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読みすぎ

読み返すことのないようなメモ

書籍「会社の品格」

2010年01月19日 00時44分41秒 | H19 書籍
読み易さ :★★★★★
新たな発想:カイシャ君は経済合理軸だけで動き、社会の価値観と衝突する。それを正すのは社員の品格
役立ち度 :★★★★★
異論度  :特になし
有効なフレーズ:一人一人が当事者意識をもち、未来を切り開いていくことが重要

1.組織の品格
・社員のMotivationをどのように高めていくかで組織力は変化
・「売上」はマーケットからの共感の指標。「利益」は市場から与えられた未来を作るための資源
・組織は外部に対して使命・目標のメッセージが必要。それをメンバーで共有
・組織の内部に対して共感できる御旗が必要
・組織の中に引き継がれる伝説・武勇伝が必要
・組織の問題は「人」ではなく「間」で起こる。上下間、左右間

①拡大モードの組織が留意すべき事項
 -カリスマの100歩より100人の社員の一歩。。。。組織としての強み
 -戦闘モードでがむしゃらは危険。。。。戦争のメタファーは排除せよ
 -できる人材に依存するな。。。。。属人的になるな
 -猛烈なスピードで成長すると周りが見えない。。。社会の価値観とのずれ
②品格を保つには社員をマーケティングせよ

2.上司の品格
・上司はコミュニケーションの結節点を担え
・リーダーシップと影響力を磨け⇒姜尚中氏は7つ(先見力、目標設定力、マネジメント力、動員力、コミュニケーション力、判断力、決断力)
 -専門性
 -人間性
 -返報性
 -一貫性
 -厳格性

①品格のある上司とは
 -自分の頭で考える
 -色眼鏡でみない・・・・既成概念を排除
 -報酬となるようなコミュニケーション
 -腹をくくるおもいっきり
 -両手をひろげるOpenコミュニケーション
 -マイナスの情報にも耳を傾ける

②非常時こそ上司の品格が問われる

3.仕事の品格
・「意味報酬」が得られる仕事

①意味報酬が得られる仕事とは
 -納得感がある
 -使命感がある・・・・上位の目的をしっかりと伝える
 -効力感がある・・・・価値創造に寄与
 -普遍性がある・・・・組織固有スキルから普遍スキルへ
 -貢献感がある
 -季節感がある・・・・心機一転で気分転換をはかるポイントがある

②新入社員に伝票整理の重要性を説明できるか

書籍「ネット未来地図」

2008年01月05日 18時26分27秒 | H19 書籍
読み易さ :★★★★★
新たな発想:カイシャ君は経済合理軸だけで動き、社会の価値観と衝突する。それを正すのは社員の品格
役立ち度 :★★★★★
異論度  :特になし
有効なフレーズ:一人一人が当事者意識をもち、未来を切り開いていくことが重要

1.Web2.0をマネタイズする
①従来型は
・広告をとる。サービスを提供する。システムを外販するビジネス
②SEOをキーとしたビジネス
・楽天、Yahoo!のポータルサイトの魅力で迫るのは古い。これからは、Web2.0の切り口によるRecommendationによるSEOがKey
・RecommendationのDBのアルゴリズムがビジネスとなる。
Ex.Zero-Zoneはベイズ理論を応用。My Spaceは口コミを活用。
Ex.経済産業省は情報大航海プロジェクト(マイライフ・アシスト・サービス)を開始
③仮想通貨によるビジネス
・ポイント交換によるバーチャルな世界をリアル化
・セカンドライフ。。。リンデンドル
Ex。ポイント探検倶楽部(http://www.poitan.net/
④ユーザ参加型のビジネス
・ニコニコ動画。。。紹介さらたDVDコンテンツに書き込みをすることがCMの代わりとなる。DVDが売れるAffiliate料と書き込みができるプレミア会員費により収益を確保(http://www.nicovideo.jp/
⑤放送法改正によりNHKがインターネット有料配信へ
・放送ビジネスを切り開く役割を終え、今度はインターネット有料配信を切り開く役目を担う
⑥雑誌
・広告料はインターネットに抜かれる。パッケージではなく、マイクロコンテンツで稼ぐモデルを追及
・なお、インターネットは、ローカル紙、コミュニティ紙のゾーンを練るマジックミドルで勝負

2.マネタイズへの規制
①著作権
・You Tubeの参入に対して、実演家著作隣接権センター(CPRA)、JASRACは強弁姿勢
②TV
・米国はPTAR、フィンシン・ルールを撤廃
 -PTAR:放送上位50市場では三大ネットワークの系列局はPrime Timeの4時間のうち1時間はネットワーク外のコンテンツを放送
 -フィンシン・ルール:三大ネットワークが外部の制作会社の作った番組の所有権を持たない
・日本では、コンテナー・コンテンツの分離論が再燃

書籍「承認欲求」

2008年01月03日 12時09分48秒 | H19 書籍
読み易さ :★★★★
新たな発想:承認されることを期待されているという点
役立ち度 :★★★
異論度  :論点がぶれてわかりにくい箇所がある。結局、報酬、名誉を提供することがMotivationにつながるのかがわからない。
有効なフレーズ:個人を表に出す文化をつくること

