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読みすぎ

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書籍「変革を定着させる行動原理のマネジメント」

2009年01月28日 22時34分20秒 | H21 書籍
読み易さ :★★★★★
新たな発想:組織の慣性
役立ち度 :★★★★
異論度  :なし
有効なフレーズ:変革を定着させるには刺激(承認・無視)の与え方と慣性を意識したマネジメントが必要


1.職場での変革がなぜ進まないか?・・・問題とその論点
問題1:新しいシステムが定着しない⇒システムにメリットが感じられない
問題2:指示すると一時的に変化するが、長続きしない⇒やりたい、、、ではなく、しないといけないから(腹におちていない)
問題3:いくつもの計画が打ちだされるものの頓挫する⇒何をもってゴールか不明
問題4:いったんは盛り上がるが、すぐ元に戻る⇒組織の慣性がじゃまをする
問題5:変革が社内に広がらない⇒組織の慣性がじゃまをする
問題6:変革の芽がつまれる⇒経営が現場を理解していない
問題7:業績改善が持続しない⇒自走できるところまで至っていない

2.根本原因への処方箋
①行動を継続して起こさせる「刺激の与え方」がわかっていない
②人にも組織にも「慣性」が働いていることを軽視している

3.刺激の与え方
①人はきっかけではなく、結果で動く
 ○結果を承認することでの行動強化⇒やりたくてやる
 △結果を脅迫で迫ることでの行動強化⇒しかたなしにやる
 ×結果で処罰することでの行動弱化
 ×結果を無視することでの行動弱化
以上を組み合わせてうまく刺激を与える。。。。たとえば、ネガティブ行動は無視、積極行動は承認。。。ネガティブはあえて、「それをポジティブにいうと?」と問う

②PIC/NIC分析
 ・Positive/Negative
 ・Immediate/Future
 ・Certain/Unsertain
で分析。N系(Negative系)は行動変革ができない。

③持続のためのアクション
 ・成果と行動の特定・・・成果は最終成果のみならず中間成果も特定
 ・測定・・・・・・・・・カウントできるようにする
 ・フィードバック・・・・わかりやすく、ゴールと直結したFBを即座に行う
 ・承認・・・・・・・・・承認を流通させる
 ・飽き防止

4.慣性をマネジメントする
・人の慣性、職場の慣性、会社の慣性
・組織の慣性は人がつくる

①人の慣性をマネジメントする
・新しいレパートリーを増やすという考え方

②組織の慣性をマネジメントする
・コモンクエスチョン・・・そもそもおれたちは何をすべきか?

③会社の慣性をマネジメントする
・問いを共有する・・・コモンクエスチョン

5.自走する組織をつくる
①ゲーム感覚でたのしくやる
②変革自体を業務とする
③小さな成功体験を短期間にだす