ressentiment

暗い愚痴をたらたら綴ります。
掃き溜めなのできれいな話はありません。

青筋

2006-06-13 01:43:42 | Weblog
きっと今日の私はこんな顔をしていたんだろう。
ただでさえ不細工な顔をますます歪ませて
こめかみには血管を浮かべて

あの人は今日も一緒に遅刻して来た。
申し訳程度の時間差をつけたってバレバレなんですが。
何回も言いたくないから黙ってるけど
本当いい加減にしてくれない?
一瞬改善されてもすぐ戻るなんて
なんでそんな学習能力ないのさ。
馬鹿じゃない?

でもこんなに気にしてるのは自分だけだと思うから
口うるさく言うわけにもいかない。

我慢して練習しようと思ったら
周囲の雑談が止まらない。

うるさい。
練習しろよ。
向こうの部屋では合奏してんだよ。
バイト先の話なんて今しなくてもいい。

頼むからそのホールの話はやめて。
お願いだから。

ああ イライラする。
くやしい。
私がもっと大人だったら
いちいち小さなこと気にしないのに。
苛ついても笑顔で接せれるのに。
優しく諭して練習に持っていけるのに。
そうでなきゃいけないのに。
くやしい。
なんで私はこんなにだめなんだ。


一人黙々と練習。
でも我慢できなくて
トイレに駆け込んで泣いた。
うずくまって膝に額を乗せると
こめかみが どくどくと波打った。


健やかなるときも
病めるときも
浮き出た血管は全身を駆け巡って心臓に戻り
私の生命を維持する。


まったく
余計なことを。


ああ 咳が止まらない。
このまま死なないかな。