむ<美しさ>の法則」(第3版)好評発売中

 「売れる商品デザインの法則」(第2版)好評発売中



新しい本の初稿の校正中

 新しいビジネス新書の執筆をしています。昨年の1月にPHP研究所より執筆依頼のお話をいただき、書き上げるまでに1年半もかかってしまったのですが、黄金週間前になんとか原稿を出版社に出すことができました。

 今回は、「共同執筆」「取材しながらの執筆」と初めてのことがあり、時間がかかったのですが、それにしても1年半は掛けすぎですね。出版社の担当の方も途中で変わってしまい、最初にご担当くださった方には悪いことをしてしまいました。

 しかし、時間がかかった分、我ながら力作になっていると自負しています。

 先週、割付の終わった初稿があがってきて、現在校正中です。

 10月までには出版できそうです。それまでときどき、拙ブログで進捗状況をお知らせしますね。


アップルになろう

 まだ、本の題名は決まっていないのですが、今回も工業デザインの新書です。内容は、「工業デザイン導入指南書」で、特に中小企業の方々に向けた工業デザイナーとの付き合い方をお知らせしています。

 誰もが、心のどこかで「商品開発には、工業デザインが必要だ」と考えているはずですが、そうは言いながら中小企業の方は、工業デザイナーと会ったこともなく、どのように付き合ったらいいかわからず、デザインといわれると「俺にはデザインはわからない!」と心にバリアー(障壁)を作ってしまいます。

 筆者である井上と木全は、工業デザインコンサルタントとして、主に中小企業とお付合いさせていただいているので、その現状は目の当たりにしています。

 この本の役割は、中小企業の方の「デザインはわからない」という心のバリアーを取り除くことです。その障壁さえなくなれば、きっとデザイナーとうまく付き合えるようになります。

 たとえば、アップル社は設立当初から商品デザインに力を入れてきました。アップル製品のデザインと性能はユーザーから圧倒的な支持を得ていますが、そのデザイン性で一番恩恵を被っているのは、もちろん、アップル社です。アップル社はとてもうまくデザインを商品や企業活動に取り入れているのです。

 中小企業が工業デザイナーと付き合うだけで、トヨタや松下のような大企業になれるといえば嘘になります。しかし、中小企業が工業デザイナーとうまく付き合い、企業のさまざまな部門にデザインを取り入れれば、アップル社と同じように多くの恩恵を被ることが可能です。

 すなわち、この本のキーワードは「デザインを取り入れて、アップルになろう」です。

 この本を読み終えたころには、「我社もアップルになれる」、いえ、中小企業である「我社こそアップルになれる」と思っていただけると考えています。

 ご期待ください。



新しい本の目次 (変更の可能性があります)

はじめに 木全賢

第一章 アップルになろう
 「日常のデザイン」と「デザイン的発想」とは?
 アップルになろう
 21世紀こそ「デザイン的発想」の時代
 デザイナーの役割は人と人を結びつけること
 相手の喜びこそ「デザイン的発想」の根幹
 大企業のデザイン戦略
 「我社こそアップルになれる」

第二章 工業デザイナーの実態
 いろいろなデザイナー
 デザイン導入が差別化要因になる
 商品は大勢の人々の力でできる
 工業デザイナーは縁の下の力持ち
 地方のデザイン業界の現状
 どうやって営業活動をするのか?
 フリーランス工業デザイナーの3つのタイプ
 フリーランスデザイナーと付き合う利点① 見える化
 フリーランスデザイナーと付き合う利点② ノウハウの蓄積
 フリーランスデザイナーの具体例 筆者の自己紹介

第三章 デザイナーと付き合う前に
 まずは予算ありき
 工業デザインに関る法律
 デザイン契約に関する知識
 悪徳デザイナーの見分け方
 工業デザイナーの探し方
 ホームページを利用して探す
 行政サービスを利用して探す
 産学協同授業でデザイン業務を体感する
 コミュニケーションこそ未来へのカギ

第四章 工業デザイナーとの付き合い方
 工業デザイン業務の全体像
 デザイン費用について
 ロイヤリティ契約とは?
 ロイヤリティ契約の金額設定
 デザイン会議の運営
 デザイン会議の目的はコンセプトの確立
 コンセプトの10項目
 コンセプトの具体例
 スケッチとは?
 アイデアスケッチの評価方法
 レンダリングスケッチの評価方法
 試作品(モックアップ)の評価と効果
 評価するときの注意点
 中小企業とデザイナーの信頼というネットワーク

第五章 中小企業のデザイン導入事例
 現実を知ってもらうためには実例がふさわしい
 事例1)株式会社三信精機
 事例2)吉永機械株式会社
 事例3)株式会社島田電機製作所
 事例4)株式会社林製作所
 事例5)株式会社三輪サイエンス
 事例6)株式会社オクミネ

第六章 とにかく付き合ってみよう
 二人三脚で一緒に走る
 実行に先立つ計画
 デザイナーは主治医
 とにかくまず付き合ってみよう

おわりに 井上和世



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 デザイン相談室の目次    デザインの考え方と運用について
 デザインのコツ・ツボの目次 商品企画とデザインワークについて

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