douce vie

現代アートを中心に、色々と考えた事とかを日々綴っています。主に関西の展覧会の感想なども書いております。

ピピロッティ リスト:からから その3

2008-02-25 | 美術
いいかげんくどいんですが。

「ダイヤモンドの丘の無垢な林檎の木」
タイトルだけで心わしづかまれるんだけど、この展覧会で一番好きなのはこれだった。
とにかくもう美しい。木にぶら下げられたプラスチックや発泡スチロールの容器に映像が投影される。
ゴミのはずなのに、きらきらと輝いて、儚くてせつない気持ちにさせられる。
この作品は木の下で座って見ることができるのですが、相当長い間座り続けてた。
日常にありふれたものの中にこんな美がひそんでいるのだって気づくだけで、
なんだか満たされた気持ちになる。

「膝ランプ」
椅子に座ると、膝のあたりに木漏れ日のような映像が投影される作品。
自分の身体に映像が映されるのって、なんだかくすぐったいような気持ちになる。
悪くないけど。

「ジーナのモービル」
”世の中に様々あるタブーの中で、皮膚のタブーに関する作品”
とパンフレットにある。
確かに、人の身体は全部、一枚皮でつながっているのに、
普段人目にさらさない、さらしてはいけない箇所がある。
そういう部分の映像。
時々、なんでかなって不思議に思う。林檎のせい?

ちょっと眠いんで、さらに分けます。

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