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ツリオヤジのキドニーケアな日々 ~ 知れぬ事は知れぬまゝに、たやすく知れるのは浅い事 (葉隠 聞書第一0202)

みずから我が涙をぬぐいたまう日 - 大江健三郎 (講談社文芸文庫)

2024-05-24 05:30:30 | 読書メモ
万延元年のフットボールの次は、中編2編を読んでみました。 三島の死に衝撃を受けたというキャッチに惹かれました。 で、大江健三郎の文体は、万延元年のフットボール、芽むしり仔撃ちなどを読んで、だいぶん慣れたと思っていたのですが、このみずから涙をぬぐいたまう日、はそれでも読みにくかった。 文体だけでなく、構成もややこしい、主人公への客観的な描写、遺言代執行人の言葉、本人の言葉が交じっていて、そ . . . 本文を読む
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