今月号の特集は30FFMと世界の新型フリゲイトです。
昨年11月に30FFMが進水しました、三菱と三井が造船していますが、
1番艦は三菱で2番艦は三井でしたが、2番艦が先に進水しました。
最近の三菱は飛行機の事もあり、首脳陣に何か問題があるのですかね、
30FFM とは3900トン型護衛艦で、海上自衛隊の護衛艦の艦級。
従来の護衛艦とは一線を画したコンパクトかつ多機能な艦艇とされており、
艦種記号も、フリゲイトを表す「FF」に多目的と機雷の頭文字の「M」を合わせた「FFM」という新しいものが採用されました。
本艦についてはこれまでもいろいろと本書で書かれています。
当然、世界の新型フリゲイトも同様のコンセプトで建造されていますが、
コンセプトの内容が違うので造られる艦船も違いがあります。
共通点はステルス、電気推進、多機能レーダ、対地攻撃ミサイル、無人ビィークル、共通ネットワークが必須となっています。
日本の30FFMは対機雷機能が備わります。
アメリカ/コンステレーション級はイージス艦の簡易版。
イギリス/26型は全世界戦闘艦ですが、建造費高騰がネック。
スペイン/F-110型はミニ・イージス艦、建造費高騰がネック。
ロシア/アドミラル・ゴルシコフ級は極超高速巡航ミサイル3M22ジルコン。
中国/054A改型は054Aの速力アップ、イージスシステム変更、対潜強化。
上記の書いた世界の新型フリゲイトについても基本的な事は書いてあるのですが、
搭載した兵器等についてどの様に運用しているのか、スペックどおりに機能しているのか不明な点が多いお思います。
最新のシステムはハードだけでなく、ソフトとの関連性が重要であり、
統合システムとして機能が発揮できないと戦略的に成功したとは言えません。
特集以外では大井昌靖氏が書かれた
「日本海軍初の遠洋練習航海とそれを支えた砲術家 練習艦「筑波」と福村周義」についてです。
この記事を読んで感じたことは福村周義氏のような高度なスキルを持った方が
日本海軍の幹部候補生を教育されたことがそれからの日本海軍を強くされたと思いました。
練習艦「筑波」と福村周義氏については知りませんでした、勉強になました。