Humdrum++

ツリオヤジのキドニーケアな日々 ~ 知れぬ事は知れぬまゝに、たやすく知れるのは浅い事 (葉隠 聞書第一0202)

やっさもっさ - 獅子文六 (ちくま文庫)

2022-04-18 05:34:57 | 読書メモ

ばあさんが「これ読んでみろ」と机の上に置いていった一冊。

なにやら崎陽軒のしうまいみたいな本ですよ。
作者も書名も初耳なので、予備知識無しで読んでみました。

すると、なんと、これが面白い。

戦後GHQに占領されていた時代の横浜を舞台にした話ですが、これほどまでに横浜を描いた小説は読んだことがない。
幼少の頃から横浜に暮らしていて、地元にそれなりに愛着はあるのだけど、この本を読み終えるとその愛着がさらに強まりました。

こちら内容紹介。

作者紹介。
岸田國士と一緒に活動してた人だったんだ。岸田國士の戯曲はいくつか読んだことあります。「牛山ホテル」だっけ。

実はこの本、カバーが二重になってます。
もうひとつの表紙がこちら。

こっちがオリジナルかな?

B面はこちら。

もうひとつのカバーの作者紹介。

1952年に毎日新聞に連載されていた小説だそうです。
時代をほぼリアルタイムに書いていたことと、読み終えてから知りました、すごい。

文庫化は2019年で、没後50年企画のようです。

横浜市民全員にオススメしたい本。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 60代の生き方へにほんブログ村

p.s. 今日もいい感じ、明日は食べ過ぎないようにしよう。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 大潮周りでますます好調、鴨... | トップ | 小四川 神田店 [千代田区]... »

コメントを投稿

読書メモ」カテゴリの最新記事