内閣府が8日発表した1月の景気ウオッチャー調査によると、タクシー運転手や小売店主などに聞いた「街角景気」の現状を3か月前と比べた判断指数(DI)は、前月比0・8ポイント低い44・3となり、3か月ぶりに低下した。
基調判断は「このところ持ち直しの動きがみられる」と、前月の判断を据え置いた。
「初売りは比較的天候に恵まれ順調だったが、中下旬は大雪のため来客数が大幅に減少した」(北陸の衣料品専門店)と、悪天候の影響を挙げる声が多かった。
一方、2~3か月先の先行き判断指数は、同3・3ポイント高い47・2となり、3か月連続で上昇した。3月末のエコポイント制度終了前の駆け込み需要に期待する声が上がった一方、小麦や重油など資源価格の高騰を懸念する声もみられた。
(2011年2月9日
読売新聞)
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