DK大衆食の旅3

路麺好きがそんな感じで巡る大衆食の旅。

砂場@足立 宮城

2018年03月10日 | そばうどん
荒川と隅田川と。ふたつの川に挟まれし、まさに陸の孤島、足立区の宮城地区をうろうろ。



すると一軒の町蕎麦屋に出くわす。



建物の横にながーい立ち食いカウンターを見つけ(違)、ひとり盛り上がるw



ま、腹も減ったし。と特に期待もなく入った



そこはすさまじいメヌー天国であった。



各卓にどーんと半分凍ったペットの水が置かれている心尽くしとざっかけなさとてもいい(笑)



では。とメヌーじろじろすると

え、コロッケそばうどん?



豚テキ入りの焼肉そば?
丸亀製麺もビックリ?w



えええええ冷やし中華どんぶり!?

なんなんだココは!
目が泳ぎまくりじゃないか。良過ぎる、良過ぎるぞ。

とはいえ2つも3つも頼むワケにはいかぬうう。と一旦冷静になって



頼んだかきあげ天もり550の



冷静ではいられない量と(笑)



巨大かき揚げと脇にいか天も。
すごいなコレ550かよ。


つまり。大衆そば屋である。
様々な客本位のメヌーを用意し、町の食堂や飲める店としての機能も加え、安く、たっぷりと。

自分はこのブログで広義の大衆そばという言葉を使っているが、それとは別にコレぞ戦後昭和生まれの大衆そば店だと感じた。



帰りがけ、こんな貼紙に気付く。
朝から?
女将さんに伺うと、なんと朝6時からやっているという。驚愕。

この辺りは中小の町工場が多くある。
陸の孤島で他に飲食店もあまりない。
そこで朝から働く人のことを考え、つまり立ち食いそば屋の機能すらも取り込んで営業する大衆そば店。

その町に根を張る姿、その息遣いに、大衆そばとは、生きるとは何か、をぐいぐい感じるのである。




2 コメント

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盛況 (前田)
2018-05-19 06:43:04
先代が生きていた頃は全国からたくさんの人が来る有名な店だったんですよ。先代が亡くなってからは地元の人しか来ない街の蕎麦屋になってしまいました。
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Re:盛況 (deekay71)
2018-05-19 10:04:55
コメありがとうございます。
すごい!そうなんですか!
てコトは先代はそば打ち名人だったんですかね?
今も興味の尽きぬ店ですが、その当時も伺ってみたかったなあー
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