みかんのかわ Blog Ver.

某仲卸の最先端花情報メールマガジンの連載企画がブログにバージョンアップ(?)。
スポーツネタを中心に花仕事を掲載!

花よりも植樹。

2009-03-06 10:16:51 | Private news
昨日、あるラジオ局の放送で教授こと、

世界のRYUICHI SAKAMOTO がこういうふうに
お話しされていました。

「今度のチケットには、自動的にカーボンオフセット
されるように仕組みが組まれている」。

環境のことを意識される教授が以前から
様々な形で、CO2削減の徹底を活動の中に
取り入れているのは有名な話。

そのあと、「お花を頂くことが多い。華やかで、
もちろん嬉しいのだが、あれはゴミになってしまう。
燃やすということは、二酸化炭素を増やすことに
なるので、お花の代わりにその代金分の植樹を
お願いしている」と語った。

現在、東京の様々な場所、イベントによっても
ことなるが、お祝いの花を断るところも増えて来て
いる気がする。

まずは、会場側だが、引き取りに来ない花屋さんも
多く、片付けが問題になっている。

企業ゴミはすべてが有料になるが、
とくにパイプスタンドは粗大ゴミ。
負担が大きすぎる。

近年、ある団体が回収し、安値でリサイクル販売を
おこなっているようだが、大きい会場が中心に
なっていると思われる。

かなり昔のことだが、映画監督の北野武さんへ
スタンドをお届けしたことがあるが、当日引き取りに
伺えないことを説明したら、後日、赤坂の事務所へ
とりに来てもらえますか?と優しく言われた
ことがあった。

取りに来られない場合は会場にご迷惑をおかけする
ことが出来ないので、責任をもって片付けさせて
頂きますと言われ、「花を頂けるという行為」を
とても大事にされているのだなと感じた。

話は戻るが、会場にとっても、教授のような意見は
とても有り難いものだし、断る理由としては
的確で、時代にあったものだと考える。

武さんも教授の意見も正しい。

植物における光合成によるCO2吸収量は、長くみると
プラマイ0と言われるし、蓄積による効果も、
土に帰ると同時に微生物に分解される同時に、放出
されるというが、だからといって花を燃やすことで
生まれる二酸化炭素の増加にはかえられない
とも思う。

花をより扱ってもらうように、様々なCM等の広告宣伝や
アピールも大事ではあるが、ネガティブな要素は
出来るだけ減らさないと、筋が通らず前に進まない。

会場への花を増やす為には、管理から撤去まで
おこない、負担を減らしたり、それをコンポスト等で
堆肥化、そして生産側への配布(残留農薬等も改善)や
逆に熱源を活用等。

地域の人材へ仕事を与えるだけでなく、花屋の負担も
減らすことにもなるかもしれない。

吸水性スポンジについては、様々な問題があるとは
思うが、「燃やす」ではない方法をみつけるか、
燃やすことで何か逆にメリットを生み出さないと
いけない。

景気が悪くて、環境どころじゃなくなった企業だけど
花業界の活性を考えるならば、どちらが先という
議論にもなりそうだが、ネガティブ部分のフォローの
システムづくりを作らないと、難しいのでは?

って、ラジオ聞きながら思う私なのでした(笑)。




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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (くじら)
2009-03-07 21:59:17
江戸時代 花ってどんなものだったのだろう

花屋さんって あったんですか?

もうすぐ桜が咲きますね 昔も今も 花を楽しむという事は 同じで 花向けの言葉 という言葉も残っていますから 花はやはり 華であってほしいですね

お元気ですか またご連絡いたします。
Unknown (deblwinkel)
2009-03-11 14:12:13
くじらさんへ

江戸時代、勉強不足でわからないのですが、
トレンドというか、町民の流行っていた粋な趣味だった
のかなと思ったりします。

切花という感じの花屋はどうかわかりませんが
園芸店てきな、鉢物や盆栽を扱う人達は居たでしょう。

庭師もつながっていたのではって気がします。

花粉症がヒドく、ボロボロな私です(笑)。
確定申告を終わらせてからブログに戻って来ようと
思っています。

しばしお待ち下さい。

プリザ、販売開始。おめでとうございます!!!