1.「経済人」から「承認人」へ
・給料の多さ、利益の大きさを求めた「経済人」から、他人からの評価を求める「承認人」へと変わりつつある。
・日本人は、表だって自己主張をして認められたいと思わない。つまり、「表の承認」より「裏の承認」が重視されてきたからだ。しかし、これからは「表の承認」がMotivationを動かす。
・形式ばったゼミよりも、自律的に研究し自分を精一杯アピールすることを義務づけた方がやる気がはるかに高まる。
・「表の承認」は加点法、「裏の承認」は減点法

2.組織づくりへの応用
・全員に認められるチャンスを公平に提供し、各自に得意な分野で貢献してもらう。
・「表の承認」により自信をつけてもらう。「表の承認」は、自分の取り巻く環境にどのような影響をもたらしているかを実感することができるから、自信がつくのである。
・職場は、無数の承認が行われている場。相手の発言やアイデアに対しては評価、批判、反論などさまざまなフィードバックが行われる。そして、目標を成し遂げればたたえ合って喜ぶ。こんな組織が望ましい。⇒日本人は日常の承認を強く求めている。
・パートのおばちゃんであっても女性は女性。異性からの承認欲求は高い。つまり、異性の存在はMotivationに影響を与える。
・環境の変化が小さい場合は規則・命令による行動が最優先されるが、変化が激しい場合は柔軟に対応できる「有機的組織」が有効である。組織のメンバーは個個人の自らの判断で自発的に行動しなければならない。

3.実践組織づくり論
①個人の業績と一緒に名前を表に出す。
②仕事ぶりや仕事のプロセスを公開し、評価する。
③互いに認め合いほめ合う文化づくりをする。
④失敗を責めない。
⑤「自己決定」の文化。

4.子育ての応用
・ほめられることが少ない子供が、わざと注意をひくために、ふざけたり、ちょっかいなどの悪さをする。つまり、別の形で「表の承認」をすることが重要である。
・また、悪さは徹底的に無視することも重要。つまり、悪さも承認しない。

5.承認の方法論
・効果があがらないほめ方
 -統制の手段と受け取られるとき(権力関係、感情がからむとき)
 -思惑が見え透いているとき
 -心理的報酬を期待していないとき
・本人が重視しているところ、自信が持てないところをほめる

書籍「引き寄せの法則」

2008年01月01日 23時55分19秒 | H19 書籍
読み易さ :★★
新たな発想:The Secretの簡易版。NLPにも触れている。work sheetスタイルの記述はよいかも。
役立ち度 :★★
異論度  :まったくなし
有効なフレーズ:引き寄せている最中を認識する。

1.プラスの波動を使え
・言葉から思考は成り立ち、感情が生まれる。その結果、引き寄せられる。
・したがって、プラスの波動を思考することは重要である。
・喜び、愛情、誇り、安心、自信、好意、わくわくする、充実している。
・「するな」「しない」「ない」は絶対使わない。

2.引き寄せの法則を使うには
ステップ1:自分の願望をはっきりさせる
ステップ2:自分の願望に注意を向ける
ステップ3:受け入れる

ステップ1:自分の願望をはっきりさせる。
・対極を確認し、望むものを知る。
・いやなことをリストアップし、それに対して「それなら何が望なの?」を整理する。

ステップ2:自分の願望に注意を向ける。
・波動カプセルの中に入れるものを整理する。波動カプセルに入れたもののみが引き寄せられる。
・現在形でうまくいっていない場合は「○○の最中だ」と理解する。
・願望を宣言する。

ステップ3:受け入れる。
・抵抗を完全に取り除く。
・固定概念を捨てる。
・兆しに気づいたら、それに感謝する。
・感謝日記をつける。

3.ゆとりのある裕福な生活を送る。
・ゆとり感をリストアップする。
・ネガティブな人から身を守る。

書籍「ザ・シークレット」

2008年01月01日 23時23分51秒 | H19 書籍
読み易さ :★★★★★
新たな発想:人間を宇宙に存在する原子の集合体としてとらえ、感情の波動によって宇宙を制御可能と説明する節
役立ち度 :★★★★★
異論度  :まったくなし
有効なフレーズ:あなたは自分の人生の国ばんに望むものは何でも書き込めます。しなければならないのは、心地よい気持ちになることだけです。

www.thesecret.tv

1.引き寄せの法則
・思考は磁石のようなもの。思考やイメージを抱くと、それが宇宙に放射されて引き寄せられる。
・自分の人生を変えたければ思考を変えること。未来についていだいているあなたの思考が未来の人生を想像する。つまり、思考は現実化する。

2.感情は思考の結果。愛とは最高の感情
・自分の思考を知るには自分の今の気持ち(感情)を理解する。よい思考をしているときは気分は悪くない。
・気分が悪い時は悪いものを引き寄せる周波数と同調してしまう。
・気分転換法(シークレット・シフター)のリストをつくり、感情の切り替えをコントロールすることは非常に重要である。
・愛とは、自分が放射できる最高の波動である。

3.引き寄せのプロセス
・「お願いする」⇒「信じる」⇒「受け取る」
・何が欲しいか明確化し、それをお願いする。そして、受け取ったような行動をすることで信じることが重要である。「私には余裕があり、それを買う力がある」
・お願いの仕方は完璧な状態に焦点を合わせる。○○しなければならない。。。とか、焦点をぼかさない。次の日にどうなってほしいか考える習慣をつける。
・引き寄せを体感するには、駐車場のスペースを確保するといった小さなことから始めてみる。
・寝る前に、その日起きたことを思い出し、望むものでなかったら、それを自分の望通りに再現してみる。
・ビジョンボードに理想の状態を視覚化(ビジュアライゼーション)することで引き寄せのパワーを最大化する。
・既に所有しているものには感謝をする。小さいことに感謝をする。
・人の欠点ではなく、感謝できる点に焦点を合わせる。

