東京産のバラ！

写真は、前回の記事でも触れた東京産のバラこと

「青木農園」さんのバラ。

もと仲卸のバラ担当だった方が、実家に戻り
なんと２３区内で育てているというから驚きです。

最初、東京でバラが育てられ、出来ることすら
結構ビックリなのに、茎のつまったしっかりした

高芯剣弁のバラを中心に多品種を出荷されている
ことに、常識を覆させられる思いでした。

花らしい花は、
大島産の山百合、ガーベラ（赤のみ）しか決まらず

もともと東京産のイベントをやると聞いて
青木農園さんのバラが頭にあったから、やれるという
気持ちもあったのですが、
ちょうどその前の市場分で出荷終了
と聞いて、バラが来なかったら完全OUTだなと
結構覚悟しながら、返事待っていました（笑）。

お願いは赤と黄色のバラ、合わせて５０本ぐらいでしたが
協賛にこたえてくれるばかりか、様々な品種を切って
下さり

本番前日、市場で見たときは、まさに救世主。

一瞬に問題が解決して、「よし」と自信に変わりました。

活け手なんて花がなければ、タダの人です（笑）。

東京とくにもう夏という環境で、花を集めるということは
とても大変なことですが、

大島のような地域が、東京であるというのも利点のひとつ
だし、海外から見れば広大な大都市で高層ビルイメージの
東京から、野菜だけでなく、花が育てられているというのは
驚きだと思うのです。

様々な地域の土地や人で育てられるものがかわるように
東京でも、東京でしか生まれない何かがあるはずだと
思い、意地を通してこだわりました。

それには、青木農園をはじめ、様々な花、葉もの
生産者の方をはじめ、苗生産者の皆様が、東京という
中で頑張られていることが、すべてあり、

それが無ければ不可能なことだけに
ゲストの方々だけでなく、都知事にも、関係者にも
知って頂きたいというのが、私の心にありました。

私の力では、実際伝わったかどうかはわかりませんが
植物は多くを語ってくれたと思います。

東京産の力。
信じて良かったと思っています。