顧問をしていた柔道部の女子部員２人の体を触ったとして、強制わいせつ罪に問われた愛知県弥富市の私立弥富高校（現・愛知黎明高校）元教諭の東内(ひがしうち)伸浩被告（４５）に、名古屋地裁は９日、懲役２年２月、執行猶予３年（求刑・懲役４年）の判決を言い渡した。
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天野登喜治裁判長は「指導者の立場を利用した悪質な犯行」と述べた。
判決によると、東内被告は２０１０年１１～１２月、弥富市内で女子部員の体を触り、１１年２月にも三重県亀山市内で別の女子部員の体を触った。被告側は公判で、「悪ふざけだった」と主張したが、天野裁判長は、東内被告が普段の練習で部員らに暴力を振るっていたとし、「被害者が強く抵抗できず、暴行に当たる」などとして強制わいせつ罪が成立すると判断した。一方、前科前歴がないことなどから執行猶予とした。
東内被告は０２年４月に弥富高校に採用され、事件発覚後の１１年２月に依願退職した。愛知黎明高校の井上毅校長は「誠に申し訳ありません。再発防止に努めたい」とコメントした。
（2013年9月9日22時44分
読売新聞）
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