4.引き寄せる障害の排除
・最高の伴侶を引き寄せようとしている彼女は、相手が車を止められるスペースを空けた。外国に移り住みたいと願望していた彼女は、引っ越しの障害となるものをすべて解除した。
・引き寄せたいものと矛盾したものを排除する。
・自分自身を愛し、尊重する。自己犠牲は、犠牲を引き寄せてしまう。まずは、自分を充足させ、その後で人に分け与える。

5.プラシーボ効果
・決して効果のない薬であっても、効果があると思うと影響を与える。。。プラシーボ効果
・否定的な考えやストレスは体や脳の機能を大幅に低下させる。。。信じよ
・笑いは奇跡を起こす。

6.○○反対!は無意味
・反戦集会に参加するのではなく、平和のための集会を開け。抵抗すると、それが引き寄せられてしまう。

書籍「原稿用紙10枚を書く力」

2007年12月28日 16時39分28秒 | H19 書籍
読み易さ :★★★★★
新たな発想:文章を書く方法論を体系的に学んだことがない私には新しいかも
役立ち度 :★★
異論度  :作品として書く場合と仕事して書く場合の違いを示してほしかった
有効なフレーズ:「書く力」を身につけることで読書力がつくだけではなく、「考える力」をつけることができる。「考える」力が非常に重要

1.原稿用紙10枚書ける人は文章の書ける人。それになるためには
・自分がたくさん書けそうなテーマで練習して不安をなくす
・3つのポイントをあげて書くことが重要な技法
・起承転結の「転」から文章を考える
・他の作品の変換やアレンジを繰り返すことでオリジナリティが出る(ちょっと異論)

2.「書く」ことは構築すること
・キーワードを見つける。キーワードから3つのコンセプトをつくる。それらを結びつけて文章を構築する
・「書く」ことは、そこに如何に「意味」を込められるか。
・「書く」ことは、価値の創造だ。人に伝えたい中身があることが書く動機づけとなる。
・価値を高める、価値があるものを見つける、新たな価値を創出する、新たな気づきを共有するために「書く」
・経験知、暗黙知から絞り出す。

3.「書く力」は「考える力」を養う
・「考える力」が人生を大きく左右する。その力を養うには「書く力」を養う。
・公共的な感覚で書く。書いた人を個人的に知らない多くの人に正しく伝えることが重要である。

4.自分の「書く力」を知る
・スポーツ選手のトレーニングと同じ。どこまで書けるかチャレンジしてみる。

5.「書く」トレーニング
・一冊の作品から3つおもしろいと思った部分を抜き出し、それらをつなげて説明できるような文章を書く。但し、キーコンセプトはしっかりと整理する。
・赤:絶対に落としてはいけない重要なもの、青:できれば含めたい重要なもの、緑:自分の意見、主張として色分けしてみる
・自分の立ち位置、ポジションをしっかりと見極めて書くことで文体を整える

書籍「ほめる技術、しかる作法」

2007年12月21日 01時43分41秒 | H19 書籍
読み易さ :★★★★★
新たな発想:しかる、しかられるところが参考になりますね
役立ち度 :★★★★★
異論度  :特になし
一番のフレーズ:素直にほめるひとは器が大きい

「ほめるカルチャー」と「しかるカルチャー」の有無による4つの分類

1.なぜ、ほめることが大事か?
①こちらが好意を示すと相手も好意で返してくれる。良好な人間関係をつくるにはほめることが重要。
②ほめることで、相手への期待、何をもとめているのか、レベルに達しているのか、が共有可能。
③セルフイメージの上昇により自信を与える。ラベリング理論では、「あなたはこういう人です」というラベルを貼ると自分のことをそういう人間と思いこみ、行動するとのこと
④相手の能力を認めることは器が大きいこと。ほめるという意識を持つと人を観察する視野がひろがり、人の長所が見えるようになる

2.ほめる技術
①定番のほめ言葉を作っておく。。。冴えてるね。感心したよ。素敵。。。
②ほめるときは「アイメッセージ」(私は。。。。)をつかうと効果あり。

3.ほめられる技術
①謙遜して「いいえ」ではなく、「ありがとうございます」「嬉しい」で返す。

4.しかる作法
①しかるのではなく、主張する。
②しかるときの判断基準を明確化する。
③怒り・冷静・やさしい、の3つのモードを使い分ける。冷静に論理的にしかると反論できない。
④欠点の改善イメージをポジティブな言葉で伝える。

5.しかられる作法
①言葉を受けとめている態度を示す。
②姿勢を正す
③弁明は相手が冷静になってから。


書籍「脳が冴える15の習慣」

2007年12月14日 01時03分24秒 | H19 書籍
読み易さ :★★★★★
新たな発想:発想ではなく事実なので、ためになった
役立ち度 :★★★★★
異論度  :疑わず実行あるのみ
一番のフレーズ:社会性の乏しい人は脳が成長しない。自分が一番だめな環境に身を置くことが重要である。出会いが脳を鍛える。

脳の仕組みに関する本や脳トレーニングの本がいろいろ出回っていますが、初挑戦です。初めて接する人にもわかりやすく、かつ習慣別にテーマを切っているのでとっても読みやすいです。

