鍵盤イズマイライフ

エレクトーン講師・・・日々の奮闘!

グレードテストで編曲

2010年09月03日 | レッスン
Sちゃんに続き、4人の生徒が9月にグレードテストを受けます






8級以上は、編曲があるので準備に時間がかかります。





ほとんどの生徒は、「編曲?難しそう




「出来るかなぁ」と、不安そうです。





生徒自身に編曲(アレンジ)をさせるのには、ある程度順序建てた指示が必要と考えています







生徒にアレンジさせる方法(あくまで私流です)・・・8級編





① 事前勉強が大事 


音楽ドリルなどを使い、記譜は出来るようにしておきます(うちは、毎週の宿題です)


グレードテストは楽譜提出なので、最後は清書します。


5線紙は、ダウンロードした用紙が書きやすいので、多めに渡しておきます。



基本的な曲の構成を今までやってきた曲で復習します。




注:自然にいろいろなアレンジが思い浮かんでくる子には自由にやらせちゃいたいのですが、
以前、自由にやらせたら、まとまりがなくて、長編の意味のわからない曲になってしまった子がいました


グレードは規格にあてはめたほうがいいようです。



自然発想のできる子は、自由編曲部門で活躍できそうです





② 曲決め



アレンジする曲を、決めます「楽譜見ずに、勘で、サッと弾ける曲選んできて」と言います。






③ イメージと構成の確認




ジャンルを考えます。 クラシック、ポルカ、ラテン、○○系だとか、オーケストラ風、○○風にしたいとか、イメージを聞きだます。


物語風に場面を考える場合もあります。




④ イントロを作る



自然にいろんなパターンが出てくる子は自由に弾かせます。
            


そうでない子は、小節数を決め、私がいろんなパターンを弾いて作曲を促します。

            

初めて作ってきた子には、そのことをうんと誉めて出来るだけそのまま使います。




記譜は、書きなぐりでOKにしています。 メモ感覚で思いついたらすぐ書くようにします。





⑤ テーマの伴奏付け



1コーラス目は、原曲のメロディーに伴奏付けするくらいにします。












ちょっとめんどくさくなってしまったのではしょります













⑥ 2コーラス目は、何か1つ変化を入れる




メロディをフェイク、リズムを変えたり、ブレイクを入れてもいいし、2ブロックのコードなど




⑦ 3コーラス目は、同時進行の変化




カウンターメロディーや、オブリガードを追加したり、




重音奏にしたり、伴奏をアルペジオにしたり





⑧ エンディング




やり方はイントロと同じ





⑨ 清書








だいたいはこんな感じで指導していますが、生徒ひとりひとりの性格の把握が大事だと思います。





特に、「わからない」「出来ない」「思いつかない


と連発してる子は、自身を持たせることが大切だと思っています。





レジストはアレンジと同時進行で考えさせますが、





「何か考えてきて」と言うと、もっと出来なくなってしまい、






「私は出来ないんだ」と先入観を植え付けてしまう場合があります。





「メロディーの音を1色考えてきてね」





というと、「一つだけなら」と考えてきます。




自分の考えて決めた音色で、自分で編曲した曲を演奏する


   ↓



自分で表現する喜び






となってくれたら、嬉しいです
















グレードを受ける生徒に、自主勉用問題集を作りました