douce vie

現代アートを中心に、色々と考えた事とかを日々綴っています。主に関西の展覧会の感想なども書いております。

MOTアニュアル2008 解きほぐすとき

2008-04-06 | 美術
MOTアニュアル2008 解きほぐすとき @東京都現代美術館

「解きほぐすとき」をテーマに選ばれた若手作家5人のグループ展。

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目の前にあるものを一度ばらばらに解きほぐしてみると、
その構造や裏側が見えてくることがあります。
ばらばらになった断片の重みや手触りと確かめることは、
その積み重ねとしての全体像を知ることにもつながります。
本展では、解きほぐし、読み解く行為を通じ、自分なりに世界の輪郭を
捉えようと試みる5人の作家を紹介します。
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とパンフレットには謳われているのだけど、これを初めに読んだ時に
何のことかさっぱりわからなかった。
パンフレットには作家一人一人の作品の制作方法とか、
読み解くガイドのようなものが載っている。これを手がかりにするしかない。
しかし、これもとても難しい。
そうとう、理解能力試されてる? と感じた。

結局、「解きほぐす」「読み解く」ことをあまり考えないで
ぼんやりと見たんだけれど、なんとなく浮かびあがるものがある気もした。
手塚愛子なんてもう、ぱっと見で「解きほぐして」いるんだけど、
他の作家も、境界線だったり、輪郭だったり、をオリジナルの選択で
組み立てているような感じ。

よくわからないところも多かったけど、同じ条件が与えられても、
同じ解にはならないのが、アートなんだから、まあいいか。