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音楽と船の日記

ことばは国家を超える─日本語、ウラル・アルタイ語、ツラン主義

2021年09月22日 | 読書

アメリカに住んでいる妹から

一橋大学名誉教授田中氏が出版された「ことばは国家を超える─日本語、ウラル・アルタイ語、ツラン主義」を送ってくれとのことで、

購読して自分も読みました。

しかし、この方面についての知識のない自分には読んでも理解できませんでした。

ウィキペディアでウラル・アルタイ語について記述を読むと

「ウラル・アルタイ語族という分類自体が無いとする考えが支持されている。」書かれており、

田中氏の論説も一つの考え方であるとは思いました。

ウラル語族、アルタイ諸語の分布

しかし、本の中で故金大中韓国大統領が日本の国会で、

「韓・日 両国はウラル・アルタイ系統の語源を用いており、仏教・儒教の文化も共有しています」

演説したとのことで、知りませんでした。

今の日韓関係を改善するには金大中のような人が必要なのかもしれません。

一番受けたのは

「アルタイ語にはラ行はじまる単語はない」の項目で、

「令和」という新しい元号が発表されたことに筆者は批判しておられ、

ロバート・キャンベル氏が「レイワ」は外国人が発音するには問題ないが、

日本人にはどうでしょうかと話されていたことに共感されていました。

それと、ことばと文字についての関連性についても知りたくなりました、

著者は、『漢字が日本語をほろぼす』という本も書かれています。

世の中には自分が知らない研究者が沢山いることを認識しました。


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