DK大衆食の旅3

路麺好きがそんな感じで巡る大衆食の旅。

万葉軒 千葉工場@東千葉

2018年08月14日 | そばうどん




















かつては千葉方面をレペゼンした駅そば、万葉軒。
懐かしいなあ。と思う諸氏もおられると思う。

それが自分達の利権を振りかざすメイクマネーJRから追い出され一掃されてしまったコト。これは一般にはあまり知られていないのかもしれない。

そんな懐かしでマボロシな味。
それがなんと(平日の昼に限りだが)こちらで食べられるという。
それだけじゃあない。
千葉駅弁の雄、とんかつ弁当のとんかつをそばに乗せたりもできるのだ。ま、それは余興ですが(笑)

そばは冷凍麺になってたけど、出汁の効いたしょっぱめの汁。これこそ当時の万葉軒を彷彿させるものであった。いい。

地域性。個性。そういったものが次々と取り壊され、均され、なかった事の様にされる。

違う。大衆食は多様性でなければ。
そこに生える十人十色な人の生き様でなければ。

そして、それらを食べる事は、延いては「違い」を超える「理解」の第一歩となり得るのだ。

だから、もっとこの「千葉の味」の存在を知ってもらいたいと思う。
この汁の味は、時代に翻弄され、一度は掻き消されてしまった声なき声なのだから。