≪迷いやあきらめ吹き飛ばす何かを探す≫
外国を巡り歩いた青春時代も今は昔。
遊園地でカエルの着ぐるみをかぶり、苦手な子供を相手に愛嬌(あいきょう)を振りまく日々を送っていた芹沢晃の前に、自分を「父ちゃん」と呼ぶ少年が現れた。
無関係とは言い切れない少年をひとまず受け入れた晃だったが、これがきっかけになり自分の仕事、自分の未来を見つめ直すようになる。
今は惰性でやっている着ぐるみの仕事でも、心の奥に子供に喜ばれたいという気持ちがあったから始めたし、続けていられる。
年を重ねて浮かび始めた迷いやあきらめを、吹き飛ばすなにかを見つけようと思わせる物語。
作者は峰月皓(ほうづき・こう)。
アスキー・メディアワークス、578円。
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