1.脳の活動を安定させ、集中力・頭の回転を高める習慣
①脳は、できなくなったことがあると無意識的にその機能を避けてしまうので訓練の機会を失ってしまう。だから、定着させる為、朝起きる時間を一定にし、ウォーミングアップとして足・手・口を意識的に動かす
②試験を受けている状態(時間の制約の中で作業をこなす)を作ることで脳の基本回転数があげられる(時間の制約をなくすと何が重要か判断できない)
③睡眠時間で頭を整理する。睡眠は疲労回復だけではなく、思考の整理を進ませるために必要である。

2.前頭葉を鍛え行動力を高める習慣
①雑用などめんどくさいことを買ってでもやることが重要である。忙しい時ほど机の片付けをする
②問題解決に至るプロセスを書き出し、視覚的にとらえることで前頭葉を鍛える
③たとえば、些末な選択・判断を効率化させるルールを作っておく
④他人に評価してもらうことも大切

3.記憶力を高める習慣
①パソコンなど、常に一点を見つめていると、視覚的注意の向け方が鈍ってしまう。目のフォーカス機能を養うため、遠距離などを見る習慣をつける。
②目を動かすことで視覚的情報を取り込む。
③脳に入力された情報を処理して出力する流れを行う。報告書、ブログを書くことがその習慣をもたらす。
④人に伝えることを前提として情報を入力することが必要。

4.コミュニケーション能力を高める習慣
①メモだけで話ができるような訓練をする。箇条書きのメモで話を組み立てる。
②相手の立場にたって理解してみる。話が通じないのは相手のせいだとはしない。
③たとえ話を織り交ぜながら話そうとすると総合的に脳は鍛えられる。

5.脳を自己管理する習慣
①自分の失敗を書き出して傾向を分析する。特に、小さな失敗を書き出す。
②何のために役立つのか、、、ではなく、誰の役にたつか
③アイデアは情報の組み合わせで出てくると考える。
④交友関係を広げることも重要。
⑤社会性の乏しい人は脳が成長しない。自分が一番だめな環境に身を置くことが重要である。出会いが脳を鍛える。



書籍「プロ弁護士の思考術」

2007年12月06日 23時07分57秒 | H19 書籍
読み易さ :★★★
新たな発想:弁護士の考え方がわかる
役立ち度 :★★★
異論度  :その他の職業に応用できる部分、できない部分がある

ちょっと、長らく書き損じてまして。すみません。その間、沢山読み漁ったので、年末までに書き込みます。ごめんなさい。

弁護士の思考といっても「法律的な解釈」ではなく「ビジネスに通じる思考方法」が書いてありました。参考になる部分、しちゃいけない部分をレビューします。

1.参考になる
①具体的に考える★
・思い込みから類型化して考えると物事を機械的に判断してしまう。詳細な事実から具体的に考えるべし。。。。かなり高度だ
・根拠のない楽観は危険。疑ってかかるべし。
・手順を考えると、物事を具体的に考える癖がつく。朝にその日の予定を考えるのは脳の刺激にもなるね
②オプションを発想する★★★★★
・ひとつの正解よりも複数の選択肢が重要である。ビジネスには正解はなく、選択肢があるだけと考えよ。そして、試してみることも重要
・オプション思考では、いつ誰に対して行使するかという戦略的多様性がでる。
・目標が精神論に変わったときは危険。目標と手順(オプション)をセットで考えよ
③共感する★
・相手の意見も受け入れる度量がほしい。
・エリートもどきが世の中をだめにする。。。。。やばい。おれかな
④主体的に考える★
・自分の頭で考える。。。。うーむ。そのとおり
⑤遠くを見る★★
・ハインリッヒの法則・・・・1つの事故には300件のかすり傷がある。
・落とし所から責める・・・・シナリオライティングかな

2.これはどうかな?
①直視する
・料理された魚を死んだ魚と冷正に見る。そして、疑って見る。。。そこまでやらんでも、、というところかな。人と人のつながりでビジネスもあるので、そこは人情が入らないとうまくいくこともうまくいかない場合もあるかも
②マサカをとりこむ
・バタフライ効果・・・中国で蝶が飛ぶとニューヨークで嵐がおきる
・因果か関係をとらえることかもしれないけど、弁護士の緻密な検証まではかなわないね。
・マサカの確率は30%だとか

書籍「伝える達人」

2007年11月23日 19時05分02秒 | H19 書籍
読み易さ :★★★★★
新たな発想:Basicかな
役立ち度 :★★★
異論度  :無


リクルートでとらばーゆの編集長をされた方のプレゼンの極意集。

1.プレゼンの準備プロセス
ステップ1:お客様の何を解決するためのプレゼンか?目的ははっきりしているか?
ステップ2:目的が見えていない場合は、課題の本質をつかむためのマーケティング調査を実施
ステップ3:その結果をプレゼンし、課題を共有する
ステップ4:その上で、解決策を提案する
ステップ5:納得してもらう

2.何を望んでいるかを把握する(ステップ1)
・何を提案しようか?ではなく、何を望んでいるか?

