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音楽と船の日記

モダン・タンゴ五重奏団 with 北村聡 ピアソラ・タンゴ・ナイト 2019

2019年12月20日 | ライブ

モダン・タンゴ五重奏団 with 北村聡 ピアソラ・タンゴ・ナイト 2019



初めてのピアソラ・タンゴを聞きに行きました、
きっかけは今年のライブで北村さんのバンドネオンをお聞きして意識するようになり、
何時かは聞いてみたいと思っていました。
このメンバーで十何年かも演奏活動をされているとのことで、
ピアノは渋谷次ですが、今回は鳥岡さんに変わられたとのことで、
鳥岡さんはピアソラが大好きで今まではお客様側でしたが、
今回は一緒に演奏できて光栄ですと言われていました。
演奏は楽譜を基にアドリブはなく最初はクラシック要素が沢山入っていますが、
途中で転調してタンゴが入ってきます。
大変聞いていて心地よいリズムと一瞬で変わるダイナリズムとの取り合わせが
ピアソラ・タンゴの特徴かもしれません。
この辺はピアソラがフランスで留学して勉強したことが影響しているかと思いました。
途中のMCで北村さんがアルゼンチンタンゴとピアソラについて解説されており分かりやすかった、
アルゼンチンは多種民族国家で、ヨーロッパから移民が多数をしめていて、
タンゴが発生した経緯について最初はギター・フルート・ヴァイオリンという編成であり、
人々がひたすら歌い踊り生活の憂さを忘れようとするものだったが、
バンドネオンのタンゴは人生や恋の苦しみを吐露して悲しみをつのらせたり慰めを求めるものになった。
バンドネオンは長いあいだタンゴの伴奏楽器であったが、
バンドネオン奏者で作曲家でもあったアストル・ピアソラはダンスから独立した
純粋器楽としてのバンドネオンの可能性を追求したことにより
今日のピアソラ・タンゴが受け継がれています。 
バンドネオンはドイツの楽器とのことでした。
そしてドラムレスが基本でパーカッションも入れていないことが
アルゼンチンタンゴの特徴とのことでした。
鳥岡さんがピアノを叩いてリズムを取られていていましたが、
JAZZ的に傾けるのであれば、ドラムは必要かなとも思いました。
それと演奏が終わって時にJAZZですと掛け声とかが出るのですが、
お客さんは大人しく拍手だけでちょっと場違いな感じがしました。

北村聡(バンドネオン)鳥岡香里(p.f.)
徳原正法(Cb)徳武正和(Gt)鄭英徳(Vn)







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