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読みすぎ

読み返すことのないようなメモ

書籍「原稿用紙10枚を書く力」

2007年12月28日 16時39分28秒 | H19 書籍
読み易さ :★★★★★
新たな発想:文章を書く方法論を体系的に学んだことがない私には新しいかも
役立ち度 :★★
異論度  :作品として書く場合と仕事して書く場合の違いを示してほしかった
有効なフレーズ:「書く力」を身につけることで読書力がつくだけではなく、「考える力」をつけることができる。「考える」力が非常に重要

1.原稿用紙10枚書ける人は文章の書ける人。それになるためには
・自分がたくさん書けそうなテーマで練習して不安をなくす
・3つのポイントをあげて書くことが重要な技法
・起承転結の「転」から文章を考える
・他の作品の変換やアレンジを繰り返すことでオリジナリティが出る(ちょっと異論)

2.「書く」ことは構築すること
・キーワードを見つける。キーワードから3つのコンセプトをつくる。それらを結びつけて文章を構築する
・「書く」ことは、そこに如何に「意味」を込められるか。
・「書く」ことは、価値の創造だ。人に伝えたい中身があることが書く動機づけとなる。
・価値を高める、価値があるものを見つける、新たな価値を創出する、新たな気づきを共有するために「書く」
・経験知、暗黙知から絞り出す。

3.「書く力」は「考える力」を養う
・「考える力」が人生を大きく左右する。その力を養うには「書く力」を養う。
・公共的な感覚で書く。書いた人を個人的に知らない多くの人に正しく伝えることが重要である。

4.自分の「書く力」を知る
・スポーツ選手のトレーニングと同じ。どこまで書けるかチャレンジしてみる。

5.「書く」トレーニング
・一冊の作品から3つおもしろいと思った部分を抜き出し、それらをつなげて説明できるような文章を書く。但し、キーコンセプトはしっかりと整理する。
・赤:絶対に落としてはいけない重要なもの、青:できれば含めたい重要なもの、緑:自分の意見、主張として色分けしてみる
・自分の立ち位置、ポジションをしっかりと見極めて書くことで文体を整える

書籍「ほめる技術、しかる作法」

2007年12月21日 01時43分41秒 | H19 書籍
読み易さ :★★★★★
新たな発想:しかる、しかられるところが参考になりますね
役立ち度 :★★★★★
異論度  :特になし
一番のフレーズ:素直にほめるひとは器が大きい

「ほめるカルチャー」と「しかるカルチャー」の有無による4つの分類

1.なぜ、ほめることが大事か?
①こちらが好意を示すと相手も好意で返してくれる。良好な人間関係をつくるにはほめることが重要。
②ほめることで、相手への期待、何をもとめているのか、レベルに達しているのか、が共有可能。
③セルフイメージの上昇により自信を与える。ラベリング理論では、「あなたはこういう人です」というラベルを貼ると自分のことをそういう人間と思いこみ、行動するとのこと
④相手の能力を認めることは器が大きいこと。ほめるという意識を持つと人を観察する視野がひろがり、人の長所が見えるようになる

2.ほめる技術
①定番のほめ言葉を作っておく。。。冴えてるね。感心したよ。素敵。。。
②ほめるときは「アイメッセージ」(私は。。。。)をつかうと効果あり。

3.ほめられる技術
①謙遜して「いいえ」ではなく、「ありがとうございます」「嬉しい」で返す。

4.しかる作法
①しかるのではなく、主張する。
②しかるときの判断基準を明確化する。
③怒り・冷静・やさしい、の3つのモードを使い分ける。冷静に論理的にしかると反論できない。
④欠点の改善イメージをポジティブな言葉で伝える。

5.しかられる作法
①言葉を受けとめている態度を示す。
②姿勢を正す
③弁明は相手が冷静になってから。


書籍「脳が冴える15の習慣」

2007年12月14日 01時03分24秒 | H19 書籍
読み易さ :★★★★★
新たな発想:発想ではなく事実なので、ためになった
役立ち度 :★★★★★
異論度  :疑わず実行あるのみ
一番のフレーズ:社会性の乏しい人は脳が成長しない。自分が一番だめな環境に身を置くことが重要である。出会いが脳を鍛える。

脳の仕組みに関する本や脳トレーニングの本がいろいろ出回っていますが、初挑戦です。初めて接する人にもわかりやすく、かつ習慣別にテーマを切っているのでとっても読みやすいです。