3.マーケティングで課題を把握する(ステップ2)
・会議室でお客様と接しているだけでは見えない。現場を調査せよ
・お客様に話させるような話から入り、細かく状況を聴く(○○は評判がよろしいようですね。いつもお忙しそうですね。業績は好調のようですね。ビルはきれいですね、景色もいいですね。)⇒ツカミの鉄則10
 ①そうなんだよね、、と反応を引き出すネタを捜す
 ②パンフレットやWEBで下調べをしておく
 ③自分で使って感じた消費者感をネタにする
 ④4Kネタ(きれい、かっこいい、活気、好調)
 ⑤季節ネタ
 ⑥社員に聞いた話の引用
 ⑦その場から見えるネタを活用
 ⑧ごますりはしない、⑨下ネタはつかわない、⑩TPOをわきまえる
・お客様だけではなく、お客様のお客に目を向けよ
・本当の意思決定者をさぐる
・取材の鉄則
 ①仕事場を尋ねる
 ②喫茶店で気軽にはなす
 ③現場を見る
 ④社内掲示板をさがす
 ⑤さまざまな時間帯でMtgをセット
 ⑥お客様のお客をターゲット(消費者の目で)
 ⑦受付・守衛さんのヒアリング
 ⑧外が見える部屋
 ⑨開発、製造の現場
 ⑩社内報や社史に目を通す
・こまめにメモをとる(小さな手帳を常時携帯)

4.調査結果をプレゼンし、課題を共有する(ステップ3)
・基本的に相手は自分の話を聞く気がない人だ、、、と想定せよ
・全体の提案書から1頁を選び、その中の重要な1文を特定して、それが一番強い言葉になるように10通り考えてる
・書き方ではなく、書く内容が重要
・読めばわかる、、ではなだめ。伝える工夫を
 ①文書は書かない
 ②文字より写真や図を
 ③ぶあつい場合は別添資料に回す
 ④ページを入れて表紙と目次はしっかりと
・プレゼン中の沈黙で、気を惹きつける

5.解決策を提案する(ステップ4)
・読まなくても分かる体裁で
・事実をおりまぜる
・ロジカルコミュニケーションのとおり、伝えたい解決策の骨組で説明

6.納得してもらう(ステップ5)
・値段交渉への準備
 ①購入数を増やしてもらい値引き、②値引きは初回のみ、次回の購入を約束、③他の商品とセットで購入してもらう、④複数年契約、⑤競合他社を排除してもらう
・事実を分かってもらう

書籍「ダメならさっさとやめなさい」

2007年11月23日 19時03分26秒 | H19 書籍
読み易さ :★★★★★
新たな発想:有
役立ち度 :★★★★
異論度  :★

パーミッションマーケティングなどの著でしられるセス・ゴードン氏の柔らかいタッチの作品。キャッチーなタイトルで引かれるうえ、中身も以外と役立つ内容

世界で一番になることが如何に重要であるかを唱え、それを目指す上で壁にぶちあたりあきらめてしまうか、あるいはやめてしまい、本命に集中してぶつかっていくかのわかれ道を指南

運命の谷は這い上がれ、行きどまりは引き返せ!!!!

1.なぜ世界で一番がよい?
①人が何かを買いたい、選びたいと思うときは、まずは一番人気を探す。そのため、一番はダントツとなり、二番以下を寄せ付けない地位を築ける。
②ダントツの一番となれば他社は追いついてこようとしない。それにより、さらにダントツに
③ダントツになるには、同じ特徴のものではなれない。如何に先んじるか?如何に特徴を出すか?がポイント

2.一番を目指すにあたり、引き際の判断が重要
①運命の谷は、困難であっても挑戦する価値があるもの。その先に明るい未来が開けているかが判断のポイント
②行きどまりは、がんばっても先に何もない壁。先の見込みのない仕事で、時間を浪費させてしまう
③絶壁とは、一度はじめてしまったらなかなか後戻りできない状態。
④手を広げず、運命の谷に集中して上り詰めよ。手をつけて後戻りできないことは多いが、その決断が勝負を決める
⑤運命の谷を上り詰めるには、集中して限界まで頑張る。筋肉の強化は、軽い運動を毎日だらだらつづけるのではなく、毎回1、2分集中して負荷を与えるほうが効く

3.世界の頂点に立てない理由
①時間切れ(あきらめる)
②資金切れ
③おじけづく
④本気がでない
⑤興味や熱意がつづかない
⑥目先にとらわれる
⑦自分の才能のない分野を目指している

4.長期でとらえる
①低価格DVDレンタルのからくり
 ・ほとんど借りることなく、会費を払っている人がたくさんいるため、儲かる
 ・目先でとらえると儲ける仕組みができない。
②やめる条件を定めておく
 ・7回のセールスで高額な商品を買う顧客か、1回のセールスで低額の商品を買う客のどちらを大切にするか。
 ・もちろん、1回のセールスで意思が決まる顧客がよい

5.やめることは恥ではない
①これでいいんだ、、、という自分を説得する状況はダメ
②型にはまってしまったらやめろ
③辞める際には
 -パニックに陥っていないか
 -間違った方法、人に働きかけていないか(市場を正しく見ているか)
 -目に見える進歩はなかったか
 を自分に語りかけろ
④やめる条件を冷静な時に整理しておく


書籍「ファシリテータ-養成講座」

2007年11月17日 12時19分01秒 | H19 書籍
読み易さ :★★★★★
新たな発想:手法を体系化
役立ち度 :★★★★★
異論度  :無

ファシリテートに着目した書籍を読むのは初めてという方に超おすすめ。

1.ファシリテーターに必要な3要素
①全体像を考えさせる・・・・客観視させる
②分解して考えさせる・・・・ぼんやりした問題を詳細におとす
③異なる視点を組み合わせて考えさせる・・・・リフレーミングする

