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音楽と船の日記

地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団

2020年06月26日 | 読書

2018年に発行されたノンフィクション作家森さんの「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」を読みました。

 

 

自分は「積水ハウスが地面師に55億円以上を騙し取られた」というニュースに興味がありました。

読んだ感想は出てくる登場人物は皆さん一癖も二癖もある人たちです、

地面師対プロのデベロッパーや不動産業者の戦いに見えます。

公文書が簡単に偽造できるのはテレビドラマや映画の世界ではなく、現実に行われていることに恐ろしさを覚えます。

彼ら弁護士、司法書士、不動産業者、デベロッパーであったが、闇の世界に足を入れて行きます。

その道のプロなのでどのようにして犯罪の立証出来ないよう仕組んでいくのか、

そのノウハウは高度であります、なぜそんなに優秀なのにこんなことをして行くのかは不明です。

こんなに高額のお金がどのように流れていくまでは詳細には書かれていません。

やはり金の流れを解明しないとこの人たちは暗躍していくのでしょう。

一つ気になったのは第三章「新橋白骨死体地主の謎」です、この土地はNTT都市開発が騙されるのですが、

どうしてNTT都市開発が購入しようとしたのかです。

NTTグループは首都圏に沢山の土地を所有していて、

不要な土地は売却するかNTT都市開発が新規のビル開発にするか進めていますが、

この新橋の小さな土地を購入しようと不思議です。

そういえばNTT都市開発の知人と最後に飲んだのは新橋駅付近の居酒屋でした。


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