みかんのかわ Blog Ver.

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photosynthesis

2008-02-26 14:22:14 | Flower news
今発売されている「Newton ニュートン」の特集は

光合成(photosynthesis)。

先日の水あげのことともあって、買って読んでみた。

ニュートンは専門用語が飛び交う科学雑誌だが、
図解や写真で、科学が苦手な人でもわかりやすく記載して
あるのが特徴。

私自身科学は大の苦手ながら、この雑誌の特集記事は別。

今回も光合成の謎を現代の最先端科学で解き明かしている。

誰もが学生時代に勉強した葉緑体やクロロフィルが、どういう
ものかがわかってくる。

読んでわかるのが、水が大きな働きをしていること。

分解された水素イオンや、吸収された二酸化炭素がブドウ糖を
経てどのようにデンプンが合成されるかがわかる。

また、このことがナノレベルでおこなわれていることに驚か
されるはず。

雑誌内で記載されていることは、あくまでも根付きの植物での
話だが、特集を見てると切花がどういう形で生きているのか
が不思議になってくる。

図式によれば、葉が付いていて活動していることを前提に考えれば、
太陽光、水、二酸化炭素、そしてリンがあればブドウ糖は形成できる。

フラワーフード(栄養剤)のようなブドウを中心としたものは、
基本的に人間の「ウイダーインゼリー」のようなもので、
胃等で分解されてうまれるアミノ酸等をそのまま取り入れることで、
体内への吸収性のアップや、体力温存、足りないものを補うという
効果があり、植物の成長に素早く効果があるのかもしれないが、

太陽光というものを上手く栄養を作る方向での活路を見いだせれば
切花の花は栄養剤が無くても、綺麗に花を咲かせることが
出来るのかもしれない(理論上ではね)。

本来根で濾過され通されないバクテリアが、導管を通ることは
水を綺麗に保つことでしか防げないし、

実際の問題として太陽光を浴びた切花は水落ちをおこし枯れる。
もちろん熱による蒸散に吸い上げが伴わないし、

記事にも書かれているが、植物に当たる太陽光を100としたとき
光合成に使われるのは 1に過ぎない。

もし切花が光合成をしてるとしても、葉が二、三枚では開花に
必要な栄養分を作り出せるとは思えない。

茎や葉に残されているブドウ糖が、切り口が流れ出すことを
考えれば、補うというのも理解出来る。

(もちろん植物によって異なるが、切られる前に蓄えられたブドウ糖で
充分開花する花もある)

切花というものを中心に科学的に「植物」が語られた記事を見る
ことはほぼないが、植物というものが内部でどういうふうに
生きているかを考えた上で、いろいろ考えてみるのは面白いかな(?)
とも思う。

環境問題とも密接だけに、光合成を一度考えるにはぜひ読んで
頂きたい雑誌だ。





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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ダイスケ)
2008-02-26 16:29:04
切り花で、日が当たっているところにおいておいたほうがきれいに咲いた、という経験はありますよ。

私は、光合成したんだーと解釈しました。
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Unknown (deblwinkel)
2008-02-26 17:16:38
ダイスケ君へ
素晴らしい経験ですね~。私はそういう経験が少ないのです。
枝物のようなものは非常に成長しますけどね。

切花がもしそういうことが可能だった場合、窓ガラス付近の
太陽光が当たる環境に飾るのはNGと言っていたのが、間違いに
なる可能性があります。

どのぐらいの温度やどのぐらいのルクスでどう変化するのか
はわかりませんが、実験する価値がありそうです。

貴重なお答え有難うございます!

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ワロたけど気持ちいかったw (イカリングぷれい)
2008-03-05 17:25:07
イカリングにロー○。ン付けてシゴかれるなんて初めての経験をしてしまったw
http://own.18erosta.net/doll/dgmMdBGZ.html
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