2.組織の生産性を高めるファシリテーション・・・GEの例
①ワークアウトセッション
・やる必要のない仕事のたな卸し
・作業の優先順位付け
・組織の壁を超える意識を醸成
・既成のルールや官僚主義に縛られない精神の育成
②CAP(Change Acceleration Program)
・変革の必要性を共有してコミットメントを引き出す
・ビジョンをつくり変革を実行する
・変革のメッセージを共有し、必要なリソースを供給する
・勢いを持続する

3.ファシリテーション・スキルのフレームワーク
①プロセスをデザインする
・ゴールを明確化する。。。。目的と成果物を明らかにする。スポンサーの合意はあらかじめ取っておく
・そこへ向かう最適なプロセスを設計する
②場をコントロールする
・気がねなく発言できる場を創出する
・感情的な対立を排除し、意見の対立として整理する
・空中戦から地上戦におとす
・集団思考の落とし穴をさける
 -社会的手抜き(人数が多いと、自分の責任と意識しない)
 -感情的対立
 -声高少数者の影響(声の大きな人の意見に流される)
 -集団圧力・同調行動(見えざる圧力の排除)
 -集団愚行(IQ150のひとがあつまっIQ100の答えをだしてしまう)
・信頼関係をつくる
③触発する・かみ合わせる
・示唆に富む問いかけをする
・プロセスマッピング(33のファシリテーションツールをつかう)をしてみる
④合意形成、行動の変化を誘導する
・腹落ちさせる

4.プロセスのデザイン
①集団思考の落とし穴からの離脱
・ロールプレイ、ポストイットへの記述
・休憩をとってクールダウン
・ホワイトボードで地上戦に
・グランドルールを設定
⇒オズボーンのチェックリスト
 A.アイデアを他に利用できないか
 B.他に似たアイデアはないか
 C.大きくしたらどうか(回数などを増やす)
 D.小さくしたらどうか
 E.変更したらどうか(形式や意味を変える)
 F.代用したらどうか(他のものをつかってみる)
 G.入れ替えたらどうか(順序の入れ替え、原因と結果のいれかえ)
 H.反対したらどうか(立場を変えてみる)
 I.結合したらどうか(アイデアを合わせてみる)

5.場のコントロール
①<ツール>リーダーズ・インテグレーション
・リーダーシップを引き出すために、リーダーぬきでリーダーのことを知る質問を整理し、その後リーダーが参加して回答するプロセス
②<ツール>「ジョハリの窓」理論
・自分が分かっている・分かっていない軸と他人には分かっている自分・わかっていない自分を軸にした4象限を整理
・両方分かっている「開放」領域と、両方分かっていない「未知」領域を比較し、「開放」領域を広げていくことが人・組織を成長させる
・そのためのアクションとして、1)フィードバックをうけて自分が分かっていないことを知る、2)自己開示することで、他人に分かってもらうことを増やす
③場のコントロールに必要なメンバーとの信頼感を築く
・傾聴し、理解する力を養う
・議論を整理する力を養う
・人間性(普段の行動)を磨く
・ファシリテーターとしての実績をつくる
④グラウンドルール例
・30分に1回は笑う
・思いついたらすぐ言う
・簡潔に話す。人の話をきく
・行動につながる結論をだす
・時間厳守
・他人のせいにしない
・集中する
・最後に振り返る
⑤アイスブレーク例
・紹介系
 -他己紹介
 -うそつき自己紹介
・ほぐし系
 -4コママンガ
 -タイムトライアル
・悟り系
 -砂漠生き残り大作戦
 -めかくしマスゲーム

6.かみ合わせる(クリスタルシンキング)
・クリスタルシンキングとは思考プロセスを提示できる考え方
 -目的に直結しない話題、副次的な話題を処理する
 -言いたいことをこらえる
 -地上戦を誘導する
 -リフレーミングする
・<ツール>オポチュニティマッピング・・・・ポジショニングする
 -License Revenueの構成に対するService Revenue Potential
・<ツール>フェルミ推定
 -だいたいの推定をすること。たとえば、シカゴにいるピアノ調律師は?

7.ビジョンをつくる手法
①タイムマシーン法
②ウィッシュリスト
③ウイッシュポエム
④キーワード法、チェックリスト法
⑤マンダラート
⑥マインドマップ
⑦フォースフィールドアナリシス
 -推進力と抵抗力を対立する図で示す

8.合意形成を図る
①トーマスとキルマンの5つの対応モード
・自分の考えを表現する能力と他人の考えを深く理解する能力を軸としたマトリクス
②ペイオフマトリクス
・成果の大きさとそのアクションの難しさを軸とした象限に、それぞれのアクションを各自がマップ。その結果を比較することで、近い部分の合意を図る。
③TCAS:危機管理の対応方法
・Triage:優先順位をつける
・Contain:緊急対応する
・Analyze:根本原因を究明する
・Solve:解決する

