2018年の12月に行われた世界大会。
ある選手の写真。
−270クラス(※)で優勝し、試合場を後にするロシア人。
彼は勝ったのになぜ泣いているのでしょう?
試合でどこか怪我でもしたのでしょうか。
違いますね。
きっと、嬉しくて泣いているのです。
泣くということは、それだけ想いが強いということ。
この世界大会に懸けて来たということではないでしょうか。
この大会では、大人の男性の試合は、トーナメント方式でした。
つまり、一回負けたらそれで終わり。二試合目は、ない。
たくさん稽古を積んで、長時間かけて日本に来ても、わずか3分の試合で明暗が分かれる。
彼は勝ち進んで、四試合も行った。
日本とロシアは、直線距離で3,600kmもあり、彼らがロシアのモスクワ空港から直行便で来たのだとしたら、成田空港(千葉県)まで9時間〜10時間もかかるらしい。
試合の数日前に来日して、どこかで泊まったとしても、そこからまた試合会場のある愛知県名古屋市まで来たというのか。
遠すぎる…。
もちろん、ロシアだけに限らず、ほとんどの国の選手が長時間かけて日本に来たのでしょう。
ロシア人って、怖いイメージがあったけど、この選手を見てちょっと印象が変わった。
この後もしばらく泣いてたし。
世界大会は四年に一回しかないから、次に行われるのは2022年の年末くらいかな。
意外にそう遠くないですね。
以上、太田でした。押忍!
(※)身長+体重が270以下ということ。
彼の場合は、身長185cm+体重84.9kg=体力指数269.9
リミットギリギリだ!
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