読み易さ :★★★★★
新たな発想:最高です
役立ち度 :★★★★★
異論度 :無
以前、よくモーニングショー系のコメンテーターでTV出演していた明治大学の斉藤孝先生の著。見た目は、手鏡おとこの元野村総研のエロ解説者のあとがまかと思い、いままで敢えて手に取らなかったが、今回、斉藤先生の鋭い着目点には感銘しました。おそらく、当分はまります。
この本は、「気」という抽象的な概念の力で表現していますが、アンソニーロビンズの著で書かれていた神経プログラミング言語のラポールの関係を築くための方法などに通じるものがありました。また、日本人としての気構えといった点もうまく表現されており、このセンスをしっかりと磨きたいと心を新たにしています。
1.気のセンスが求められるわけ
・場の空気を読み、気配りをすることは自然な行為。そのため、対応を誤ると「使えないやつ」と思われ、暗黙のうちに排除されてしまう。
・場を読む力とは兆しを読みとる力。講演でも、冷めたエリアを温めないと、しだいに雰囲気が悪くなり黙殺される。
・冷めたエリアを温めるには、めかけ・声掛けが基本。特に、子供の成長においては、このめかけ・声掛けがよい効果をもたらす。(安易に怒鳴るのは、センスがない)
・場の空気を読む力は、「場の空気の感知力」と「場の流れを変える力」の二つの要素からなる。
・仕事で成功する人は、生きていく上での幸福感を深く結び付いている。
2.場の流れを読む
・空間感知力と文脈力が重要
・その場の空気をしっかりと感じ取れる空間感知力とこの場はどんな流れで何が求められているかを理解する文脈力が重要
・空間感知力は背中のセンサーを鍛えることが重要。肩甲骨を回し、揺さぶり運動をすることで身体性を身につける
・人から何かをされるのを待っているのではなくて、場を見て、さっと挨拶を交わしたり、人を紹介し合ったり、その場を少しでも生産的なものにしようと、つねに気を配っている
・この人は何をつねにこだわっている人なのか?に焦点をあてて光をあてて見ることができると、感情の本質的な部分が理解できる。これが文脈力
3.場の流れを変える
・相手の感情や文脈的な流れに沿って、すこしづつずらしていくと展開がスムーズに行く。(ラポール??)
・流れを変えようとするのではなく、まずは相手を肯定することから入る。特に、相手の話を咀嚼して前向きな工程コメントができるとさらによい
・変な流れを断ち切ることで場の流れを変える。確信犯で文脈を切り、先の話に進めてしまう。
・間合の呼吸により場の流れを変える。
・間合いを感じるコツは、受動と能動を逆転させる。受け身で会議にでるのではなく、積極的に会議で発言するように試みる。
・場の流れを変えるためには、その流れに対して責任を持ち、この場を有意義にするためにはどのように時間を仕切るか?という考え方が重要である。
・自分の視点を別の視点に移すことで場の風景の二重化が図れる。
4.気の理解を含める
・自分の気のエネルギーを引き出してくれるものは何か?
・習慣化することで気をもたらす
新たな発想:最高です
役立ち度 :★★★★★
異論度 :無
以前、よくモーニングショー系のコメンテーターでTV出演していた明治大学の斉藤孝先生の著。見た目は、手鏡おとこの元野村総研のエロ解説者のあとがまかと思い、いままで敢えて手に取らなかったが、今回、斉藤先生の鋭い着目点には感銘しました。おそらく、当分はまります。
この本は、「気」という抽象的な概念の力で表現していますが、アンソニーロビンズの著で書かれていた神経プログラミング言語のラポールの関係を築くための方法などに通じるものがありました。また、日本人としての気構えといった点もうまく表現されており、このセンスをしっかりと磨きたいと心を新たにしています。
1.気のセンスが求められるわけ
・場の空気を読み、気配りをすることは自然な行為。そのため、対応を誤ると「使えないやつ」と思われ、暗黙のうちに排除されてしまう。
・場を読む力とは兆しを読みとる力。講演でも、冷めたエリアを温めないと、しだいに雰囲気が悪くなり黙殺される。
・冷めたエリアを温めるには、めかけ・声掛けが基本。特に、子供の成長においては、このめかけ・声掛けがよい効果をもたらす。(安易に怒鳴るのは、センスがない)
・場の空気を読む力は、「場の空気の感知力」と「場の流れを変える力」の二つの要素からなる。
・仕事で成功する人は、生きていく上での幸福感を深く結び付いている。
2.場の流れを読む
・空間感知力と文脈力が重要
・その場の空気をしっかりと感じ取れる空間感知力とこの場はどんな流れで何が求められているかを理解する文脈力が重要
・空間感知力は背中のセンサーを鍛えることが重要。肩甲骨を回し、揺さぶり運動をすることで身体性を身につける
・人から何かをされるのを待っているのではなくて、場を見て、さっと挨拶を交わしたり、人を紹介し合ったり、その場を少しでも生産的なものにしようと、つねに気を配っている
・この人は何をつねにこだわっている人なのか?に焦点をあてて光をあてて見ることができると、感情の本質的な部分が理解できる。これが文脈力
3.場の流れを変える
・相手の感情や文脈的な流れに沿って、すこしづつずらしていくと展開がスムーズに行く。(ラポール??)
・流れを変えようとするのではなく、まずは相手を肯定することから入る。特に、相手の話を咀嚼して前向きな工程コメントができるとさらによい
・変な流れを断ち切ることで場の流れを変える。確信犯で文脈を切り、先の話に進めてしまう。
・間合の呼吸により場の流れを変える。
・間合いを感じるコツは、受動と能動を逆転させる。受け身で会議にでるのではなく、積極的に会議で発言するように試みる。
・場の流れを変えるためには、その流れに対して責任を持ち、この場を有意義にするためにはどのように時間を仕切るか?という考え方が重要である。
・自分の視点を別の視点に移すことで場の風景の二重化が図れる。
4.気の理解を含める
・自分の気のエネルギーを引き出してくれるものは何か?
・習慣化することで気をもたらす