7.変革リーダーコンピテンス
①ビジョン創造
②ビジョン共有
③巻き込む
④行動変化
⑤成功体験
⑥勢いの持続

書籍「気の力」

2007年10月25日 01時23分02秒 | H19 書籍
読み易さ :★★★★★
新たな発想:最高です
役立ち度 :★★★★★
異論度  :無

以前、よくモーニングショー系のコメンテーターでTV出演していた明治大学の斉藤孝先生の著。見た目は、手鏡おとこの元野村総研のエロ解説者のあとがまかと思い、いままで敢えて手に取らなかったが、今回、斉藤先生の鋭い着目点には感銘しました。おそらく、当分はまります。

この本は、「気」という抽象的な概念の力で表現していますが、アンソニーロビンズの著で書かれていた神経プログラミング言語のラポールの関係を築くための方法などに通じるものがありました。また、日本人としての気構えといった点もうまく表現されており、このセンスをしっかりと磨きたいと心を新たにしています。

1.気のセンスが求められるわけ
・場の空気を読み、気配りをすることは自然な行為。そのため、対応を誤ると「使えないやつ」と思われ、暗黙のうちに排除されてしまう。
・場を読む力とは兆しを読みとる力。講演でも、冷めたエリアを温めないと、しだいに雰囲気が悪くなり黙殺される。
・冷めたエリアを温めるには、めかけ・声掛けが基本。特に、子供の成長においては、このめかけ・声掛けがよい効果をもたらす。(安易に怒鳴るのは、センスがない)
・場の空気を読む力は、「場の空気の感知力」と「場の流れを変える力」の二つの要素からなる。
・仕事で成功する人は、生きていく上での幸福感を深く結び付いている。

2.場の流れを読む
・空間感知力と文脈力が重要
・その場の空気をしっかりと感じ取れる空間感知力とこの場はどんな流れで何が求められているかを理解する文脈力が重要
・空間感知力は背中のセンサーを鍛えることが重要。肩甲骨を回し、揺さぶり運動をすることで身体性を身につける
・人から何かをされるのを待っているのではなくて、場を見て、さっと挨拶を交わしたり、人を紹介し合ったり、その場を少しでも生産的なものにしようと、つねに気を配っている
・この人は何をつねにこだわっている人なのか?に焦点をあてて光をあてて見ることができると、感情の本質的な部分が理解できる。これが文脈力

3.場の流れを変える
・相手の感情や文脈的な流れに沿って、すこしづつずらしていくと展開がスムーズに行く。(ラポール??)
・流れを変えようとするのではなく、まずは相手を肯定することから入る。特に、相手の話を咀嚼して前向きな工程コメントができるとさらによい
・変な流れを断ち切ることで場の流れを変える。確信犯で文脈を切り、先の話に進めてしまう。
・間合の呼吸により場の流れを変える。
・間合いを感じるコツは、受動と能動を逆転させる。受け身で会議にでるのではなく、積極的に会議で発言するように試みる。
・場の流れを変えるためには、その流れに対して責任を持ち、この場を有意義にするためにはどのように時間を仕切るか?という考え方が重要である。
・自分の視点を別の視点に移すことで場の風景の二重化が図れる。

4.気の理解を含める
・自分の気のエネルギーを引き出してくれるものは何か?
・習慣化することで気をもたらす



書籍「どんな人とも10秒でうちとけて話せる本」

2007年10月23日 00時30分32秒 | H19 書籍
読み易さ :★★★★★
新たな発想:少々有(NLPや傾聴の発想が含まれている)
役立ち度 :★★★★★
異論度  :無

1.人と話すことの本質
・自分の人生に大きな影響を与えてくれる可能性を秘めている。そのチャンスを逃す手はない
・自分から話しかけよう

2.どきどきせずに話しかけるには
・形から変えていこう。背筋をのばし、どうどうと
・腹式呼吸で緊張をほぐす。。。背筋をピンと伸ばしアゴを引いて肩の力を抜き、鼻からゆっくり息を吸い込む。そしてお腹いっぱいになるまで2-3秒息をとめる。そして口をすぼめて力強く静かに長くはく
・知っているひと、気ごころがしれているひと、、、、そんな人はドキドキしない。。。相手を思う気持ちに暗示をかけることで気持ちが楽になる⇒プラスの思考が重要
・ドキドキしないためには
 ①プラスの暗示をかける
 ②会話のための準備をする
 ③経験を積んで自信を養う

3.好印象を与える話し方
・敬語を正しく使う
・話は簡潔に
・要点を整理して
・主語と述語は距離を近づける
・短いセンテンスで
・就職後は少なく
・わかりやすい表現で
⇒基本ははきはき話す
⇒滑舌をよく話すには、発声トレーニングを
⇒笑顔を忘れずに
⇒清潔感のある身だしなみ
⇒立ち居振る舞いも

4.話しかけ方
・新しいことを学ぶつもりで尋ねる
⇒いい材料をあつめておこう
⇒材料はメモをとっておく
⇒よく観察する
⇒好奇心・問題意識をもって分析
⇒自分の意見を持つ
・得意な話題を持っておく
⇒仕事、趣味、スポーツ、政治・経済、社会問題
・タイミングよく
⇒ほめられた前後、しかられた前後
⇒時間帯
⇒場所

5.最初のひとこと
・ほめる
・相手中心・・・・相手が知ってもらいたい事を聴く
・質問形
・相手の名前を繰り返す

6.会話を長く続けるには
・相手に多く話してもらう
・よく聴いてあげる

書籍「なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか?」

2007年10月09日 14時39分05秒 | H19 書籍
読み易さ :★★★★★
新たな発想:少々有
役立ち度 :★★★
異論度  :無

問題解決を「時系列変化パターングラフ」と「ループ図」を用いたシステム思考により行う方法論を展開。私自身の専門がシステム工学なので温故知新のような気持ちになりました。厚さのわりには読みやすいので是非、日頃のビジネス上の疑問解決を求めるあなたにはお勧め!