1.脳の活動を安定させ、集中力・頭の回転を高める習慣
①脳は、できなくなったことがあると無意識的にその機能を避けてしまうので訓練の機会を失ってしまう。だから、定着させる為、朝起きる時間を一定にし、ウォーミングアップとして足・手・口を意識的に動かす
②試験を受けている状態(時間の制約の中で作業をこなす)を作ることで脳の基本回転数があげられる(時間の制約をなくすと何が重要か判断できない)
③睡眠時間で頭を整理する。睡眠は疲労回復だけではなく、思考の整理を進ませるために必要である。

2.前頭葉を鍛え行動力を高める習慣
①雑用などめんどくさいことを買ってでもやることが重要である。忙しい時ほど机の片付けをする
②問題解決に至るプロセスを書き出し、視覚的にとらえることで前頭葉を鍛える
③たとえば、些末な選択・判断を効率化させるルールを作っておく
④他人に評価してもらうことも大切

3.記憶力を高める習慣
①パソコンなど、常に一点を見つめていると、視覚的注意の向け方が鈍ってしまう。目のフォーカス機能を養うため、遠距離などを見る習慣をつける。
②目を動かすことで視覚的情報を取り込む。
③脳に入力された情報を処理して出力する流れを行う。報告書、ブログを書くことがその習慣をもたらす。
④人に伝えることを前提として情報を入力することが必要。

4.コミュニケーション能力を高める習慣
①メモだけで話ができるような訓練をする。箇条書きのメモで話を組み立てる。
②相手の立場にたって理解してみる。話が通じないのは相手のせいだとはしない。
③たとえ話を織り交ぜながら話そうとすると総合的に脳は鍛えられる。

5.脳を自己管理する習慣
①自分の失敗を書き出して傾向を分析する。特に、小さな失敗を書き出す。
②何のために役立つのか、、、ではなく、誰の役にたつか
③アイデアは情報の組み合わせで出てくると考える。
④交友関係を広げることも重要。
⑤社会性の乏しい人は脳が成長しない。自分が一番だめな環境に身を置くことが重要である。出会いが脳を鍛える。



書籍「プロ弁護士の思考術」

2007年12月06日 23時07分57秒 | H19 書籍
読み易さ :★★★
新たな発想:弁護士の考え方がわかる
役立ち度 :★★★
異論度  :その他の職業に応用できる部分、できない部分がある

ちょっと、長らく書き損じてまして。すみません。その間、沢山読み漁ったので、年末までに書き込みます。ごめんなさい。

弁護士の思考といっても「法律的な解釈」ではなく「ビジネスに通じる思考方法」が書いてありました。参考になる部分、しちゃいけない部分をレビューします。

1.参考になる
①具体的に考える★
・思い込みから類型化して考えると物事を機械的に判断してしまう。詳細な事実から具体的に考えるべし。。。。かなり高度だ
・根拠のない楽観は危険。疑ってかかるべし。
・手順を考えると、物事を具体的に考える癖がつく。朝にその日の予定を考えるのは脳の刺激にもなるね
②オプションを発想する★★★★★
・ひとつの正解よりも複数の選択肢が重要である。ビジネスには正解はなく、選択肢があるだけと考えよ。そして、試してみることも重要
・オプション思考では、いつ誰に対して行使するかという戦略的多様性がでる。
・目標が精神論に変わったときは危険。目標と手順(オプション)をセットで考えよ
③共感する★
・相手の意見も受け入れる度量がほしい。
・エリートもどきが世の中をだめにする。。。。。やばい。おれかな
④主体的に考える★
・自分の頭で考える。。。。うーむ。そのとおり
⑤遠くを見る★★
・ハインリッヒの法則・・・・1つの事故には300件のかすり傷がある。
・落とし所から責める・・・・シナリオライティングかな

2.これはどうかな?
①直視する
・料理された魚を死んだ魚と冷正に見る。そして、疑って見る。。。そこまでやらんでも、、というところかな。人と人のつながりでビジネスもあるので、そこは人情が入らないとうまくいくこともうまくいかない場合もあるかも
②マサカをとりこむ
・バタフライ効果・・・中国で蝶が飛ぶとニューヨークで嵐がおきる
・因果か関係をとらえることかもしれないけど、弁護士の緻密な検証まではかなわないね。
・マサカの確率は30%だとか