1.物事の本質の構造を見極め、構造に働きかけることで問題解決を図れ
・複雑性には2種類ある。種類による複雑性とダイナミックな複雑性
・種類による複雑性には、ロジカルシンキングによりパターン認識を行うことで対応が可能
・しかし、ダイナミックな複雑性には時間の変化と構造を把握して、その構造に働きかけないと問題解決しない。本書は、そのダイナミックな複雑性にFocus
・今後の世の中では、新しいものを生み出す力を求められている。このダイナミックな複雑性への対応は、まさにその部類に入る重要なテクニック!

2.システム思考とは
・我々は、目の前に起こっている出来事のみに着目し、その周辺に解決策を求めてしまっている。しかし、その裏には根本的な構造的問題を抱えている例が多い。
・その裏に隠されている問題を体系的な構造としてとらえ、それにインパクトを与える考え方がシステム思考である。

3.時系列変化パターングラフとは
・時間軸を横にとり、対象とする要素を縦軸とし、これまでの現状を描くとともに、今後、どのようにしていきたいか?を描いてみる。特に、将来については、このまま何もしなかった場合の悲観論も合わせて描くことが重要
・あるべき姿になるためには何をすべきか?特に、チームとしての目的を共有する場合には共通の認識を共有する上で最適なツールである

4.ループ図とは
・状態の遷移を表すもの。ある事象からある事象を生むことを→でつなげ、→の先の事象に対するPositive ImpactかNegative Impactかを明記する
・いくつかのパターンがあり、自己強化型のループは、今の状態から抜け出すためのPositiveアクションの結果、成果があらわれ、その成果が次のレベルを目指すためのモチベーションとなるループとなる。
・バランスループとは、成果が表れるが、その一方でマイナスの要素を生み出すながれができるため、そのバランスをとるループである。たとえば、Mobilityの向上によるメリットの反対に環境問題や事故問題が発生する。マイナスループは、逆方向のループをたどることから、自己強化型とのバランスが求められる。

5.ループ図の作成には原型を参考に
・成長は頭打ちになる。。。。。これは、自己強化型のループに対して、バランス型のループが機能すると、急激な成長はマイナスインパクトを誘発するため、成長が途絶えることを示す。つまり、急速な成長ではなく、しっかりと成長の基盤を強化したのちに次のステージにStepUpするように考えることが重要である。
・急がばまわれ。。。。。目の前の解決策を講じると、長期で見た場合にマイナスに転じるという教訓。短期の策の場合には、目先の問題を解決するが、長期で見ると、その講じた期間に腐食がすすみ取り返しがつかない場合があるということ
・じわじわの恐怖。。。。。ゆでがえる理論のように、腐食が徐々に浸透し、取り返しがつかなくなるといくこと。これは、目標のセットが妥当でない場合が多い。たとえば、目標を安易に下げてしまうことで目先の危機が救えたとしても、それを繰り返すことで、目標達成が困難になるケースがでてくる。
・強者はさらに強者となる。。。。「だめならさっさとやめなさい」(http://blog.goo.ne.jp/decky_2007/e/c390bbf67a917a74337779be57673d10)にもあったように、1番をとるとそこに需要が集中し、強者はさらに強者になる。その地位を確保した場合はいいが、そうでない場合は、ユーザに対する機会均等のアクションをとるべき。居酒屋での大声もそれに通じる

6.ループ図をどうつかうか?
・レバレッジポイントを見つけよ。ループ図の構造に対して、効果が発生するぽんとを見つけ、そこへのアクションを集中させる
・これは、NYの改善に徹したジュリアー二市長のWinodws Broken Theoryに通じる。目先の効果ではなく、しっかりと長期的に効果を発揮するポイントをさがし、そこに徹底的にリソースを投入する。ニューヨークの汚い地下鉄をきれいにすることで、治安の維持に成功したことが良い事例である。
・レバレッジポイントはどこにある?
 ①数値をさだめてみる
 ②フローとストックを分析してみる
 ③構造を可視化する
 ④ルールやインセンティブを設定する
 ⑤目的を自問する
 ⑥前提となっている社会通念や常識などのパラダイムをシフトさせる

7.システム思考をみにつける
・自分を責めない。構造が問題と決めつける。その構造を理解し、改善する。できなかったことを反省しない
・長蛇の列は短いからいいのではない。処理量、列の特性を見極めよ
・全体像でとらえないと、簡単な抜け道、裏ワザがみつけだせない
・あつまらない集団は、その集団の魅力がつたわっていないのと、自分自身が魅力にきづいていない。。。集団にすぐ状況を聴くといったアクションが必要である
・すべての問題解決には時間軸がある。それを意識しないとよくなる前により悪くなってしまう
・聴くことが基本。自らの前提(認知の枠組み)を排除すべし

8.7カ条
①人や状況を責めない、自分を責めない
②できごとではなく、パターンを認識する
③望ましいパターンとのギャップを認識する
④パターンを引き起こしている構造をループ図で示す
⑤目の前の現象のみではなく、全体像をとらえる
⑥全体像のループのレバレッジポイントを捜す
⑦システムの力を十分に利用する